★ 「此処彼処」川上弘美(日本経済新聞社)(2006.4.11読了) |
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川上弘美さんが出没した場所について書かれたエッセイ集。これがまた中々面白いエピソードもあり、読んでいて楽しかった。日間賀島とか名古屋とか私にとっても知っている身近な場所も出てきたりして何だか親近感。場所といっても幅広く、川上さんの近所の川べり辺りからマダガスカルの森林にいたるまでなぜこんなところまで出没するんだろう~って感じ。この土地に対する懐かしい思い出やエピソード。これが川上さんの小説の原点かも~しかし、あの独特の小説の雰囲気からは考えられないような普通の人ですね。 |
★ 「にほんのかわいいおまもり」日本授与品研究会(編)(白夜書房)(2006.4.11読了) |
おまもりと一口に言っても、安産のお守りやら学問のお守りやら交通安全やらいろいろある。ジャンル別に分けてあるので願いごと別にお守りが探せるよ。しかし、いろんなものがあるな~可愛いのやら楽しいのやら・・・ |
★ 「北欧フィンランドのかわいいモノたち」菅野直子(インターシフト)(2006.4.12読了) |
ムーミン、サンタの国であるフィンランドのかわいい日用品たち。全てカラーで紹介され、在住者である著者が選んだおすすめスポットも紹介。見て楽しい。そして行っても楽しいだろうと思われる一冊です。 |
★ 「平成マシンガンズ」三並夏(河出書房新社)(2006.4.12読了) |
「あたしの夢には死神が降臨する。ボロのジーンズに出刃包丁をもって夢に現れる男。あたしはそいつが差し出すマシンガンを撃っては、頭を撫でられていた…。」すごいよね。15歳で文芸賞受賞なんて。で、エンタメ質が強い作品で若さと勢いがガンガンある。家は崩壊寸前で、父親は若い愛人を連れ込んでいるし、学校ではイジメがあるし。子どもであるがゆえにどうにもならない現実。等身大だからこそ描けるのか?今後に期待大だね。 |
★ 「東京 和のおやつどき」春日一枝・名久井直子(小学館)(2006.4.15読了) |
写真がとてもきれいなのである。東京の名店を集めた和菓子ガイドなのだが、思わず行って買ってみたくなるような・・・和菓子というとお茶をずずーっとすすってきれいな四季の移り変わりの見える生菓子をおちょぼ口でいただく・・・という偏見的なイメージがあるのだが。意外にもお茶だけでなく、コーヒーに落雁(などの砂糖菓子)という組み合わせも実際やってみると「うん。ありだよ~イケル」とうなずいてしまったりする。こうして私のお茶の時間に新しい組み合わせが増えたのだ。とうれしいづくしの本でした。 |
★ 「ふりむく」江國香織(文)松尾たいこ(絵)(マガジンハウス)(2006.4.15読了) |
イラストレーターの松尾たいこさんと江國香織さんが「ふりむく」というテーマで、コラボレーション。感想って言われても・・・ただ単純に「いい!」のである。これは人それぞれの感性の問題だけれど。テーマが「ふりむく」なのでそれにちなんだ絵と文章なんだけど、この絵を見て江國さんはこう感じたんだな~とか、いろんな方面から楽しめると思います。 |
★ 「Bランクの恋人」平安寿子(実業之日本社)(2006.4.25読了) |
さまざまな恋愛の形を描いた7編の短編集。どこにでもありそうな、今にも自分の身近でおきていそうな恋愛の形。それがこんなにも面白い形で書かれるとは・・・いやあ。恐れ入りました。こんなキャラ・・・いそうでいないかも。でもこんな恋愛もありそうでないかも。な~んて一人ニヤニヤしながら想像たくましく読ませていただきました。 |
★ 「収ったり、出したり」堀井和子(幻冬舎)(2006.4.26読了) |
収納について掘井和子さん流の極意を紹介。どんな風に暮らしたいか、それが基本となり、収納するものや位置が決まってくる。自分にとって使い勝手がよい収納。もちろんただ雑然とではなく、インテリアも考慮しないといけない。うちはどうだろうか?私がいくら頑張って収納しても崩す人たちがいる。大体・・・シンプルにしたいのに・・・肌が出すぎのネエちゃんたちのフィギュアを飾る夫は・・・うう・・・いけない。思わず私情が出てしまった。堀井さんの収納も参考にしつつ、自分流の収納ができたらな~と思う今日この頃です。(うまくまとまった?) |
★ 「クウネルがゆく」坂崎千春(マガジンハウス)(2006.4.26読了) |
緑の惑星、グウタラ星に住むクウネルくん。グウスカ寝ることが大好き。 雑誌「クウネル」をご愛読の皆様にはおなじみのクウネルくん。この1冊でクウネルくん、ムクネルくん、野良猫やマリカおばさんなどクウネルくんを取り巻く日常が全てわかってしまう。ひとことではいえないが、ククク~と笑えたりして面白くて楽しい本です。何度も読んじゃったよ。 |