元バックパッカーOLの日記

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2015年02月07日
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カテゴリ: 映画・テレビ
「そして父になる」感想(テレビ放送)



【あらすじ】
大手建設会社に勤め、都心の高級マンションで妻と息子と暮らす野々宮良多(福山雅治)。
ある日、産院からの電話で、6歳になる息子が取り違えられた他人の子だと判明する。
妻のみどり(尾野真千子)は気づかなかった自分を責め、一方良多は、優しすぎる息子に抱いていた不満の意味を知る。
良多は、相手方の家族と戸惑いながらも交流を始めるが、群馬で小さな電気店を営む斉木夫婦の粗野な言動が気に入らない。
過去取り違え事件では100%血のつながりをとるというが、息子に一心な愛情を注いできたみどりと、温かでにぎやかな家族を築いてきた斉木夫婦は、育てた子を手放すことに苦しむ。
早い方がいいという良多の意見で、ついに“交換”が決まるが、そこから、良多の本当の“父”としての葛藤が始まる...

【感想】

冷血といってもわりとこのような人って多いのではないでしょうか?
実は福山さんの役の言葉やしぐさが、以前私がおつきあいしていた人にそっくりで(顔ではない)、こういう事あるある!と思いながら見ていました。
あるある!と思ったシーンをいくつか紹介。

《1》夕飯を食べずに帰宅した良多。いつも帰宅が遅いので、妻は夕飯の用意をしていなかった。
妻「メールくれれば用意したのに」
夫「何かある?」
妻「おうどんならすぐ作れるわよ」
夫「茹ですぎるなよ」
妻「もう失敗はしませんよ」

奥さんが優しさからうどんを作ってくれるというのに、茹ですぎるなってダメ出し。何この上から目線!

《2》産院から赤ちゃん取り違えの事実を告げられた事を妻が夫に報告した時。

妻「だって、あなたは仕事で家にいないし、実家の近くで産みたかったのよ。私もあそこで産まれたし」

「だから言ったんだ!」って男の人の常套句じゃないですか?
何かがあった時、責任を妻になすりつけるような態度。
夫よりも妻の方が子供と接してきた時間は長くて、夫以上にショックを受けて落ち込んでいるはずなのに、いたわるどころか傷に塩を塗るような言葉。
こういう言葉の積み重ねから、夫婦の亀裂がだんだん大きくなって、最終的に修復できないところまでいっちゃうんじゃないかなあ。


夫「今のこのプロジェクトが終われば少し時間とれるから、そしたら(家の事とか育児に)付き合うよ」
妻「あなたこの○年間そう言ってるわよ」

あー、男の人ってなんでできない約束するんだろう?
「この仕事が終わったら」「来月になったら」○○するから、と言って、今の仕事が終わればまた次の仕事が始まるから、永遠に約束は果たせないのだ。
時間がとれても職場の人や男友達と飲みに行っちゃったりして、彼女や奥さんは後回し。
彼女や奥さんは後回しにしても大丈夫だろう、と甘えがあるんでしょうが、あまりにも放っておかれるとねえ。

また、福山さんが演じた良多のような人って自分に自信がある半面、打たれ弱いというか、今回のように何かあると奥さんになすりつけるんですよね。
妻役の尾野真千子さんが「あなた、あの子が自分の子じゃないって言った時なんて言ったか覚えてる?“そういうことか”って言ったのよ!あなたはできの悪いあのコをバカにしてたのよ。あのコはあなたじゃなくて私に似たの!」って泣きじゃくってキレる場面があった。
たまりにたまってた物が爆発したんですね。このシーン、とても感情移入してしまいました。

そんな訳で、家族のつながりを考える映画なはずが、自信家のオレ様彼氏・夫を持った女性の気持ちに共感!な感想になってしまいました。
私はオレ様彼氏とは2年でお別れしましたが、今思うと別れてよかったな~と思います(笑)














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最終更新日  2015年02月14日 18時18分15秒
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