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さて・・・続けて更新。何度も記載しているように、私は実はかなりのホラー好き。まあ、体験した事がないというのと、刺激が欲しいからなのだろうけれども・・・だから・・・本当にゾクっとくるような話というのはほとんどない。病院の怪異とか聞くとそれだけでゲンナリする。安易な因果関係が存在している時点で違うのだよなあ・・・・何度も記載しているが・・・ホラーなら平山夢明氏が突出している。そして綾辻行人の殺人鬼と新耳袋の第4夜だろうか。まあ・・・で、よくコメントいただいているライさんのオカルトブログの方で記載されていたリンク先の話なんだけれども・・・・こういうのが本物のホラーの話だと思うんだよな。まあ・・・私も気に入ったのでリンクを貼っておく。怖いの苦手な人はやめといた方がいいかもしれませんが、ホラー好きにはたまらないネタ。ギャンブルネタはこれの前に記載しています。いくつか・・・・ライさんに紹介されて気に入ったホラー話http://blog.livedoor.jp/worldfusigi/archives/6486427.html↑お勧めホラー
2013/05/03
さて、まずはこれかな・・・人気ブログランキングへhttp://blog.with2.net/link.php?864961↑ブログランキングそして・・・昨日の競馬の結果は・・・悲しい取りこぼし・・・いつもどおり今日も後輩の予想に丸乗り・・・我が優秀な後輩君↑http://blog.livedoor.jp/longshotm/対価出した後輩の予想ページ↑http://doronuma2.blog83.fc2.com/今日こそはの覚悟で・・・勝負に臨みたい・・・早い時間のレースなので急がなければ・・・・さて・・・今回は昨日の日記の続き・・・昨日の日記http://plaza.rakuten.co.jp/puchihametu/diary/200909120003/↑これね・・・・先に必ず昨日の日記を読んでいただいたほうが良い。にしてもヒット数が少ないのだが、楽天メンテナンスがあったのだろうか・・・?あとで馬券を買いに行ってから今日の博打は随時更新する。(以下昨夜の日記の続き・・・)私は玄関まで戻ると・・・階段上からうっすらと差し込む日差しに目を細めながら・・・どうしようか決めあぐねていた。不条理と非日常が支配するこの家・・・まともでは絶対にない。以前の貴志佑介氏の「黒い家」を彷彿させられる・・・まさか・・・実体験としてこんな不気味な経験ができるとは・・・自分では冷静なつもりだが・・・あのような物があのような場所に置かれていることに対する違和感が・・・私を動揺させていることにも気づいた。こんな馬鹿な事ってあるんだろうか?つい1年前まで碁の好きな普通の老人だったはずの自宅が・・・意図の分からない不可解な場所へと変わり果てている。何故?そう、「何故?」なのだ・・・私が解釈しうる合理的な説明がつかないことが行なわれている・・・それが「分からない」という恐怖につながるのだ。変だ・・・私の当たり前の日常に異変が起きている・・・それも・・・この家に入ってからだ・・・戻ろう、日常に・・・たまたま幸運にも1階には誰もいなかったが・・・二階にあの老人ではない異常者が潜んでいるかもしれないし・・・あの老人が異常者になっているかもしれない。もしくは・・・見ることによって面倒になるような物があるかもしれない・・・やめだ、これ以上の詮索は良くない。私の脳が警告を発している。余計なことに首を突っ込むなと。異常な空間においては通常など望むべくもない。想定できる異常な結果が私にとって望ましい異常な結果とは思えない。これらの様子を見る限り・・・きっとまるでその逆・・・・おそらく・・・異常な事が起きるとしたら・・・私が望まない異常な結果だ・・・今なら、まだぎりぎり引き返せる。踵を返すんだ。この家は・・・異様過ぎる・・・・・私はスリッパを戻し・・・・老人の家を出ようとした・・・ところが・・・・扉を開けると・・・・さきほどまでどんよりと曇っていた空から・・・・大粒の雨がざあざあと降っている・・・手持ちに傘はないし・・・・玄関に傘はない・・・このまま出るとずぶ濡れになり・・・・非常に不快な思いをするだろう・・・どうする・・・?ひとまずは・・・再度玄関に戻り、私は腰を下ろした。