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piled timber
帰りたくない
「北ちゃん、今日はどうするの?」
「予定は無いけど、どっかで飲んでから帰るつもりなんだけど」
「里ちゃんと一緒に居るんだけど、一緒に飲もうよ。店が終わったらここにおいでよ」
「判った、後十分位で終わるからそしたら行くよ」
里ちゃんというのは、弥生の友達の里美というホステスだった。彼女らと飲むのは、決して楽しく無い事は無いのだけれど、店で扱う商品だし、彼女らの御機嫌を損ねてしまうと仕事がやりずらくなるため僕は彼女達ホステスの誘いはよっぽどの理由が無い限り断る事は無かった。
「どうも」そう声をかけて僕は彼女たちと待ち合わせの店に入っていった。
彼女達二人はすぐに見つかったが、二人だけで居た訳じゃ無く客の伊藤と一緒だった。早い話、僕は彼女達の防波堤というか、客にしてみれば気の利かない黒服を演じなければならないようだった。
「北ちゃん、遅かったじゃ無いの」
「最後のお客さんが粘ってたもんですいませんでした」
「北ちゃん明日の競馬は?」客の伊藤が言う。
「伊藤さん御馳走になります。明日の競馬ですか?一応新聞を読んで考えてはいるんですが、伊藤さんの予想ではどうですか?」
「まあそんな話は一杯飲んでからにしよう」
こんな風に、小料理屋での彼女らのお供は始まった。他愛のない話を繰り返し、適当に相づちを打ち、時には下ネタで笑いを振りまいていた。そして小一時間位で帰ろうという事になった。
「弥生ちゃん送ったげるよ」と伊藤が言うと。
「里ちゃんの家が近いから心配しなくても大丈夫!それに最後に降りるのは北ちゃんだからタクシー代も安く済むし」笑顔で弥生に言われると、伊藤は助けを求める顔で僕をちらっ見はしたものの「じゃあ気をつけてね」と言った。
「伊藤さん、僕が車を拾いますから」僕はすかさず車を拾って伊藤を乗せてやった。
「やっと帰った、飲み直そう」と弥生は言ったが里美は「疲れちゃったから帰る」と言い始めた。結局は、里美の帰りたいという主張を聞き入れ僕らは家路につくことにして、タクシーに乗り込んだ。タクシーを降りる順番は弥生が伊藤に言ったように、里美、弥生、僕の順だった。僕の中では、これで今夜も帰って寝れるという気分になっていた。が、里美がタクシーを降りて弥生の住むマンションへと向かおうとするところで予定が変わってしまった。
「北ちゃん、何処に住んでたっけ?」
「野方だけど」
「運転手さん、高円寺じゃなくて野方へ行って下さい」
「お酒が飲み足りないから北ちゃんの部屋で飲もう」
「そんな事言ったって・・」
「私が部屋に行ったら困るの」
「いや、そんな事は無いけど、今日は弥生ちゃんの彼氏は部屋へ来ないの」
「今日は奥さんのいる家に帰っているはず。だから大丈夫」
結局は押し切られる形で、僕は弥生を部屋へ連れて行く事になってしまった。
新井薬師にあった、小汚い小屋のような離れから見かけは小綺麗な壁の薄い部屋へ女の子を招き入れるのは初めての事だった。
「おじゃまします」ドアを開けながら弥生が言った。
「どうぞ」先に部屋へ入った僕が答えた。
「何処に座れば良いの」部屋を見回しながらそう尋ねてきた。
「ベッドの上かな」
「えー、ベッドの上。変な事しないでね」弥生は笑いながら僕を見ていた。
「酒なら何でも良いかな」
「うん、何でも良いよ」部屋に備え付けの冷蔵庫から缶チューハイを取り出し僕と弥生は乾杯をした。彼女の口から、客の悪口、仕事上の愚痴などが溢れ出す度に僕は適当に相づちを打ったり、ウンウン頷いていた。そして空き缶が五六本転がり始めた頃には僕はすっかり眠くなっていた。
