超ポジティブ生活

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とりあえず完結編




就学予定の小学校の校長と教頭と教育委員会の担当者と私達夫婦での話し合いが3月19日に小学校の校長室で行われた。

電話で日時を指定してからこの日まで10日あまり。
一体何を話すと言うのか?という疑問が頭から離れず、一度例の担当者に電話をした。
私  「今度の話し合いは何を話し合うためのものですか?」
担当者「さやかちゃんが普通学級に入学するにあたって色々と学校も受け入れの準備などがあるので...」
私  「それでは受け入れを前提に話をするということですね。」
担当者「受け入れにあたって色々と学校側とも話しておかなきゃいけないこともあると思いますので...」
私  「それでしたら伺います」

電話は終わった。なんかイマイチ納得いかない対応だったが、私としては今度の話し合いの場でまたこの前のような説得をされるのは絶対に嫌だった。だから一応受け入れを前提に、ということを確認しておきたかった。
でも怖くて怖くてたまらなかった。またバカにされたら、親としてどうだこうだと言われたら、心障学級を勧めてきたら...
心配でたまらなかった。だからそれまで何を言われてもきちんと対応できるようにメモを作っておいた。どうして普通学級を選んだのかということをきちんと答えられるように何項目かに分けて書いておいた。

とうとう話し合いの日が来た。うちの主人はこれまで心障学級を一緒に見学した以外は一切ノータッチで、後は私が全てのことを進めてきた。仕事があるので仕方ないのだが、結構クールで事実を客観的に捉えて言うので、さぁちゃんのことで私とよく対立する。
そういうこともあってこの話し合いでもあまり頼りにはしていなかった。いざと言う時に一緒に主張してくれれば心強いなぁ...
くらいに思っていた。

校長も教頭も実に神妙な顔で話を始めた。こちらの出方を慎重にうかがっているようだった。私はメモにまとめた普通学級を選択した訳をハッキリと伝えた。学校側は何か事故やイジメがあった時のことをしきりに心配していた。
私は学校から出て行ってしまうことはないと思うし、事故の心配はいらないということと、ある程度のいじめは覚悟しているし、よほど傷つくこと以外は本人を強くするためと思っている。ということを伝えた。
それでも何かあった時のことをしつこいくらいに言ってきた。
すると例の担当者が
「大丈夫ですよ。そういう方ではないので」
と言った。
その一言のお陰で話はなんとかまとまったのだが、一番学校と教育委員会が問題としていることがハッキリ見えた。
一旦普通学級に入れて何かあったときに責任問題にされるのが嫌なのだ。所詮そんなものよね。子ども自身のことなんか全く考えてない。自分達の体裁だけ。
それに「そういう方ではない」ってどういうことだ!!
そのときは、必死だったので話をまとめてもらってよかったとなぜか思ってしまったのだが、後で考えると、とっても見くびられてたんだなぁってショックでした。
でも電話をしておいたのがよかったのか、担当者から色々と説得されることはなかった。

とにかく一学期ごとに見直す機会を設けるという約束をして普通学級の入学を許可された。
一学期ごとに見直すということはさやかの状態を把握するのにもいいことだと思ったのでお願いをした。
でもその時担当者が言った事もひどかった。
「入れっぱなしになったりするので」と言いやがった。
どういうこと!!そんないい加減なことするわけないだろ!
ふざけんなぁ~~!!」と言いたい所を我慢した。

意外だったのは主人。ほとんど私が話をしたのだが、大事なところできちんと自分の考えを主張してくれた。
「へぇ~~、意外とちゃんと考えてるんだ~。ビックリ!!」
なぁんて見直してあげたら、やっぱりそんなに甘くはなかった。

「一学期が終わって担任がやはり普通学級は無理だと判断することもあるかと思いますが...」
と言われた時、
「その時はすぐに心障学級に移します。そこまで迷惑をかけるようだったらすぐに移します。」と主人は即答しやがった。
「はぁ~?!なんてこというんだよ!!そこで言っちゃダメじゃん!」と心の中で叫んだが主人は何度もそれを言った。

やっぱりダメだわ。この人。
そんなこと最初から言ってたら学校側はすぐにあきらめちゃうでしょうよ。わかんないのかな~。
いいや、もう期待するのはやめよう。
と思いました。(ToT)

とにかくそんなこんなで普通学級に入学するのを許可されたのです。校長は「うちには心障学級があるのにどうして普通学級にいれるんだと先生方から言われるので、担任を頼むのも大変なんです。」
やっぱりそうなんだ。確かに専門知識を持った先生がいる心障学級は必要かもしれない、でもそれは子供の為に必要なのであって先生達のためではない。なにか勘違いをしているのではないか?そんなこというなんて。
ますます不安になった。でも決めたからには頑張るしかない。
どんな先生が担任になるかわからないけど、さやかのことを知った上で担任を引き受けてくれるんだからきっといい先生が担任になってくれるだろう...と思う事にした。

入学式まで祈るような気持ちだった。さやかがどう成長していくかは担任次第だと思ったので、良い先生でありますようにと毎日のように祈っていた。

その後はどんな様子かというとこのHPの日記に書いてあります。
担任と相性が悪く、とっても大変です。でも確実にさやかはたくましく成長してます。先のことはわからないけど、今現在、私とさやかの選択は間違っていなかったと思ってます。

私達の就学問題はこれからもずーっと続いていくことでしょう。
でもその時その時を大事にしてさやかの為に一番いいと思われることをしてあげたいと思っています。

これからも頑張っていきますのでよろしくお願いしますね♪
長い話にお付き合いいただきありがとうございました。
こんな話でも誰かの為になれれば幸いです。






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