・・・・外は大雨・・・中は非日常・・・ただ待つのは非常に不毛だ・・・仕方が無い・・・・私は・・・・再度スリッパを履くと・・・・階段を上り始めた・・・ぎぃぃぎぃぃと軋む階段・・・何人もの学生が上り下りしたんだろうなと思わされる・・・階段を上りきり右側を見ると・・・・1直線の廊下に・・・・部屋が3つ並んでいた。それぞれの部屋にドアノブがついており・・・・床はずいぶんとくたびれた緑の絨毯というのだろうか・・・模様も何もないただの敷物といった感じの布が敷かれていた・・・窓が2つくらいあるが・・・天気の所為か薄暗い・・・そして・・・・ここはマジックペンの臭いというのだろうか・・・シンナーのような匂いが充満していた。1階にいる時は気がつかなかったが・・・・私は・・・一番手前の部屋をノックした・・・・おそらく昔は教室として使っていたのだろう。コンコンとノックの音が響き渡る・・・返事が無いので、ノブを回してみた・・・ガクっと音がして・・・・鍵がかかっている事が分かった。そうか・・・間貸しでもそれぞれの部屋に鍵はあるんだな・・・私はひとまず、その部屋は放置して・・・次の部屋へと向かった。そこもノックをしてみるが・・・返事は無い。部屋の上には教室の名残か・・・手書きの紙にBと書かれていた・・・ということは、最初の部屋はAかな・・・で・・・ノブを期待もせずに回してみると・・・・がちゃりと言う音がして・・・開いた・・・一瞬緊張しながらも・・・・私はゆっくりとドアを開けた・・・すると・・・・うわっ・・・思わず声が出た・・・部屋の中は・・・・真っ赤だった・・・それは人工的な赤だったが・・・・これも意図が分からない・・・どうも、わざと刷毛やスプレーで赤に着色したような部屋。シンナーの匂いが鼻を突く。精神異常者が一心不乱に部屋を塗りたくったような感じの部屋なのだ。塗り損ねた壁からはところどころ壁紙の白さが見える。そして・・・真っ赤な部屋の中に所狭しと置かれている水の入ったペットボトル・・・よく動物のマーキング対策として電柱のところにおかれているあれだ・・・あれが・・・・赤く着色された畳の上にびっしりと置かれている・・・ざっと見たら・・・・縦に20本横に25本くらい・・・・500本はあるだろうか・・・?こんなもの一体何に・・・・?うう・・・恐怖心がせりあがってくる・・・なんだってこんなに生理的に嫌悪感を抱かせるようなわけの分からないものばかりが置かれてるんだ・・・誰かが見た者にそう思わせようとしてやっているとしか思えない・・・それに・・・畳の部屋が・・・畳まで真っ赤に塗装され・・・・そのペットボトル以外に何もない・・・ペットボトルの水は畳にぶちまけられた赤を反射させていた・・・何なんだ?一体・・・これは何なんだよ?おかしいだろ?まともな人間が住んでいる家じゃない。そして、この悪意しか感じない・・・生理的な嫌悪感を触発させようとするオブジェは何なんだ?だんだんと冷静でいられなくなっている自分を感じる。ひどく嫌な予感ばかりがする・・・いや、予感じゃない。こんなものを見れば何か嫌な事が起きていると考えるのが妥当だ。誰が何の目的で、これをしたんだ?人が住む部屋をペンキやスプレーで塗りたくる?ありえないだろ?だが、ありえないことがこうして現実に目の前で起きている。これは一体なんなんだ?悪意の源のようなものが・・・この家のどこかに潜んでいるんじゃないだろうか?さっきの唯一鍵のかかっていた部屋・・・あの中はどうなっているんだろう?これを見る限り・・・あの部屋だけが綺麗でしたなんてことは考えにくい。これだけシンナー臭いのだ。普通の生活にすら支障がでる。まともに生活などこの部屋周辺でできるはずがない。事実は小説よりも奇なりなんて言葉・・・小説のためだけにある言葉だと思っていたが・・・私が目の当たりにしている現実は一体何なんだ?老人はどこに行ったんだろう・・・ここにまともに住んでいるとは思えない・・・近所の小学生が廃屋だと知ってこんな悪戯をしたのだろうか?いや・・・悪戯にしても度が過ぎている・・・納得ができる回答を見つけられぬまま・・・私は扉を閉めた。そして・・・一番奥の部屋へと向かう。ノックをするが・・・やはり返事は無い。私はすぅっと息を吸い込むと・・・・ノブを回した。がちゃりと音がして・・・・ドアは開かれた・・・そして・・・・中の光景を見て・・・唖然とした・・・先ほどの部屋に比べれば遥かにマシなのだが・・・所狭しと何段にも積まれている学習机・・・それにホワイトボードなんかもある・・・そうか・・・学習塾だもんな・・・・そういった備品がなければ逆におかしい。