学力向上・勉強のコツ・学習計画など受験勉強法を教えています。

<教育再生会議第2次報告



      <子育てにかかわる科学的知見の例>




現在、子育てにかかわる科学的知見に関連して、以下のような研究報告が提言
されています。ここでは家庭教育に関する情報として提供されています。

(日本学術会議の特別委員会)の報告では

1、 乳幼児のテレビなどメディアとの接触においては慎重であるべき
2、 大人は子どもとのコミニュケーションを充実させる必要があり、
特に聞き上手でほめることを心がける必要3、 朝食をきちんと
食べる習慣を身につけさせよう

(文部科学省の検討会)の報告では

情動は、生まれてから5歳くらいまでにその原型が形成されると考えられるため、
子どもの情動の健全な発育のためには乳幼児教育が重要.


子どもの情動に関して、これまでの研究成果から、以下のことがわかっている。

1、 子どもの対人関係能力や社会的適応能力の育成のためには、適切な
愛着形成が重要であること
2、 子どもの心の健全な発達のためには、基本的生活リズムの獲得や
食育が重要であること
3、 子どもが安定した自己を形成するには、他社の存在が重要であり、
特に保護者の役割が重要であること
4、 情動は、生まれてから5歳くらいまでに、その原型が形成されると
考えられるため、子どもの情動の健全な発育のためには、乳幼児教育
が重要であること

(日本小児科学界の委員会)の報告では

1、 2歳以下の子どもには、テレビ・ビデオを長時間見せないように
しましょう
2、 乳幼児にテレビ・ビデオを1人で見せないようにしましょう

 日本小児科学会子どもの生活環境改善委員会では、乳幼児のテレビ・ビデオ視聴
の発達への影響を調べるため、3地域の1歳6ヶ月検診対象時、計1,900名に
ついて調査を行い、内外の知見とあわせて検討しました。


この結果、長時間視聴は1歳6ヶ月時点における意味のある言葉(有意語)の
出現の遅れと関係があること、特に日常やテレビ視聴時に親子の会話が少ない
家庭の長時間視聴児は有意語出現が遅れること、このようなテレビの影響に
ほとんどの親が気づいていないことが示されました。

そして提言として

1、 2歳以下の子どもには、テレビ・ビデオを長時間見せないように
しましょう。
2、 乳幼児にテレビ・ビデオを1人で見せないようにしましょう。魅せる
ときは親も一緒に歌ったり、子どもの問いかけに答えることが大切です。

その要旨は

乳幼児期のテレビ・ビデオの長時間視聴が、3歳以上の子ども達にどのような
影響があるかということを検討しています。3歳~就学前児、小学生、中学生を
持つ保護者に対し、アンケート調査を実施し、その結果をクロス集計にて解析
しています。


3歳~就業前児では、乳幼児期の視聴時間が3時間以上の群では「コミュニ
ケーションが取れない」、「言葉が遅れている」などにおいて、2時間以内
視聴群に比べ有意に多く、また情緒不安定な面が見られた。


 小学生では、これらの点は改善傾向にあるが、一方でやや情緒不安定な面も
認められた。テレビ・ビデオ視聴には親の育児姿勢が反映されるため、子どもの
しつけが大切であると思われた。


最後に(警察庁の研究会報告)では

1、 インターネット、ゲーム、アニメなどの発達とともに、性や暴力に
関する情報が氾濫し、各種の犯罪の温床となっているということが
できる
2、 子ども達の短絡的な行動の背景に暴力的なゲームの影響を懸念する
声もある

して出会いサイトを通じた子どもの福祉犯被害は深刻な状況にあり、子供たちが
携帯電話をいじめの手段とし、悪用することの問題の深刻化も言われている。


また、子ども達の短絡的な行動の背景に暴力的なゲームの悪影響を懸念する声も
ある。子どもを対象とする暴力的犯罪のいくつかの事例において、こうした情報の
影響も指摘されている。

(参考)出会い系サイトに関連した犯罪の検挙件数は平成17年度で1,581件。
うち96%で携帯電話を使用。これによって殺人、強盗、児童買春、児童ポルノ、
淫行などの被害にあった18歳未満の子どもは1、061人。

平 成18年度上半期の出会い系サイトに関連した犯罪の検挙件数は909件
(17年同期比28,0%増)、被害にあった子どもは610人(同22.7%増)
となり、大幅に増加。


以上のような内容が、科学的知見に関連した情報として提供されていました。
このなかには何かと参考にできる事が多く含まれているように思います。それで
あえて今回、ここで取り上げることにしました。


<平成19年度学校基本調査速報>へ移動する。


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