ヨカッタ探し

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May 27, 2007
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カテゴリ: 読書ろぐ
思い出し穴埋め過去日記。

ソウルへの旅行中、もっていったのはこちらの本。



川上弘美  『光ってみえるもの、あれは』 (中公文庫、2006)



ソウル行きは2泊3日なので、1冊じゃ足りないけれども。
成田からは久々に会う友人との2人旅。
ソウルでは愛媛に住む友人と合流して、共通の友人の結婚式&二次会…。
積もる話もたくさんあって、初日の夜は3人、部屋で語り明かし、
二日目は式後の二次会、三次会まで繰り出したので、

活字にも携帯にもPCにも触れない3日間でした。

というわけで、この『光ってみえるもの、あれは』も、
成田までの行き帰りの間で読みました。
川上さんの世界によく出てくる、ちょっとズレてるんだけれど、
憎めない人々。この物語ではそういう人が「家族」になってる。
「男」と「女」ってだけでも難しいのに、そこに、
「息子」と「母」、「祖母」、「遺伝上の父親」という構図、
「彼女や友達のいる高校生」だったりが、あれこれ積み重なっていく。
翠が住んでいる世界も、翠自身も、輪郭が淡くぼんやりとしてる。
でも、翠の恋人は、親友は、もう少しリアルな世界にいる。
そのズレが、はじめは愛おしいけれど、少しずつ苦しくなっていく。

ラストはちょっと驚きました。
悪くはないのだけれど。





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最終更新日  June 22, 2007 11:31:08 PM
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