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2005年の読了本(4月)

2005年の読了本

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*4月*
「ずぼらな青木さんの冷えとり毎日」青木 美詠子(メディアファクトリー )(2005.4.3読了)
靴下四枚に驚いた。冷えを治すためにやったことの数々。そしてたどり着いた靴下の重ねばき。しかも夏にもやっているというから・・・これをやると汗がたっぷり出るのだとか。やっぱり新陳代謝が悪いと冷えるのね。
「リネンとかごとヒヤシンス」雅姫(集英社)(2005.4.3読了)
初めてのフォト&エッセイ集。12ヶ月をキーワードで結んで季節が感じられるようになっています。写真もたくさんあります。生まれ育った秋田でのこと、すてきなご両親のこと、愛娘ゆららちゃんのこと、雅姫さんの大切な思いがたくさんつまっています。今までは暮らし方を紹介した本だったけど、これは雅姫さんの好きなものがぎゅっとつまった一冊ですね。かなり読み応えありです。
「プラネタリウム」梨屋アリエ(講談社)(2005.4.10読了)
警報音少女に翼の生えた少年、空中に浮かぶ先輩、など中学3年生が主人公のショート・ストーリー全4編。 どれも非現実的な話である。それだけに想像力がかきたてられ面白く読むことが出来た。
第1話「あおぞらフレーク」 恋ができる不思議なフレークを手に入れた。恋愛経験ゼロな美野里の『体験』。 甘くて爽やかな味のフレーク。これを食べれば恋が出来るのか?このフレークを降らせてくれるのが一年の石川未来。彼女は小来川という大学生に恋をしている。美野里は心がやばくなると踏み切りの警報音が鳴る。も~みんな不思議ちゃんのオンパレードだけど。このぐらいの女の子って何か特殊なアイテムがないと素直に恋が出来ないのかもしれない。初めての甘酸っぱい体験といったところだろうか。
第2話「飛べない翼」  隣に住むおねーさんに知られてしまった、学級委員長・中也のヤバイ『秘密』。 中也の背中には翼がある。でもまだ飛んだことはない。さながら天使って感じか?誰も気づいていないだろうと思っている中也だが、私は周りは気づいているが黙っていると思っている。隣に住んでいる石橋由子。30を過ぎているのに定職にもつかず、家に半引きこもり状態でアニメビデオ鑑賞を趣味としている。プラネタリウムで会った由子の同級生は海外に住み、夫は外国人でファッション雑誌から出てきたようなセレブって感じで由子とは大違い。由子はきっとこの同級生に対しては面白くないだろう。そればかりか、自分は本当はこんな場所から抜け出したいと思っている。中也はどこまでそういうことを理解しているかわからないが。飛べない翼だけど、物語全体を読んで見て中也ってやっぱり天使なのかもしれないと思った。
第3話「水に棲む」  空中に浮いていて彼女持ちのセンパイに惹かれていく、ハレミンの『恋話』 紘夢センパイは足の下に15センチの空間がある。宙に浮いている人なんだ。その秘密は後半でわかるのだが、ハレミンこと高根沢晴実はこのセンパイに恋をしてしまう。センパイには真貴ちゃんという障害のある彼女がいる。叶わぬ恋。それでもセンパイの描く絵とセンパイ自身に強く惹かれてしまう恋心。ちょっとだけせつない話だったな。
第4話「つきのこども」  真夜中に二人だけの親密な時間を過ごす、磨布と衣生が見た永遠の『夢』。 衣生の夢は森になること。磨布は月に帰りたいと願う。この二人のとても静かで不思議な物語。
「旅のおみやげ図鑑」杉浦さやか(幻冬舎文庫)(2005.4.13読了)
世界中で見つけたおみやげと旅のエピソードを綴ったイラスト&エッセイ集。文庫版ではその後のおみやげたちがわかるおまけページつき。とにかくすごい量である。ま。杉浦さんが全部所有しているわけではないけど。掘り出し物っていうか宝探しに近いものがある。おみやげって楽しい。おしゃれグッズや本、お守り、文具に日用品まである。それにお菓子などのパッケージも可愛いとついつい取っておきたくなるし。海外だけでなく日本でも旅行に行ったら可愛いもの探ししてみようと意欲がわく本だね。
「博士の愛した数式」小川洋子(新潮社)(2005.4.13読了)
事故で記憶が80分しかもたない数学博士。家政婦として世話をすることになった私とその息子の「ルート」。とってもせつなくて、でも心が優しくなれる話でした。記憶が80分しかもたないからいつも朝会うたびに「はじめまして」からはじまる。大切なことはメモをして自分の服に貼り付けておく博士。博士はルートをとても可愛がる。この三人のやりとりは奇妙だが愛があふれていると思う。この先一生覚えてもらえないという事実は悲しいが、それでも怒ることもなく、悲しむこともなく博士と接する私とルートはすごいな。この小説の中は数字だらけだ。しかも難しい。私なんて数学は全くダメな人だったので数式を見てもさっぱりわからない。数学好きな人たちにはきっとこれが面白いのかもしれないが。でも数字ってある意味美しいものかもしれない。
「おいしいテーブル」堀井和子(集英社be文庫)(2005.4.15読了)
be文庫ではパンを重点に掲載されています。なので丸パンのレシピはありがたい。他にも旅の話やテーブルクロスの話、もちろん料理のことも。1996年に集英社LEEから出版された「おいしいテーブル」。その当時のテーブルクロスを見ると懐かしいとあとがきに書いてありました。
