生活習慣病は、肥満から

肥満 糖尿病、動脈硬化 の大きな原因のひとつであることは
 よく知られていますが、すべての生活習慣病は
 まず 肥満 から始まります。

●現在の日本人の死因の第1位は ガン
 2位が 心臓病 、3位が 脳卒中 となっています。
 このうち心臓病と脳卒中は血管の部位は異なりますが、
 どちらも動脈硬化がもとで血管が閉塞したものです。

 心筋梗塞、脳梗塞をひきおこす動脈硬化の原因として、
 コレステロール値 が高いことがいわれてきました。
 近年では 肥満 によりインスリンというホルモンが効かなくなり、
 その結果糖 尿病、高脂血症、高血圧 となり、
 そして 心筋梗塞、脳梗塞 という悲劇に至るという考え方が有力です。

肥満 、糖尿病、高脂血症、高血圧の4つがそろうと、
 心筋梗塞の発生率が30倍にも及ぶことから、
 「死の四重奏」とも呼ばれています。
 そう、悪循環の第一歩は肥満からはじまるのです。

●もそも 肥満 とはどの程度の状態をさすのか、ご存知でしょうか。
 私たちは肥満をBMI(Body Mass Index)で判定しています。

 BMI=体重 kg÷(身長 m×身長 m)

 BMIが22だと一番病気になりにくいといわれています。
 つまり、

身長(m)×身長(m)×22

 で算出される体重が、
 最も健康的な適正体重(標準体重)ということになります。
 一方、 BMIが25以上の場合が肥満 になります。

●また、 肥満 の中でも、おなかのでっぷりしたタイプの内臓脂肪型 肥満

ウエスト÷ヒップ=男性1.0以上/女性0.8以上、
    腹囲=男性85cm/女性90cm以上が目安


 の方は特に注意が必要です。

 内臓脂肪型 肥満 は皮下脂肪型 肥満 に比べ、
 糖・脂質代謝異常や高血圧 の頻度が高いことが明らかになっています。

●内臓脂肪型 肥満 をほおっておくと、
 インスリンが効きにくい体( インスリン抵抗性 )になり、
 膵臓がインスリンをどんどんつくってしまいます。

 すると血中インスリン濃度が高くなります( 耐糖能異常 )。
 そのうち膵臓はバテてしまい、
 今度はインスリンがでなくなってしまいます( 糖尿病 )。

●そうするうちに 動脈硬化 が進み、
 心筋梗塞や脳梗塞 へ……ということにもなりかねません。

 近年、日本人の 肥満 は増加しており、
 生活習慣病予備軍となっています。

●さらに問題なのは学童期の子どもの10人に1人が
 すでに 肥満 であるという事実です。

 このままでいくと、日本の将来は40代、50代での
 心筋梗塞 が多発する事態になるかもしれません。

肥満 の原因は 食べ過ぎと運動不足 です。
 これにストレスと夜型生活が加わると、ますます助長されます。

 大人だけでなく、子どもたちの生活も、
肥満 を生みやすくなっています。たかが 肥満 と笑ってはいられません。

 毎日の食事をはじめとする生活スタイルを見つめ直す時期に来ているのです。



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