ガルーダの視線～takecyan10のブログ

今朝のニュースでは

未明に神奈川県相模原市の障害福祉施設で

前代未聞の殺傷事件が発生し

数十人（４０人以上）が襲われ十数人（１５人？）が死亡したと伝えています

元職員による犯行で

首にされたことに対する恨みが犯行原因だとか・・・

それにしてもこれほどの人数の人を殺傷するとは

正気の沙汰ではありません

まったく

世の中何が起きるかわかりませんね

亡くなった方々には心よりご冥福を祈ります




さて

人間の生死と営みに関係する仏の三法印です

私は何年か前に２度ほど

お世話になっているお寺の住職に

「インドに行ったら世界観変わるよ」と言われて

インドに一緒に旅をしました



一回目は釈尊四大聖地

生誕地のネパールのルンビニ

降魔成道のブッダガヤ

初転法輪の地サルナートとベナレス

大涅槃のクシナガラ



旅のほとんどが車での四～五時間の移動

その道すがら様々な光景が目に飛び込んできました



ルンビーニに向かう途中では

道端で亡くなった身内の遺体を荼毘にしているところに出くわせました

なんと

住職がこれもなんかのご縁だからお経をあげたいと

無理やり車を止めて

ガイドに許可をとってもらって

木組みに組まれ燃え盛る炎の前で読経

私も一緒にお経を上げました

思わぬことにも

みなさん喜んでくれました



観光地では子どもたちや物乞いが手を出して来ます

気にかけるといつの間にか何十人も寄って来て

人だかりになります

その日の暮らしさえままならないのです

今を必死に生きています

母親の中には子供が少しでも恵んでもらえるようにと

腕を切り落としてまで

物乞いの有利を得ようとする人もいるようです



そして

かつては大都市であっただろう霊鷲山（釈迦説法の場所）付近は

見る影もなく

大自然のジャングルに覆われています

ただ石積みの遺跡だけがぽつんと野ざらしで残っているだけです



まさにこのインドの地において

身を持って三法印を経験しました

日々の移り変わりである 諸行無常

かつての大都市をも飲み込み

大自然の空間が支配する 諸法無我

クシナガラで涙した 涅槃寂静



さすがにインドという国は

太古の５，０００年を超える歴史を持った国

宗教的な思想の根源を今でも連綿と残しています

歴史の思想的な部分を葬り去ろうとしている愚かな隣国とは違いますね



あれから私は住職が言うように世界観が大きく変わりました

一つの悟りを得たような気がしました



まさに

この世は諸行無常です

都知事選の話になりますが

「七海ひろこ」都知事候補他

泡沫候補などとマスコミは取り上げませんが

ここに大きな落とし穴があることを知らねばならないでしょう



マスコミのおごり極まれりです

情報はマスメディアだけではありません

宗教もSNSも立派な情報機関です

【三法印の教え】





三法印(さんぽういん)とは

「諸行無常」

「諸法無我」

「涅槃寂静」

という三つの教えであり

これが仏教の教えの旗印であると言われています





この三つの教えを突き詰めていくと

結局

禅定のところに向かっていきます





「諸行無常」とは

「この世のものは

すべて

変転し

うつろいゆくものである

何一つ

同じ状態のままでいられるものはない





ちょうど

川の流れように

何一つ

とどまっていることはできません







「諸法無我」です


この場合の

「諸法」とは

「存在」というぐらいの意味です





つまり

「諸法無我」とは

「この世に存在する

ありとしあらゆるものは

実は

恒常(こうじょう)なるものではない


永遠不滅のものではない


何一つ

この世において不滅のものはない


すべてのものは

その存在自体のなかに

『滅び』

を内包している


すべてのものは

やがて滅びていくのだ」

という教えです





諸法無常

諸法無我を心得たならば

次は

煩悩の炎を吹き消し

心を「寂(じゃく)」

の状態に置きます





そうした静寂な状態に心を置くと

そこに

実相世界の自分とまったく同じあり方を

見いだすことができます


















ＨＳ



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◆三法印は、心を静める実践的な教えです。
諸行無常ーすべてのものは、うつろいゆく
諸法無我ーすべてのもの、やがて消え去る
涅槃寂静ー我執を去った静寂なる境地