「リネンワーク」関根由美子(文化出版局)(2005.4.16読了)
「fog」と聞けばリネン大好きな人にはわかるだろう。そのオーナーである関根由美子さんがfogをはじめたこと、生地のこと、リトアニアでの仕入れのことなどを綴っています。実はキッチンクロスの素材がリトアニアで作られていることを全く知らなかった私。この本ではそのリネン製品を作る工場のこともたくさん書かれています。おうちでのリネンの扱い方やハギレを使った物づくりもあってとても勉強になるし、ハギレパッチワークで何か作ってみたくなりました。
「おうちあそび」chiharu(ポプラ社)(2005.4.18読了)
とっても楽しい本でした。ちはるさんの個性がキラリと光ってて。ちはるさんにとって元気の元の音楽、大好きな本、泣ける映画などなどおうちでエンジョイできるものを紹介しています。私はおうち大好きのインドア派。本も好きだし、時間があれば映画も見たい。時にはお気に入りの音楽をかけてカフェ風にお茶もしたい。そんな私のささやかな贅沢な生活の参考になるものがたくさん載っていました。
「お日さまのテーブル」廣瀬裕子(ソニー・マガジンズ:ブルームブックス)(2005.4.19読了)
「おいしいはしあわせ。おいしいはうれしい。」本当だね~帯の言葉そのまんまみんなに伝えたい。廣瀬裕子さんのお宅のテーブルに出されるおいしいものの数々。季節ごとに紹介してあるし、巻末にショップデータも載っているから興味があるものは購入してみるのもいいかも。普通のお取り寄せ本とは違い、廣瀬さんが味わって美味しいと感じたもののみをその時のエピソードなどと一緒に紹介されているのでとっても参考になるし、どれもこれも味わいたい逸品ぞろい。やっぱりセンスがいいのかな~美味しいものをわかってらっしゃる~って感じ。
「みんな元気。」舞城王太郎(新潮社)(2005.4.22読了)
透明魔人って何だよ?相変わらずの語り口調でしかもバイオレンスで、突拍子もない展開で。ついていくのにゼーゼー言っている私。多分、静かでスローテンポな小説ばかり読んでいたせいかも。しかし、朝目覚めたら、姉のゆりちゃんの身体が15センチほど浮いていたらびっくりするだろうな。しかも空飛ぶ家族に連れていかれちゃうし、過去と現在が混在しているし。わかりにくい~(+_+)この表題作に全5編の短編収録。
「はじめてのハワイ 杉浦さやかの旅手帖」杉浦さやか(ワニブックス)(2005.4.24読了)
意外なことに杉浦さやかさん、はじめてのハワイ。でもそんじょそこらのガイドブックとは違い、とても楽しい本です。勿論、イラストも可愛いし。オアフ島とハワイ島へ行かれたようだけど。オアフは思い出深い地なのだ。何といってもそこで結婚式を挙げたので。ぐるりと島をレンタカーで一周もしたしね。(かなり珍道中だったけど。)オアフはワイキキを中心に。「ピンクパレス」に泊まったんだね~憧れだわ。当時新婚旅行をかねているにもかかわらず、ケチケチ旅行だったので、豪華ホテルには泊まれなかった私。でも憧れのピンクの建物には潜入したよ。ご飯やショッピングもこの本がもっと前に出ていたら・・・すっごい参考になったし、もっと楽しくいろんなところにいけたのにな~でも今後のために・・・(もし行く機会があったらね。)ハワイ島は行った事がないけど、ここは大自然の宝庫だね。マウナケア山に登ったこととかクレーターを歩いたことなどなど貴重な体験も面白かったよ。やっぱりお決まりのガイド本よりもご本人が足で歩いて得た情報や感想が満載っていうのはいいね。ハワイに行く予定がある人もハワイに憧れる人も是非。一冊を。
「恋愛の国のアリス」嶽本野ばら(朝日新聞社)(2005.4.26読了)
朝日新聞にて連載したエッセイとタロットカードを元にした短編で構成されています。トランプとタロットの融合って!エッセイの方は恋愛指南って感じでしょうか。時に哲学的に、または強引に。野ばらさんの文章がいいんですよね。恋愛に悩んでいる少女の参考になるかは?さておき。あゆが好きなのはあゆの歌詞に心打たれてなのね。野ばらさんのお部屋をTVで拝見したことがありますが、そのときのあゆ人形を見て、「本当はこの人もものすごいミーハー(死語かしらん?)なのかしらん?」って思っていたので。しかし、野ばらさんって小説もエッセイもどちらもいい感じで個人的に好きだわ♪
「わたしの日曜日」杉浦さやか(角川文庫)(2005.4.28読了)
前に単行本で読みましたが、文庫本になって帰ってきました♪しかも文庫特典で「”包む”は楽しい」が追加収録。嬉しいね~文庫だから見たい時にすぐに開いてみれるし、日曜日の楽しい過ごし方のヒント満載なので「何しよう・・・」って迷ってダラダラってこともなくなるし。これを全部やったら「日曜日名人」になれるかも。(ってそれは大変だけど。)私はインドア派なので何かを作ったり、ゆっくりお茶したり、映画や読書などで過ごすのが好きなんだけど、たまに天気がいい日はお出かけもしてみたい。でも行くあてもないし・・・ってあきらめたりしてたけど、近所をブラブラしたり、自転車に乗って少し遠くへ行くのも新しい発見ができて楽しそうだよね。

mitu n



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