はっぴぃ★ぶ~け

はっぴぃ★ぶ~け

『マジシャンの憂鬱』大空祐飛さんお茶会

『MAHOROBA/マジシャンの憂鬱』大空祐飛さんお茶会

10月21日
ホテルニューオータニ 鶴の間にて


テーブルには、『HIGH』『LOW』のカードとアンケート。両方ともゲームに使われます。祐飛さんがいらっしゃる前に、テーブル内アンケートを先に実施。これは、テーブルによって(列によって、かも)内容が異なります。 ぴよりーぬのテーブルのお題は「祐飛さんに一番似合うと思う衣装(その理由)」。黒燕尾・軍服・王子様とか(←これ、ぴよりーぬはどんなのか想像ができませんでした)、あとスーツとトレンチコートだったかな? 自分がこれと思う項目の欄に赤丸シールを貼って投票します。全員済むと、祐飛さんには見えないように、伏せておいておきます。

祐飛さんご到着。臙脂のレザーのジャケットに、黒のパンツ(ポケットとかベルトとかついたカジュアル系)を、茶系のブーツにイン。白いシャツの襟元に、ブローチかな、飾りが見えました。 会場をぐるっと歩いて前方のメインテーブルへ。ご挨拶と乾杯が始まります。
「会場が広くて、この(メインテーブル)場所がどこにあるのか一瞬分からなくて迷子になりそうだったんですけど(笑)、今日はお越しくださってありがとうございます。 段々と寒くなってきましたが、劇場は暑く、クーラーも入らなくなって暑く・・・いや、それだけじゃないですよ(苦笑)、内容も、熱く公演を行っています。 私は、お茶会をすると次の日はすごく元気になっているといわれていますので、恐らくエネルギーを吸収してるんだと思うんですね(笑)。なので、今日も沢山エネルギーを頂いて、皆様も負けないように盛り上がりましょう。乾杯!」
まず、舞台のお話から伺います。
◆今回、前半がショーで後半がお芝居と言うことで、体力配分とか気をつけていらっしゃることはありますか?
「私も今回そういうパターンが初めてで、11時公演のときとかどうなるのかな~と思ってたんですけど、結構いいです。ショーのはじめ、奈落でスタンバイしていて、その日の動き始めがいきなりアチュチュードターンで、 一番筋肉が切れそうなんですけど、ウォーミングアップを、開演の1時間半前くらいに1回やって、衣装を着てからもう一度動いてみたりして、でショーで動いて身体も温まって、脱力感と言うか、 いい感じにリラックス感があって、お芝居にはリラックスが大事ですから、テンションも上がってていい感じでお芝居が出来て、皆も結構気に入ってます。
◆『MAHOROBA』のお話から伺っていきます。今回は古事記の神話に基づいたショーですが、それについてはいかがでしょうか?
「そうですねぇ、普段神話って言うと、ギリシア神話とか、そっちの方が良く知っていたりして、日本の神話ってあんまり知らないような感じがするんですが、 まずはイザナギとイザナミがいて、いろんな神様を生み出して、最後に天皇の祖先を生み出すわけなんですけど、その間にも火の神とか、例えばこの(とテーブルの上のコップを示す) コップの水をこぼしたらそこから神様が生まれるとか、本当に、ありとあらゆるものに魂が宿っているんだな~と、スピリチュアルシンフォニーと言うだけあって、はい、 イキナリスピリチュアルな話になりましたけど(笑)」
◆その中で、サダルさんの髪型が素敵だと大評判なのですが
「本当?(笑)」
◆本当です、大絶賛です。その髪形について、何か参考にされたことなどはありますか?
「そうですねぇ・・・どんな髪型にしようかなと思ってたんですけど、その髪型に、絶対みずらをつけなきゃいけないってことを考えたときに、こうしようかなと、 こう(と手を顔の前くらいで右から左に動かす)左側に靡いてる感じになってると思うんですけど、あれは、勢いと言うか、靡いている感じ、寝癖ではなく、ね、 後半、風の神様とかも出てくるし、吹かれて靡く感じで」
◆途中、舞台からはけていかれたかと思ったら瞬間移動のように花道からセリあがっていらっしゃって、時間を計ってみたんですが
「(笑)計ったんかい。私でも計ってないのに(笑)」
◆計ってみたら30秒だったんですね。あの瞬間移動のようなスピードは、どのような工夫があるのでしょうか?