ただ・・・先ほどの非日常から幾分日常に戻された気がした。他の部屋の異様さと同レベルの光景を覚悟していため・・・拍子抜けした。それでも・・・まったく使用されていない埃の被った学習机の山は廃校となった学校の教室を覗いている様で・・・不気味さは拭いきれない。ひとまず、この部屋は何もない・・・そう思い、部屋を出た。そのとき・・・・ふと思いついた・・・・そういえば・・・・・昨日私の着信を受けた電話機はどこにあるのだろうと?普通に考えれば、電話は鳴ってから取るため・・・・自分が生活している部屋の直ぐ近くに置くものだ。そうじゃないと電話が鳴っている間に受話器を取る事ができない。にもかかわらず、1階で電話機を見た記憶が無い。私は携帯からこの老人宅の電話に番号をかけてみようと思った。私はリダイヤル機能で・・・老人の電話番号を呼び出すと・・・電話をかけた・・・すると・・・・トゥルルル・・・・と・・・近くで鳴った・・・音源を探っていくと・・・・最初の鍵のかかった部屋から鳴っている・・・・・・・どうすべきだろうか?一度警察に連絡をした方がいいかもしれない・・・この鍵がかかったドアの向こうで・・・電話が鳴っている・・・玄関には一足の靴・・・・間借りをしていた住人も老人に会わなかったここ1~2年の内に出て行ってしまったのだろうか・・・・そして・・・鍵のかかったこの部屋・・・・勝手にドアを壊して入ることに・・・メリットを感じない。そして・・・・本当に呆けてしまったのか狂人となってしまったのか分からないような他の部屋において為されている奇行の結果・・・まずいのではないだろうか?何か・・・・忌々しいことが起きているんじゃないだろうか?私を日常に繋ぎ止めておく鎖を切断するような・・・私は小考後・・・・警察に電話をかけることにした・・・いくらなんでも・・・・異常すぎる・・・・通報するには十分の状況だろう・・・そう判断した・・・そして・・・・と昨日一緒に稲川淳二の怪談ライブを見に行った老人を見ながら・・・怪談ライブ中にそんなストーリーを考えていた・・・相変わらず、そんな余計なイマジネーションを働かせている・・・少しは面白がっていただけたでしょうか・・・面白がっていただけたなら・・・・N川淳二を名乗るかな・・・
2009/09/13
さて、まずはこれかな・・・人気ブログランキングへhttp://blog.with2.net/link.php?864961↑ブログランキングそして・・・本日の競馬の結果は・・・悲しい取りこぼし・・・いつもどおり後輩の予想に丸乗り・・・我が優秀な後輩君↑http://blog.livedoor.jp/longshotm/対価出した後輩の予想ページ↑http://doronuma2.blog83.fc2.com/中山メインのラインドリーム本命で・・・抜け出せそうだったのだが・・・残念なことにダイアナバローズに交わされ2着で外れ・・どう考えても私の買い方を間違えた・・・3連複と馬単くらい抑えるべきだろうな・・・本命が2着に来ているのだから・・・↓悲しい結果・・・さて・・・今日は・・・・競馬の結果に腐っていたが・・・昨日の延長線上の話になるネタ。昨日どうにか募集し、稲川淳二の怪談ライブの同行者を得た私だが・・・気になることがあった。それが・・・以前の私のホームページNアイランドを見てくださっていた方はご存知だと思うのだが・・・私がNEET時代に日の出町で競馬観戦の店を昼間やっていたときの常連の老人の件。人が集まりそうも無かったので、もう仕事をしていないかの老人は時間があるだろうと電話をしたのだが・・・出ない・・・一人暮らしで70歳を越えている年齢も年齢なので・・・実は気になって、今日見に行ってきたのだ。留守電に入れておいたのだが、今になっても折り返しはない。ずっと不義理を働いている事もあり・・・競馬に外れて予算もないので気になり、様子を見に行くことにしたのだ。老人の自宅はWINSの裏手にあり、ひっそりとした住宅街。野毛山動物園の近くで、昔学習塾を営んでいた家。私の自宅から20分、徒歩で歩いていくと、相変わらず人通りは少なく、閑散としていた。目当ての家屋を見つけると、私は様子を見ながら近づいていった。