puggieのつれづれ日記

当日の処置～長い一日

６時に食事、まだ余裕があったので、少し食べる。
牛乳半分、パンを１枚、おかずを、少々

７時に浣腸するはずだったが、下痢が続いてるため、しなかった

８時に医長診察
昨日挿入した、ラミナリアを抜く。
分娩予備室で、行う。
かなり痛い。顔がゆがむ。
そのあと、人工的に破水させた。
羊水がどんどんあふれてきて、ベッドが血と、水だらけになってしまった。
シーツにも、布団にも、かなりつけてしまっていた。
このとき子宮口が５ｃｍ大
まずまずの効果であるといわれた。
そして、医長みずからの硬膜外麻酔をいれた。
腰にさす、注射がひやっとしたが、ぜんぜん痛みがない。
カテーテルのようなチューブを挿入して、終了。
やわらかいので、動き回れる。

９時より、点滴による促進剤を投入。
NSTの、モニターをみながら、量を調節している。
だんなが、面会に到着。
まだ余裕があって、病室で、朝ごはんをたべたり、私も雑誌を読んだりして
時間をすごす
「このぶんだと、昼すぎ？」なんて、のんきなことをいっていた。

１０時すぎてから、少し痛みがはじまってきた。
まだ、呼吸法でのがせられる程度であったが、陣痛が４～５分間隔でおそってくる。
痛みがくると、雑誌を読んでいられない

１１時になると、子宮口が４ｃｍとせまくなってきてしまった
促進剤の量をあげていく。

１２時に母が到着
このころになると、痛みはかなりきている。
３～４分間隔
食事も手がつかられず、麻酔をお願いするも、子宮口が５ｃｍないこと、頭がさがってないことから、却下されてしまう；；
でも、腰と、骨盤が焼けるように痛みだして、７ｍｌの、麻酔をはじめて投入することにする

助産婦さん、看護婦さんがいれかわりたちかわり、内診するのだが、触診のため、感じ方がそれぞれちがう
５ｃｍひらいたところで、麻酔を投入できるのだが、看護婦さんがオッケーをだしても、助産婦さんがチェックして、だめだと、麻酔をいれてもらえない
今いれると、後半きかなくなって、苦しいところで麻酔をきらないといけない状況なるとおどかされてしまった

母が、おでんを作ってきてくれて、だんながそれをほうばる
においで吐きそうになるが、もう陣痛の痛みで、食事、水さえも、飲めず
しきりに麻酔をお願いするが、却下の嵐
あと、１時間ぐらいは我慢するようにいわれ、促進剤は量をアップ

１時半
苦しくて苦しくて内診をナースコールする
入り口付近は６ｃｍ、けれど、奥は、４ｃｍしかひらいておらず
もう一回、麻酔をいれてもらうが１時間しかきかない
麻酔がきいてる最中は、会話もできるし、少しの間だけ、眠れる
さすがに日曜日から寝てないので、体力の消耗が激しい

陣痛がきていたのに、麻酔のせいで、波がおさまってしまう

このころから、今日中のお産は難しいのでは？と思い始めた
現在子宮口ほぼ５ｃｍ、頭は依然高い位置
午後８時の段階で、状況がかわらなければ、明日また、促進剤をうっての
お産となるため、ここで麻酔に耐性がついては、明日がつらいとのこと

私はかなり気弱になって、帝王切開を考え始めた
今の苦しみからのがれたいそれだけだった

午後５時ごろ
最大級の痛みが走る
麻酔はあれからトータルで、３回いれてもらったが、最低の量のため
すぐにきれてしまう。
もう、必死に、陣痛の波を耐えるしかない状況
シーツをかみきったり、カーテンにしがみついたり、点滴の支えにつかまってとにかく耐える、耐える耐える

内診をしてもらおうと、ナースコールしまくるが、その日は、ほかにも、分娩の妊婦さんが大勢いるらしくなかなかきてくれない

午後８時すぎになった
相変わらず子宮口は６ｃｍ程度
私の体力は限界
明日にしたいですと懇願したが、却下

午後９時に、麻酔を追加してもらう
涙がでるほどうれしかったが、麻酔がきいてくるには１５分程度かかる
そのあいだ、何回、この陣痛をたえればいいのか？
２回？３回？

時計をみながら、「あと、何分は、痛みから解放される」
そればかり考えていた
時間がくれば、また、痛みの波

この麻酔がきれたとき、子宮口７～８ｃｍ
すでに、いきみたい気持ちがきた
痛みに加えて、便意があるかんじ
これがつらかった
ボールをおしりにあてて、いきみのがししたのだが、
地獄のようだった

午後１１時になった
分娩台は満杯で、しかも、待ちの妊婦さんもいる
となりでは、もう子宮が全開してるのに、まだほかのかたの分娩がおわらず
ご主人とふたりで、赤ちゃんの頭をだそうとしていた
ときおり、聞こえる悲痛な声が本当につらそうだった

そのかたが、分娩室にうつると、助産婦さんが、部屋にやってきて
私の子宮口をこぶしで全開大にひらく
痛みなどない。
そして、おなかをおしながら、赤ちゃんを出そうとする

りきみかたがわるく、赤ちゃんがおりてこない
そのまま、分娩室に移動。
「ご主人、長くなりますから、そのつもりで」と、いわれた

分娩室にはいると、もう、痛みより、りきまなければという気持ちのほうがつよくなった。
とにかく、りきむ、腹筋をつかって、押し出すようにといわれるが、うまくいかない。
りきんでるときは、赤ちