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2004.08.20

昼の暑さが嘘のように涼しい茨城です。

それでは少し遅くなりましたが、
ワタシがとっても憧れているステキなご夫婦をご紹介しますね。

お二人とも昭和初期生まれ。

白いスーツにパナマ帽がトレードマークのヨシさん（仮名）と
いつもピンヒールの上品な奥様アキコさん（仮名）です。

ワタシが働いていたホテルに毎年６月に１０日間、
３月に３週間お越しくださる、常連のお客様。

お二人とも７０歳を過ぎているにも拘らず、
とてもアクティブで、多趣味。

例えば奥様はボーリングのシニアリーグに参加していて
アベレージ１８０。
その合間に卓球も習っているそうな。

そんな二人の共通の一番の趣味はダンスです。

ホテルのラウンジでステキな曲がかかると
いつも間にか二人でクルクルと踊りだします。

今日はヒールが低いから調子でない！

(≧◇≦)乂ダメダメッ!

とちょっと他には居ない、日本人のご夫婦です。

とても仲むつまじいお二人なんですが、キャラが全然違う！

アキコさんは大きな帽子をいくつも持ってきて、
たまにはウィッグを変え、洋服もとてもお洒落なマダム。

一方ヨシさんは昼間からお酒を飲んでは大声で騒ぎ、
白いスーツを着てても、どこか堅気では無い感じ。

一体この二人はどうやって知り合ったのかしら？

ジーッ (＠￣＿￣) ・・・・・

ある日興味津々で馴れ初めを伺いました。

（お客様とのコミュニケーションもホテルスタッフの重要な仕事ですから）

それはダンスホールが全盛期だった頃。

愚連隊のような毎日を送っていたヨシさんは、
とあるダンスパーティの用心棒の仕事をしました。

煌びやかなホールの中では、美しく着飾った人々が
優雅に楽しそうに踊っていました。

ブラブラしているのに飽きたヨシさんは、

”てやんでーコノヤロぉ～コレくらいオレにも出来るってんだ！”

（彼は普段から江戸っ子バリバリのべらんめい調です）

とホールの端に友だちと立っていたアキコさんに
ダンスを申し込んだんだそうです。

ねぇねぇ、それは彼女が一番キレイだったから？？
突っ込むワタシ。

このこの~( *￣▽￣)σ" ツンツン...

”そんなんじゃねぇよ。たまたま目の前に居たんだよ”

もちろんヨシさんは認めません。

凸(*▼▼) テレルゼコノヤロー

アキコさん曰く、

”このヒト本当に踊れるのかしら？”

そう思ったけど、断るのも怖くてそのままフロアへ出たそうです。

二人がフロアの真ん中に到着すると、
突然曲調が変わり、ライトが紫色になりました。

♪ズン・チャ・チャ・チャ～ズズズ　ズン　チャ♪

そうです。タンゴが始まったのでした。

ヨシさんは

アチャー“o(＞＜)o”と思ったそうです。

案の定足はからまり、彼女の足を踏んづけ、転ぶそうになり、
やっとの思いで命からがら踊り終わり、壁に戻ると、
アキコさんが一言。

”次はもっと練習してからお誘いくださいね”

(((((￢_￢) フンッ

ソレを聞いてヨシさんは、
このまま引き下がってはオトコが廃る！

と３ヶ月銀座でダンスを習いました。

そして見事全てのステップをマスターすると、
アキコさんを探して銀座中のダンスホールを回ったんですって。

(≧◇≦)エーーー!

そんなに惚れてたの？？

ワタシが突っ込むと

”てやんでぃ。馬鹿言っちゃイケネーヨ。
　上手くなったところを見せ付けてやろーと思ったんだよ”

アヤシイ!!!( ノ──__──)ゝジトッー!!

そして、何箇所か回った後、とうとうアキコさんをみつけます。

”居たぁ！アノ女だ！！”

ヨシさんは逸る心をじっと抑えて曲が変わるのを待ちました。

♪ズン・チャ・チャ・チャ～ズズズ　ズン　チャ♪

曲がタンゴになりました。

そこですっとアキコさんに近寄り、手を差し出しました。

”ボクと一曲踊ってください”

アキコさんはその姿に何か感じたそうで、
その手を握り、フロアに引っ張って行かれました。

そ・し・て・・・

うふ♪(*￣ー￣)ｖ

そうです。ヨシさんはそれは見事なタンゴを踊りました。

その姿は周りの人々のダンスを止めさせ、
遠巻きにみんなが見つめていたと言います。
（ご本人談）

曲が終わって、アキコさんが一言。

”随分練習なさったのね。お上手でしたわ。”

(^ー^* )フフ♪

その半年後二人は結婚しました。

何だかなかにし礼さんのドラマのようじゃないですか？

ワタシは仕事の合間に時々ゴルフのショートコースを
ご一緒させていただいたのですが、

（ええ、もちろん、お客様とのコミュニケーションは
　ホテルスタッフの重要な仕事ですから）

これが非常につまらない！！

“(*｀ε´*)ノ彡☆バンバン!!