「あ~、あれはね~、走って袖に引っ込むじゃないですか、そのままの勢いで楽屋を、東京の楽屋はうねうねしてるのでね、そこを走り抜けて セリに乗り込んでます。きりやん(霧矢大夢さん)と、何で私たちこんなに走ってるんだろうねって言いながら。・・・でもね、そのセリも、上がりきってからじゃないと照明が当たらなくて、普通セリって上がってき始めるくらいから ライトが当たるんですけど、今回は前の場面との兼ね合いとかで、早くからライトは当てられないんですよ。で、大劇場のとき、きりやんとこう、こそこそと、ああ、こういう密談が多いんです、私たちには。きりやんとね、ここはセリ上がりの 必要があるのかって(場内爆笑)・・・あ、内緒ね、みんなすぐ言うでしょ、言っちゃダメだよ?(すみません、書いちゃいました・笑)実は花道から出て行って立ってポーズしてても分からないんじゃないかって話をしていて、(場内爆笑) 東京公演のお稽古のときに謝(珠栄)先生に言ってみたら、やっぱり先生も気になってたみたいで、東京は大劇場よりこう、通路がうねうねしてるから、もしかしたら間に合わないかもしれない、って話になって、舞台稽古で間に合わなかったら 花道にしようってことになったんですね。そこできりやんと、舞台稽古のときにね、そんなにものすごく急がないことにしようって、あ、内緒だよ?(すみません・笑)でいつもよりちょっと余裕目に走っていたら、セリのところには幕があって、 その中に進行さんがいらっしゃるんですけど、「急いでください!」って見つかっちゃって(場内爆笑)、間に合っちゃったんですね。反対側ではきりやんにも同じことが起こっていて、結局間に合ってしまったんですよ。 でも舞台稽古のときはちょっとゆっくりでも間に合ったのに、今はすっごく急いでもギリギリなんですよね」
◆美しいと噂の女装なんですが、いかがでしょうか?
「女装・・・そうね、女装。いや、別に・・・」
◆3人の中では自分が一番綺麗、とかは思ってらっしゃいます?
「それは、語弊があると思うんですけど(笑)、まあ、それぞれがそれぞれの魅力で相手を陥れられたらいいんじゃないかなと。・・・でも、衣装がピンクだったから まだ良かったかなって(苦笑)」←ブルーとかだと女装に見えないってことなんでしょうか?
◆では、お芝居の方にお話を移します。シャンドールさんの家に居候の5人組で、タキさん(出雲綾さん)やエリさん(嘉月絵理さん)など、上級生の方とお芝居をしていることが多いと思うのですが、 何か得るものや感じたことはありますか?
「それは、やっぱり自分が上級生になってくると、必然的に下級生との絡みが増えるじゃないですか、下級生の方が多いので。で、タキさんとかエリさんとも話したんですけど、5人芝居って難しいんですよね。 誰かが何か言ってても、誰かしらは何か動いてたりして。それも、例えば3人組、とか同世代で5人、とかとは違って、同世代で3人組とかなら以前私もね、マーキュリーズとかやってますけど、 あれだけ学年がバラバラで5人芝居は難しいなって。それから、上級生と一緒にお芝居が出来る機会って言うのが減ってきたので、特にエリさんは今回で卒業されると言うこともありますし、多分色んなことを吸収できてるんだと思います。自分が下級生の頃から、お芝居が上手な上級生と尊敬してきた方でもありますし・・・」
◆ジグモンドさんは、あの後どのような人生を送ったと思われますか?
「(ちょっと間)・・・あれは、あの後5人も一緒に旅に出るんです(場内で笑)。いや、笑い事じゃないですよ、ほんとに。台本には、実はその後がちょっと書いてあって、上演時間の都合でカットになっちゃったんですけど、 ほんとはシャンドールが、自分にはあんな5人がついているからマネージャーがいつかない、大変だと思いますけど、着いてきてくれますか、みたいな台詞をヴェロニカに言うんですよ。でもカットされちゃって、 なんかあの場面が別れの場面みたいに見えちゃっているのかもしれないんですが、ほんとはそうじゃなくて、目を見合わせたりして、今回も巧く言ったな、俺たちのおかげだぜ、みたいな目配せなんですよね。 なので、どうせロクな発明はしてないと思うんですけど(場内笑)、シャンドールたちと一緒に旅に出るんです。」

