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pomodori_rossi @ はざくら2005さん 伊豆半島・河津町の早咲きで有名な河津桜…
2012/02/19
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カテゴリ: 小説の本棚



「私は逃げなかっただろうか … 」

九州の小藩・筑前秋月藩で、
専横を極める家老を失脚させ、
藩政の刷新を成し遂げた間小四郎。

やがて、同士と共に藩政の中核を成していくが、
困窮する藩の財政を立て直し、
本藩・福岡藩からの独立性を堅持するために、
捨て石の覚悟で藩政に臨むことになる ...


 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 


先日、 『蜩ノ記』 葉室麟 氏の作品。

秋月藩で起きたクーデター 『織部崩れ』 を題材に、
藩を守るために毅然と生きた間小四郎の姿が淡々と綴られる。


 泥の中に埋まっている。
 金が必要であれば、誰かが手を汚さねばならぬ。
 どれだけ手が汚れても胸の内まで汚れるわけではない。
 心は内側より汚れるものです … 」


現代社会においては、およそ是とは認められないが、
激しい葛藤を胸に秘めながら、
覚悟を決めた小四郎の言葉が印象的だった。

藤沢周平 作品に似た清々しい読了感で、
久しぶりに骨太な歴史小説に出会えた。

満足度 ★★★ スマイル





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Last updated  2012/02/19 09:56:03 PM
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