2010年08月07日
テーマ： 本のある暮らし(4338)
カテゴリ： カテゴリ未分類
「 くじけないで 」
産経新聞朝刊で連載されている「朝の詩」。わずか15行程度の短い読者からの投稿詩。 毎朝配達されてくるこの投稿詩を読むのが楽しみ。
そんな詩を投稿し続けて選者を毎回唸らせて、とうとうその投稿された詩をまとめて1冊の本として出版された。 「くじけないで」
その詩を書いた人が今年白寿（99歳）の女性。 この年まで生きていることだけでも驚きなのに、90歳から始めた詩作りが、本としてまとめられるほどの詩を書いている稀有の女性。
それらの詩の中で、私が一番好きな詩がある。
「神様」
昔
お国のために と
死にいそいだ
若者たちがいた
今
いじめを苦にして
自殺していく
子供たちがいる
神様
生きる勇気を
どうして
与えてあげなかったの
戦争の仕掛け人
いじめる人たちを
貴方の力で
跪かせて
作者は柴田トヨ。 99歳の女性
彼女が「 私の軌跡 」に書いている。
気付いたことがあります。
どんなに辛いこと、悲しいことがあっても、
私は両親や夫、倅、嫁、親戚、知人、
そして多くの縁ある方々の愛情に支えられて、
今の自分があるんだちうことです。
だからどんなにひとりぼっちでもさびしくても
考えるようにしています。
「人生、いつだってこれから。 だれにも
朝はかならずやってくる」って。
一人暮らし二十年。 私しっかり生きてます。
何と単純で、しかも重い言葉だろう。
ただただ、この人の、詩を通しての、生きる姿に頭が下がります。
これからもどんどん投稿して私たちに生きる素晴らしさを教えて下さい。
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Re:くじけないで(08/07)
らる935
さん
らる935さん、ありがとうございます
とも4768
さん
らる935さん
＞年齢を重ねると辛いことばかりが聞こえてきますが、こんなにも素敵な、人生のお手本にしたいほど立派な女性もいらっしゃるんですねぇ。。。。
-----
この「くじけないで」を図書館で借りて読んで、呆然としました。ただただ呆然としました。 そして、それから強い勇気が湧いてきました。
自分の66年の人生、もう黄昏だと思い込んでいたのがとても恥ずかしくなりました。
(2010年08月13日 22時22分49秒)
＞年齢を重ねると辛いことばかりが聞こえてきますが、こんなにも素敵な、人生のお手本にしたいほど立派な女性もいらっしゃるんですねぇ。。。。
-----
この「くじけないで」を図書館で借りて読んで、呆然としました。ただただ呆然としました。 そして、それから強い勇気が湧いてきました。
自分の66年の人生、もう黄昏だと思い込んでいたのがとても恥ずかしくなりました。
(2010年08月13日 22時22分49秒)
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とも4768
クラシック音楽を聴き続けて50年を超えました。 このブログでは、365日にわたってあります曲の初演、演奏家や作曲家の誕生日・命日などの記念日に因む音楽を紹介しています。 花のカメラ撮影をはじめて5年ですが花画像もご覧下さい。
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