ほんやく☆こんにゃく

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ちゃしー

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December 3, 2010
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カテゴリ: 日々つれづれ
一昨日、ちょっと用があって2件のレンタルビデオ屋さんを
はしごしました。

レンタルビデオ屋さんはビデオを借りて返すところ。
ただそれだけの認識でしたが、そこで思わぬ気づきを
得ることができました。


まず1件目。
数年ぶりに入るお店で、店員さんとも初対面(たぶん)。
ちょっとどきどきしながら入店し、借りたいビデオを
探したものの見つからず、店員さんに質問。

手続きを終えて無事入手。
とくに何と言うこともない、ごくふつうのビデオ屋さんでした。

そして2件目。
こちらは初めてのお店。
1件目のときより緊張しながら入店し、こちらでは借りたい
ビデオを自分で見つけ、それを持ってレジへ移動。
初めて借りるので会員証を作ったのですが、驚いたのは
そのときでした。
店員さんが、きちんとわたしの目を見て話をしてくれるのです。
入会手続きや会計をしながら少しお話をしたのですが、それは変わらず。
わたしのことを考えて対応してくれていることが

そしてたった数分間の会話が終わった頃には、
「ビデオを借りるときは、絶対にまたここに来よう」
と思っていました。


わたしが驚いた「お客様のことを考えた対応」。
でも、これって、接客業なら当たり前のことですよね。

「お客様を大切にする」なんて当たり前。

でも、事実は違いました。
お客様を大切にするビデオ店に出会ったのは、
これまでの人生でその日が初めてだったのですから。


これは、視点を変えれば2件目のビデオ店が
「接客業」という意識を持つことによって
差別化に成功しているということです。

他店が「接客」を忘れ「ビデオを貸す」という作業だけを
仕事だと認識してしまったからこそ、2件目のビデオ店は
当たり前の「接客」をするだけで差別化に成功することができたのです。

それも、たった数分間で顧客を獲得できるほどの差別化。
これはすごいことだと思います。


この出来事を自分の身に置き換えて考えたとき、
ふと、これは翻訳にも当てはまることなのではないかと思いました。

翻訳という仕事では、翻訳会社やクライアントと
コミュニケーションをとり、十分な調べものをして初めて、
お客様にご満足していただける訳文を納めることができる。

でも、実際にはコミュニケーション不足でも、多少調べものが
甘くても、納品できるし次の仕事も来る。
その状況に甘んじている翻訳者も多い。

そういう状況は残念だけど、だからこそ、コミュニケーションと
調べものという当たり前の作業を丁寧にこなすことによって、
ほかの翻訳者との差別化を図ることができるはず。


翻訳の仕事をするなら「調べもの」と「コミュニケーション」、
どちらも当たり前。どちらも大切。

ただ単にそう思ってきましたが、ビデオ店の出来事で
「当たり前が当たり前でないこともある」
だからこそ
「当たり前のことが差別化につながることもある」
ということに気づくことができました。


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Last updated  December 4, 2010 11:00:03 PM
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