一人暮らしの老人の戸建て・・・あまり手入れをされていないのは仕方が無いにしても・・・異様なまでに荒れていた。何年前から掃除をしていないのだろう・・・腐葉土になりかけて木の葉がちらばっている・・・まだ、夏が終わったばかりだというのに・・・そして大分放置されているだろう新聞の束は風雨でぼろぼろになり、溶けているような感じで積まれている。外に出された洗濯機は土埃を被っており、これも長期間使用されていないことが一目で分かった。老人の学習塾の看板は赤く錆付いている・・・一見、廃屋にしか見えない。私は、かつてそうしたように・・・木製の引き戸の横に後から備え付けられたインターホンを押す。ピンポーンと間抜けた来客の合図が鳴り響くが・・・返事は無い。ただ、また気になるのが・・・ずいぶんとどぶ臭いのだ・・・・・・私は再び、インターホンを押した。無反応なので、続けて二度三度・・・が・・・返事は無い。不在なのだろうか・・・が・・・齢70歳の老人で血縁者ともあまり交流が無いと言っていた。もしもということもある。私は引き戸を引いてみた・・・「がらがらがら」とそれはすんなりと開いた・・・えっ・・・?鍵をかけ忘れたのだろうか・・・無用心だな・・・ただ、昔は秀才だったであろう老人も会うたびにしきりにボケたと言っていた。私からすれば、まだまだ大丈夫な部類に入ると思うのだが・・・鍵をかけ忘れたのかもしれない。開けると、どぶ臭さの臭気が強まった・・・掃除をしていないのか、奥の方のおそらく台所であろう場所からの匂ってくる。そういえば・・・間借りをしている住人がいたよな・・・・が・・・玄関には靴が一足だけ並べられていた・・・一足だけ、つま先をこちらに向けて置いてある・・・誰かいるんじゃないか?すいませ~ん、○○○さんっ!!声をかけるが当然のように返事は無い。・・・見回すと、出していないパンパンにゴミが詰められたゴミ袋が玄関の脇に積み上げられていた・・・そして、下駄箱の上には・・・違和感を感じるものが・・・よく床屋などにあるマネキン・・・・カツラとマネキンの頭部がセットで置かれている・・・なんだってこんなものが・・・私は、再び声をかけてみたが、一向に返事は無い。・・・知り合いの家であるし、一度はお邪魔した事がある・・・私はかつて老人の塾が賑わっていた時に生徒用として用意されていたスリッパを下駄箱から取り出すと、そちらに履き替えた。○○○さん、いらっしゃらないんですか?声をかけながら上がり込んだ。確か・・・老人の部屋は1階で・・・奥の台所であろう場所の横で以前に老人が貰ってきた麻雀卓でテツマーをした記憶がある。玄関から入ると2階へ続く階段が左側にあり、右側の廊下に老人の部屋があるはずだった。私は、間借りしている住人に会うのは気まずいと思い・・・1階から声をかけながら老人の姿を探す事にした。いや・・・さすがに誰かいればこれだけ声をかければ返事くらいありそうなものだが・・・入り込むと・・・左手にガラス戸の扉があった・・・確か・・・老人の部屋はここではなかっただろうか・・・ノックをし、声をかけてから私はガラス戸を引いた・・・すると・・・・・・・これは・・・・・一体何なのだ・・?日常に非日常が突如として入り込むと・・・人は恐怖心が芽生える・・・老人の部屋は異様だった・・・何かの調べ物をしていたのか、古い新聞が床に散乱しており・・・その上に・・・・・山のように盛られている・・・紙でできた人型・・・紙人形・・・神社などでよく見かける災厄を代わりに受けてくれるというあれだ・・・・・・何故、こんなものがこんなところに・・・・?内職にしても・・・こんな仕事があるのか・・・?意味が分からない・・・ただ・・・非常に気味が悪い・・・私は扉を閉めると・・・・その反対側にあったドアを開けた・・・どうやら風呂場らしい・・・人の気配は無いが・・・一応、すりガラスの扉を開けた・・・当然、誰もいないものの・・・風呂の温度が冷めないように置かれる風呂の蓋の上に・・・・奇妙なものが置かれていた・・・まな板と包丁・・・そして・・・鋸と鋏・・・・・・・違和感を感じる組み合わせ・・・よくよく見ると洗い場には最近では見かけることができない黒いビニールのゴミ袋が散乱している・・・・・・・この組み合わせ・・・おかしいよな・・・なんだって風呂場にこんなものが・・・というより、風呂場でこれを使う目的は・・・・?どう考えても・・・尋常ではなく、想像するに猟奇事件となりうるようなことばかり想像できてしまう・・・・・・相変わらずどぶ臭さは風呂場でもすごい・・・私は風呂場の扉を閉めると・・・その隣にあった扉を開いた・・・っ!?