ヨシさんはアキコさんがどこへどんな玉を打っても誉める。

”上手いな～あそこは少し低いから脇から攻めた方がいいんだよ”

”流石だな～お前はアプローチが上手いから
遠い方がやりやすいのが分かってんだな”

”優しいな。俺の為にわざとＯＢに入れたんだな”

ラウンド中、ずっとこんな感じ。

ワタシがついムカついて、（スタッフのくせに）

”ヨシさん、アキコさんしか誉めないから詰まんない！！”

と文句言うと、

”でもよ。アイツが楽しんでくれなきゃ、
もう２度と一緒にゴルフはやってくれねーんだよ。
アイツが楽しんで一緒にやってくれれば俺も楽しいんだよ”

(w＿－; ウゥ・・

アノ！口の悪いヨシさんの言葉とはとても思えませんでした。

ワタシ達には思いっきり強気のヨシさんも、
ダンスホールでみつけた女王様には
５０年以上経った今でも、頭が上がらないようです。

昨日の日記に shonanianさんがコメントをくれました。

”結婚する人もちゃんと決めて生まれてくるそうだし。”

お二人の話を伺うと、本当にそうだな～って思います。

ワタシは慌てん坊だから、
決めるのを忘れて先に出てきちゃったのかしら？

そんな～！！

Σ(Ｔ▽Ｔ;) ぐわわぁぁ～ん!

きっと楽しい事を沢山してから、
最後の最後に結婚しよう！と欲張って考えてきたのかも？

なにはともあれ、
幾つになっても幸せいっぱいのお二人は、
見ているだけで本当に幸せな気分にさせてもらえます。

お二人はお元気かしら？

相変わらずヨシさんはバーで大声でイチャモンつけつつ、
アキコさんに窘められて小さくなっている事でしょう。

まさかこんなところで自分の話をされていることなんて
露とも知らず・・・

ψ(￣▽￣)ψイヒイヒイヒイヒ

ステキなネタをありがとう♪

世の男性諸君！！
奥様を誉める事は決して恥ずかしい事ではありませんよ。

疑われない程度に、毎日誉めてあげましょう。

たったそれだけでアナタの人生はこれからバラ色になるはず！

最後に頼るのは妻だからね！！

明日は、この日記を読んで結婚したくなったアナタの為に、

絶対成功するプロポーズ

をお届けします。

どうぞお楽しみに！！

≪昼の日記≫

こんにちは。
またまた暑い日に逆戻りですね。

毎日夜更かしのし過ぎで少々頭がイタイ・・・

それとも楽天のし過ぎか？？

α~ (ー.ー") ンーー

さて昨日の日記で、

ワタシは祖父がキライだった・・・

と書きましたが、もちろんそれはその時のことで、
祖父なりにワタシをとても可愛がってくれました。

例えば、
ワタシの誕生祝にヤギを飼ってくれたのです。

うちの母は乳製品を全く受け付けないヒトなので、
きっとお乳に栄養がないと思ったのでしょう。

だから実家にいる間は、毎日絞りたてのヤギの乳を
小鍋で沸騰させ、お砂糖をちょっと加えて飲んでました。

まるで、ハイジみたいでしょ！？

小学生の頃、皮膚が弱く、体中汗疹になってしまったワタシを
何処から聞きつけたか、皮膚疾患に有名な温泉を見つけてきて
一週間ワタシと湯治に行ってくれました。
母が恋しくて、お風呂が臭くて帰りたがるワタシに
毎日桃を買ってくれたのを、今でも思い出します。

その薬湯のお蔭でウソのようにキレイになったんですよ。

おじいちゃん、ありがとう♪ダイスキよ♪

こういう事も書いておかないと、枕もとに立たれたら困るので。

.．・ヾ（。＞＜）シ　ぎょぇぇぇ

さて、『生命が終わった後も続く愛』というのも
もちろんステキですが、やっぱり俗物的なワタシとしては、
自分が死んでからよりも、生きているうちに愛を見せて欲しい。

そう思ったりもします。

そこで、今夜はワタシが常々羨ましく思っている、
ステキなご夫婦をご紹介しますね。

１１時ごろには書き上げますので、しばしお待ちを。

なんだか締め切り抱える売れっ子の作家さんみたいだ！！

(￣ー￣)ゞ　フフのフッ

まだ昨日の日記を読んでない方は是非どうぞ～。

普段優しくないと思っていた自分のパートナーが、もしかしたら、
すごく深い愛情を持ってくれてると感じられるかもしれませんよ。

ではではまた今夜。

一先ず、仕事に戻ります。

－－－＝＝ΞΞ ヘ(ヘ(ヘ(ヘ(ヘ(ヘ(ヘ(ヘ(≧▽≦)ノ

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