はっぴぃ★ぶ~け

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『OZ』観劇報告

Studio Life『OZ』観劇報告

2005年3月13日 アートスフィアにて

主な配役
1019:笠原浩夫 フィリシア:船見和利 武藤祥:岩崎大 ネイト:丸山智己 リオン:曽世海児 1024:姜暢雄 ヴィアンカ:新納慎也 他(GEOチーム)
*ストーリー*
最先端の科学・技術の権威を集めた『OZ』。第3次世界大戦を経験した人類にとってはもはや おとぎばなしと言われている科学の都。叔父に呼ばれ会いに行く途中だったフィリシアは、幼い頃いなくなった兄 リオンの使いだと言うヒューマノイド、1019(テン・ナインティーン)に出会う。リオンは今『OZ』におり、フィリシアを待っていると言う。 フィリシアのボディガードだったムトウ軍曹は、巻き込まれる形で『OZ』を目指すことになるのだった。

*感想*
詳しい内容は原作をお読みください(汗)何しろ色々な面で深いので、文章にするのが難しいのです。
見所は、いくつかあると思うんですが、まずは1019と言うヒューマノイドの成長(?)していく過程でしょうか。 技術の進歩で、『限りなく人間に近いこと』を目指してリオンに作られるヒューマノイド、その原型が1019なのですが、 フィリシアの前に現れたときはまだ、まっさらな赤ちゃん状態なんですね。それが色々(ほんとに色々・苦笑)なことを 学んだり(データを集める、と彼らは言います)して、色々な感情を覚え、その感情さえもプログラムなのかと苦しみ、時には 暴走したりして・・・この書き方だと「コメディなの?」って感じですが、超シリアスです。自己防衛プログラムが最優先 されるはずのマシンである彼が、最後にはムトウを助けるために自分を犠牲にした(のだと思いますが、はっきりそういう場面があるわけじゃないところがまた)あたりが、なんとも言えません。
それと、もうひとつはやっぱ、フィリシアとムトウの『愛』でしょう。世間知らずのお嬢様なフィリシアと、傭兵のムトウ。最初こそケンカしたりしてますが、 幾多の困難を乗り越えて、お互いが一番大切な人だと気づく・・・。この辺が、少女漫画的でオトメゴコロをくすぐります。
それらに、フィリシアの姉ヴィアンカとか、ムトウの部下ネイトとかが絡み、リオンが暴走するきっかけとなった、母親への思慕なんかが混じって、 なかなか濃厚な感じです。
で、何せスタジオ・ライフ初観劇なもので、誰がどうと言うのは良く分からないんですが、やっぱりフィリシアの第一声を聞いたときはちょっとびっくりしました(苦笑) だって、やっぱり男性の声なんだもん。聞きなれてくると大したこと無いですし、スカートはいていれば女性に見えてきます。
スタジオ・ライフは割りと少女漫画のほかにも面白いところに題材をとったりしますので、作品次第ではまた観てみたいかなと思います。
ところで余談なんですが、ライフの場合もキスシーンは「寸止め」なんでしょうか・・・?



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