その瞬間・・・目の前にぶら下がっているものに驚いた・・・古い住宅にある和式の水洗トイレなのだが・・・天井からぶら下がっている裸電球に・・・紐が括り付けられ・・・そこから・・・フランス人形のようなものがぶら下がっているのだ・・・首を吊っているかのように・・・背筋がぞくっときた・・・何なんだ?この悪意が渦巻いている家は・・・誰が何のために、こんなことを?おかしいだろ、絶対・・・たった3箇所でみた物が、非常に気味悪さを感じさせる。いや・・・おかしいんだ。変だよ、絶対に、通常そんなことをする必要性がないことばかりが行なわれている。早く出た方がいい。何なんだ、一体。不可解な状況に、私は矢継ぎ早に自問した。おかしい、おかしいよ・・・・気味が悪い・・が・・・非日常マニアとしては・・・好奇心もある・・・ロクなことがないから絶対にやめておいて方がいいと思いながらも・・・老人の安否が気になることと好奇心の2つに・・・・私は抗えなかった・・・トイレの扉を閉め・・・台所と思われるところに向かうと・・・・果たしてそこは台所だった。見ると・・・洗われていない食器が流しの中にところ狭しと突っ込まれていた。匂いの元はそこらしい・・・目の前には簡単なテーブルと4脚の椅子が4つ置いてあり、その右後ろに冷蔵庫がある。机の上には淹れたての珈琲をそのまま放置したように、湯飲みに入った黒い液体が目に付いた。珈琲カップが無いから湯飲みで代用したんだろうな。でも・・・メリーセレスト号みたいだな・・・飲まない珈琲を何故淹れたんだろう・・・左手にはずいぶんと古そうな食器棚・・・ここには何もなさそうだ。私は少し落ち着きを取り戻し、背を向けると、前にお邪魔したテツマーをした部屋に入った。開けると・・・以前に私の記憶にある部屋と・・・・何も変わらなかった・・・ただ一点を除いて・・・全自動麻雀卓は置かれているのだが・・・その上に・・・普通なら存在し得ない物が置かれていた。・・・・あれ・・どう見ても・・・・・アレだよな・・・・うわっと後ずさりをしそうになるような・・・・嫌悪感を感じる物が雀卓の中央にドンと置かれている・・上品そうな長方体の木箱・・・おそらく材料は桐なんじゃないかな・・・あれは・・・テレビでは大きな事故などのあとによく見かける・・・桐の箱に入った・・・・骨壷なんじゃないのか?・・・・・・・なんでそんなものが・・・・気持ち悪い・・・なんなんだ・・・だが・・・・一応と思い、及び腰になりながら・・・桐の箱の蓋を開けた。やはりだった・・・円柱とでも言うのだろうか・・・現物を見たことは私はあまりないが・・・・白い円柱の陶器が・・・・そこにあった・・・・円柱の容積は半径×半径×3.14×高さだったけなと関係ないことを思いながら・・・・確認したいという欲求に抗う事ができず・・・・恐る恐る・・・蓋を開けてみた・・・・すると・・・・中は空だった・・・ほっとした自分に気づく。だがだ・・・この不条理の塊としか思えない物が配置されているのは何なのだ?非常に気持ち悪い。禍々しさだけがこの家を支配している・・・老人はどこに行ったのだろう?そしてこのオブジェ達の配置をしたのは一体誰なんだ?常人がすることじゃない・・・なにやらきな臭い悪意を感じるし・・・おかしい・・・この家は・・・どうなっているんだ?1階はひととおり見た・・・次は2階・・・確認すべきか否か・・・私は思案していた・・・(続く)
2009/09/13
さて・・・これは私信というか過去のNホラー日記。カテゴライズしたいがための更新です。携帯からだと文字のリンクとべないので、アドレスも入力しておきます。Nホラーと書かれた下のアドレスがその日記のアドレスになります。Nホラー1http://plaza.rakuten.co.jp/puchihametu/diary/200711150000/Nホラー2http://plaza.rakuten.co.jp/puchihametu/diary/200902040000/Nホラー3http://plaza.rakuten.co.jp/puchihametu/diary/200907230000/今後増えるようなら編集していきます。
2009/07/23
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