ここで握手会の前半戦。握手の時間はほんとに一瞬なんですけど、王子様スマイルに感激しました。

◆今度は公演以外のお仕事や、オフのことなど伺えたらと思います。まず、カレンダー、パーソナルカレンダーやスターカレンダーなど色々発売になりますが、撮影の際に気をつけていらっしゃることはありますか?
「そうですねぇ、パーソナルカレンダーは結構、カジュアルな感じもあったりするんですが、スターカレンダーはフォーマルな感じとか、そういう意識はあります。卓上はまたちょっと、崩したというか、 プチフォーマルみたいな。スターカレンダーは一番フォーマルに、で、全身が写りますので、細かいところと言うよりは、全体を見て綺麗に写るかなとか、そういう意識はしますね」
◆去年のTCAスペシャルの時に、『チェッカーズ』を結成されたという話を伺ったのですが、今回もまた再結成と言う感じでしょうか?
「(笑)みなさん、ほんとに良く見てらっしゃるんですね、お稽古風景(笑)。そう、あれはね、私は普段からチェックの服を着ることが多いんですが、二人チェックで一人は違うとか、一人しかチェックじゃないとか、そういうときとかは『伝言回らなかった?』とか(場内笑) 今日は合わなかったねとか言ってたんですけど、トウコさん(安蘭けいさん)ときりやんと、たまたま皆でチェックで、振り付けの関係で3人が横並びになったときに、なんか3人チェックだ、 可愛い、私たち!って、チェッカーズだって。今回は、じゃあCSの撮影が入る日にしようよって話になって、担当の方に聞きに行ったんですね、粗通しの日ですか、本通しの日ですかって。 そしたら、粗通しの日ですと言うことで、きりやんと二人でトウコさんの所に「粗通しです」と報告に行きまして。で、どなただったかな、銀橋を渡る振り付け・・・オサさん(春野寿美礼さん)かな、オサさんが歌っていらっしゃるのを、 カメラがすっごく追ってたんですね。で、オサさんがこう、銀橋を渡り終えた辺りに丁度私たち3人がいて、こう、さりげなく話をしている風を装いながら(チェックな感じ)をアピールしてみたりして、・・・私まだその映像見てないんですけど、 写ってました?・・・あ、写ってないんだ、ちょっとやりすぎちゃったかもしれませんね(笑)」
◆このあと祐飛さんは、バウホール・青年館と公演が決まっていますが
「そうですね、(植田)景子先生で、アメリカで、って、『THE LAST PARTY』みたいな感じになるのかなと思われる方もいらっしゃると思うのですが、 ちょっとお話をさせていただいた感じだと、スコットとは正反対の、凄く骨太の男性のようです。勿論、ぼろぼろになって、色んなぼろぼろになることがあって、でも一生懸命で、みたいな。 まだ台本は出来上がってないんですが、メンバーとかもね、楽しみです。それでね、景子先生のこだわりって言うか、まだ台本を書き始める前に、 『3人目のSだから』って言われたんですよ。何?と思ったら、『スティーブ・スコット・ステファーノ』。・・・景子先生の作品で私が演じた役の名前なんですけど、あ~なるほどって。ほんとに こだわりの先生なので、はい」
◆ファンの方からのご質問で、いくつか頂いているのですが、歌劇などでも載っていた『キリー隊長』のウォーミングアップは東京でもされているのでしょうか、と
「(笑)キリーズ・ブートキャンプですか?あれはですねぇ、東京に来てからはちょっと、これはきりやんと私の言い訳なんですけど、キャンプインする場所がね、東京はないんですよ。 大劇場だと、舞台と楽屋が同じ階で、その通路とかが少し広くて出来るんですけど、東京は基本的に、ウォーミングアップを奈落でするんですよ。でも奈落って、 開演前になると保守点検と言って、『はい、セリアップしま~す』とか指示が飛び交うので、そこでワン!ツー!とかね、大声を出さないで下さいって言われてまして、出来てないですね。 でもある下級生の子が、キャンプインしたいんですけど、って言ってきて、きりやんと私のあいだでは、この間の1回公演の日にやろうかって話になってたんですけど、・・・私もきりやんも忘れてますね、完全に(苦笑)。 そんなこんなで、時間と場所とがナイのが現状で出来ないでおりますが、そのうち機会があったらやりたいと。ビリーバンドは持ってきてます」
◆それから、以前ハウルさん(祐飛さんの愛猫)の記事が新聞に掲載されたことがありましたが、その後いかがでしょう、ハウルさんはお元気でいらっしゃいますか?(猫に対する敬語に笑)
「(笑)元気です」
◆やはり猫を飼っていらっしゃるファンの方からご質問がきております。どうしたらいい子になりますか、育て方の秘訣などありますか?とのことですが。
「え~・・・特に・・・いえ、何もしなくてもいい子なんですよ、サッシーナなんですよ。ああ、サッシーナ、宝塚用語ですね、察することが出来るって意味なんですが、 例えば私が家で仕事モードで台本を読んだりしているときは邪魔しないで大人しくしてますし、そうじゃなくて雑誌を読んだりしているときはちょっかいを出してきたりします。多分、 私が台本を読んでるか雑誌を読んでるか、雰囲気とかで分かるんでしょうね。粗相もしないし、いい子です。あ、でも電話は嫌いみたいです。電話してると周りでわざわざ大きな音を立てたり 騒いだりしますから。猫は飼い主に似るといいますので(笑)、参考にしていただいたらいかがでしょう?(笑)」