「俺そろそろ眠くなって来たんだけど・・」
「じゃあ寝れば」
「寝ればって言ったって、弥生ちゃんはどうするの」
「何もしないんだったら泊まって行こうかな」
「んな事言ってないで、家に帰りなよ」
「いや、帰りたくない。泊めて」
「泊めてって言ったってなー」
「女の子が泊めてって言ってるのよ」
可愛い女の子にここまで言われたら泊めない訳にはいかなかった。弥生の彼氏は知らない訳では無かったが、友達でも無いただの客の一人だった。康夫には何の義理も無い、遠慮は要らないと考え、僕は弥生を泊める事にした。
「パジャマ無いけどパジャマ替わりに俺のワイシャツでも着る?」
「ありがとう。だけど着替えているとき見ちゃ駄目だからね」
僕が手渡したワイシャツを受け取ると弥生は着替えを始めた。
「あっちを見ててよ」
僕はベッドに座ったまま彼女の見えない方を向いていた。
「もう良いよ」
弥生は下着の上にワイシャツだけをつけた姿で立っていた。
「あんまり恥ずかしいからこっちを見ないで」
弥生は照れたような表情で僕を押しのけると、ベッドの中へと潜り込んでいった。
「じゃあ俺も着替えるわ」
僕はパンツにティシャツという格好になり、彼女がすでに潜り込んでいるベッドへと入っていった。
「触らないでよ」
「触るつもりは無いけど、シングルベッドじゃぶつかっちゃうのはしょうが無いだろ」
「変な事するつもり何でしょ」
「そんな事無いよ。寝るから電気を消すよ」
僕はベッドから立ち上がりベッドの上のスイッチを切った。部屋の照明が消え部屋は真っ暗な闇に包まれた。狭いベッドの上で僕と弥生は背中を向けあって寝始めたのだが、狭い布団の上で背を向け合うと背中の間の隙間から風が入って寝ずらかった。
「弥生ちゃんもう寝た」
「まだだけど」
「背中向けると背中がスウスウして寝ずらいからそっちを向いて良いかな」
「変な事しないでね」
「判ってるって」
僕は彼女の背中に張り付くように寄り添って眠り始めた。
しかし、そんな眠りは永くは続かなかった。彼女の首筋というか、体臭が僕をだんだんその気にさせて、眠ろうとした目が逆に冴えさせてきたのだ。僕はこの悩ましい香りをもっと深く吸おうと彼女の首筋に口を這わせていた。
「何するの、くすぐったいじゃない」
「そんなこと言ったって・・」
「んもー、大人しく寝るって言ったじゃない」
そう言いながらも彼女は僕を振り解くそぶりをしなかった。僕は布団をはぎ取り彼女の背に唇を這わせていった。
「寒いでしょ」
「良いの」
最初は、ワイシャツ越しに口を這わせていたのだが、脱がせるのも面倒とばかりに僕は彼女が着ていたワイシャツヲビリビリに引き裂いて、彼女の香りを嗅ぐように彼女の背中に口を這わせていた。
僕の記憶に残っているのは、ここまでの記憶しか残っていないし、この後彼女にのしかかった記憶は残ってはいない。何故セックスに至らなかったかの記憶は残って無いけど、ちょっぴり不機嫌になった弥生がさっさと着替えて自分の部屋に帰っていった事は覚えている。
彼女はどちらかというと小柄で出るところは出ていた娘だったから、普段から好意を持って面倒は見ていたんだけど、いざとなったら出来なかった。もちろん立たなかった訳じゃ無い。
この後も、彼女とは何事も無かったように一緒に酒を飲んだり、時には僕の部屋へやって来る事は何度かあった。しかし「帰りたくない、泊めて」なんて言う事は二度と無かった。相手が変われば、ケダモノの様にセックスしてしまう僕なんだけど、時にはこういった場合もある。
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