お散歩記録

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2013.11.18
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不定詞の副詞用法で一番メジャーなのが

I will practice hard to win a gold medal .
「金メダルを取るために、一生懸命練習します」

みたいな「~するために」という目的!

でも、微妙な例も思いつく
I went to America to become an actor .
普通に考えると「私は俳優になるためにアメリカに行った」

文脈を変えて「料理人になろうとしてアメリカに行ったんだけど、
スカウトされて、結局は俳優になったんだよね」
だったら、同じ
I went to America to become an actor .でも
「私はアメリカに行って俳優になった」もありうるんじゃないか。

あり得ました!
「表現のための実践ロイヤル英文法」で、不定詞の副詞用法の「結果」
のところを読むと、
目的と結果 は言わばある面の 表裏 主語の意図 があれば目的として示されるが、

は結果として示される」

そうそう!そうですよね。
受験だとあいまいだと困るということで、
I went to America only to become an actor
みたいに、onlyをつけて、「結局~」というニュアンスを
出すことが多いですが。事情が分かっていれば、そのままでも
結果として読める。

そのつもりでやったか、そのつもりがなかったかで、
目的「~するために」結果「~した結果・・・」
となるわけです。

ここで、aha!
日本語でも、「目的」にも因果関係の「原因」にも「 ために 」を使います。

あなたを喜ばせるの ために 、私はこのセーターを編みました。(目的)

あなたが出て行った ために 、私はいまだに一人でいるのです。(原因)

長文なら間違えませんが、文法問題だと、ときどき機械的に
ために 」を英語にして、あっちゃ~となる人が
いるので、日本語も紛らわしいなあと思っていたのですが。

考えてみれば、目的と因果関係というのは、意志があるかないかの
違いで、過去から未来へ流れる時間の中で起きた二つの
出来事を結びつけるということだから、日本語で同じ言葉を
使っていても不思議ではないのかもしれません。

ただ、日本語では不定詞のようにどちらの意味にとっても
不定詞で表された出来事の方が、後に起こったこと、という
統一性はなくて、↓こんなことになっています。

Aのために Bする」(目的のために)を
時間の流れで、何かをする(起きる)と考えると 
B⇒A(勉強⇒ 海外旅行
「海外旅行のために勉強する」

Aのために Bした」(原因のために)は 
A⇒B( 海外旅行 ⇒文無し)
「海外旅行のために、お金が無くなった。」

同じ「Aのために」でも、目的の時はAは前後関係の で起こること。
原因の時にはAは、前後関係でいうと、 にあたる。

と逆転しているんですね~。

日本人が英語の時制が分かりにくいというのは、
この辺にも関係があるのかも。
英語は時制を考えるときには
必ず向かって左から右へ流れる一本のラインとしての時間を
意識しているようなのですが、日本語ではそれがあまりはっき
意識されてないような気がしてたんです。
日本語の時間の表しかたの特徴って、なんなんだろう。
とりあえず、英語はこんな感じで流れています。
過去→→→→→→現在→→→→→未来








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Last updated  2013.11.18 22:25:35


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