たま♪の人生イロイロ男も・・・！？日記

Calendar

南の島の思い出

(18)

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

excel 2010 新機能　マクロは便利です！@ excel 2010 新機能　は便利です！ Excel２０１０の新機能により　　クラウド…

ヒロシ@ Re:競馬はギャンブルではない！？競馬は男選びだよ君を幸せにする男が君の…

Ｇ３（じーさん） @ Re:深川ジャズ☆フェスティバル(09/06) 今頃は連日の音楽三昧の余韻に酔いしれて…

Ｇ３（じーさん） @ Re:ブラジリアン☆フェス(09/05) 賑やかな音楽と美味しそうなにおいが伝わ…

まる　@＾_＾@）／ @ あっという間だねぇ一週間がすぐに過ぎちゃった^^; またまた…

< 新しい記事

新着記事一覧(全1486件)

過去の記事 >

2004.05.20

なんだか　すごい　天気でしたね。
朝から空は真っクラ・・・・

こんな日は八重山諸島の日々を思い出します。
なんたって『台風銀座』と呼ばれているのですから。

最近は地球温暖化の所為なのか、直撃はあまりしなくなったようですが、
それでも本土から行ったワタシにとって、ビックリするくらい毎週台風に遭遇しました。
ウチナーンチュ　曰く、”今日は風が強いサァ～”　なんですけど。

今日はそんな台風にまつわるお話を書こうと思います。

デイゴの花が咲く～♪

デイゴは『島唄』で有名な、今が盛りの木に咲く、真っ赤な花ですが、
地元ではこの花が重要な意味を持ちます。

何故なら・・・

【デイゴの花が沢山咲く年は台風が多い】

そう言い伝えられているから。

本州では、台風直撃！！と言うと、
強風や横殴りの大雨が数時間吹き荒れ、
それが終わるとすぐ≪台風一過≫でいいお天気になりますよね。

ところが台風がそもそも発生する赤道近くでは、
台風は上空に何日間も滞在するのですよ。
そこでゆっくりゆっくり暖かい空気を集め、
大きく大きく発達し、パワーを蓄え、一気に北上するのです。

だから２泊３日で旅行を考えていると、
到着から出発まですべて台風ということも大いに有り得ます。

もちろんその間飛行機は一切動きません。

例えば日曜日・月曜日の出発便が欠航だったとしましょう。
台風もようやく過ぎ、今日は飛ぶだろうと火曜日空港に行くと
足止めを喰らった３日間分の乗客が小さい空港にぎっしり。

さて、誰から乗れると思いますか？？

それはですね。元々その便のチケットを持っている乗客優先なんです。
当たり前ですけど。
なので一昨日から飛行機を待っている乗客を横目に、
火曜日出発のお客様から搭乗していきます。

その次はキャンセル待ち番号の小さい順ですが、
直行便のお客様は同じ航空会社の直行便のみ、
那覇経由の方は経由便のみ振り替えてもらえます。
またキャンセル待ちが取れ、自分の持っている番号が呼ばれても
その場に居ないと無効になってしまいます。
だから、１０００番だから、午後まで呼ばれないだろう・・
と思っていても、そう思ってるお客様が沢山居たり、
旅行会社が”取りあえず”押さえている場合も多いので、
朝からずっと空港で待たなければいけないのです。

ところがですね。
折角飛び立った飛行機が那覇空港に降りられず、
また引き返してくる場合も多々あります。
だって、八重山を通り過ぎた台風は、その時那覇にいるのですから。
そしてその次は本州へ。
皆さん本州の方のお帰りと同じルートを取るわけですね。
すると今度は那覇で足止めになります。
また、キャンセル待ちのやり直し。
その間の滞在費、
また新しく買いなおした場合のチケット代はすべて自腹です。
天候上によるフライトキャンセルは
乗客の安全のためなので航空会社に責任は無いからです。

だからお金を払っても早く帰りたい人、
休みは伸ばせるので、出来るだけ安く帰りたい人、
それぞれ対応策が違います。

それに夏休みシーズンだと、飛行機が飛んでも
元々すべて満席の場合も有りますし、
帰れなかったからホテルに戻ろうと思っても
ホテルも満室で、最悪どうにもならない場合もあります。

ねぇ。読んでいるだけでこんがらがってくるでしょう？？

それを旅行会社のスタッフは、
夏の間毎週のようにやらなければならないのです。
毎晩天気予報をチェックして、台風の目が出来始めると、
到着日時・ルートを予測して、その前後のお客様の人数・
出発空港・他のホテルの空き状況・バスの手配・・・
全ての要因からベストの対応策を用意しておく。

それでも帰れなかったり、朝からずっと空港で待ち続けたり、
希望するホテルに泊まれなかったり、ずっとお天気が悪かったり・・・
不機嫌になるお客様から怒鳴られることはしばしば。

ε-(ーдー)ハァ

こういう夏を３回過ごしたワタシは、
”台風情報です”という声を聞き、
天気図にまぁるいマークを見つけると、
あの狂ったように忙しかった夏を思い出し、
今頃同じように走り回っている人がいるんだなぁ。
と彼らへの同情と少しだけ羨望が蘇ってくるのです。

では、旅行を考えている人はどうしたら良いか。

それはアナタ次第です。ね♪(*￣￣)b　

どうしても帰らなきゃならない用事があるのなら、
旅行自体を取りやめにした方が無難です。
飛行機が飛ばない限り、泣いても叫んでも帰れません。
または最低、滞在先を沖縄本島にしておきましょう。

いちかばちかで行く人は余分なお金、クレジットカードを忘れずに。

また帰りの乗り継ぎの先の便が取れなくっても、
とりあえず那覇までは行くべきです。
そこからはジャンボが飛んでいるし、臨時便の可能性もあるので。

そして沖縄の夏の名物詩”台風”を
めったに味わえないイベントとして、
心から楽しんじゃいましょう。

ある意味大自然のとても美しい姿を
目の当たりにすることができるのですから。

長くなったので今夜はここまで。

うーん。書いていたらイロイロ思い出してきた。
明日も台風バナシにしようかな・・・・

((φ(￣ー￣　)・・・・

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう