肩越しの恋人 唯川恵


 もえこはわがままに生きてきた美女。
 それを支えた唯一の女友達も絵が対照的に描かれていく。
 今を生きる人、将来を生きる人、何に重点を置いて生きるかによって思想、行動が決まっていく。
 多くの人間が居る中でこんな生き方もよいのではないの?
 と、思わされる。
 崇という青年が出てくる。
 15歳、エリート街道を走りたくなくて家出をしたさきに二人が住んでいるマンションが待っていた。
 大人になった二人と子どもである崇。
 三人の考えは多くの人のとの出会いによってどんどん変化していく。
 その変化に楽しみを持たせ、展開していくストーリー。面白かった。


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