ここで一個目のゲームがあります。テーブル上の『HIGH』と『LOW』のカード。祐飛さんのメインテーブルの横には、巨大なトランプ。今回は『ジグナンバー』を設定し、祐飛さんが引くトランプの数が、 ジグナンバーより『HIGH』か『LOW』を当てる、テーブル対抗のゲームです。ぴよりーぬのテーブルは、2回目くらいで敢え無く敗退となりましたが、最後まで残った4テーブルが、祐飛さんとテーブルショットを撮っていただけることになりました。

その後、握手会の後半と、テーブルショットやファンクラブポイント達成のツーショット写真撮影があり、祐飛さんがメインテーブルに戻ってこられます。そのまま抽選会へ。当選された皆様、おめでとうござました。

それから、お客様から祐飛さんへのプレゼント。既に使っていただいていたらしい(笑)ゴヤールの限定のバッグ(シルバー)。すごく欲しくてリクエストしましたとのこと。司会の方のお願いで、少し バッグの中の物を見せてくださいました。次から次へと取り出しながら、それぞれに注釈を付けてくださる祐飛さん。お気に入りのメガネを出して、このメーカーでしかつけていないと言う、鼈甲に模様が入っている蔓(つる)の部分の話をしかけ、 「私の自慢になってきたので、この辺にしましょう」としまわれました。

さらに、もう一個のゲーム。『宝塚GRAPH』の新企画、スターのここが好き!みたいなアンケートにちなんで、テーブルごとに書いたアンケートの結果を、祐飛さんに 当てていただこうというもの。全部のテーブルを回ることは不可能なので、祐飛さんのくじ引きでコースが決まります。祐飛さんに似合う衣装・出て欲しいCMとか、理由に面白いコメントがあると 読んでくださいます。『もう一度見てみたいあの役』というお題で、ご自分の予測したプガチョフが0票だったのに大苦笑。
「もう見たくないんだ、プガチョフ~(苦笑)一番はオスカルだって」
え~、と言う声(いや、え~じゃなくてへ~だと思うんですけどね)にまた
「え~って!もう見たくないのね、オスカル!」
また、『好きだった台詞』だったかな?有名なオスカルの台詞「見えていないのか、何故着いてきた?!」が候補に挙がっているのに突っ込み。
「私言ってないよ、この台詞。どうするの、これ?あ、今『あっ!』て顔した人が結構いる。これ、一番なんじゃないの?」
そう、祐飛さんが特別出演された星組の『フェルゼンとマリーアントワネット編』では、オスカルはこの台詞を言わないんですね。勿論ぴよりーぬは覚えておりましたよ。結果は、この台詞と、スコットの 台詞が同列1位。軽く憤慨した祐飛さん(笑)
「誰、これに投票した人?お前が見えていないのかって感じだよ」
しかし、「君は本当に可愛いね」というのが誰の台詞だったか一瞬思い出せずに素で考えていた祐飛さんは可愛らしかったです(ちなみに『パリの空よりも高く』のジョルジュ君の台詞です)。 他にも沢山、爆笑なお答えがあったんですが、覚えていなくてごめんなさいなのでした(汗)。
このゲームで、会場中を歩き回ってくださった祐飛さんに、もうひとつプレゼント。イギリスのインポートモノのバッグです。革の部分に迷彩柄が着いていたりして、祐飛さんもお喜びのようでした。

この辺りでお茶会もお開きです。祐飛さんのご挨拶がありました。詳しく言葉では覚えていなくてごめんなさいなのですが、 この場に集まった皆さんとの出会いは奇跡だとも思うし、大切なことだと思う、久々の主演公演も控えているし、これからも頑張りますので ついてきてくださいね、みたいな内容だったと思います(嘘だったらゴメンナサイ)。そして会場をぐるっと(でも結構出口に向かってまっしぐらっぽく・笑)回って ドアのところで会場中に投げキッスを下さってから退場されました。

今回、公演は恐らく観ないままのお茶会でしたが、いつもながら趣向を凝らしたゲームや祐飛さんのサービス精神に、時間を忘れるほど楽しませていただきました。



© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: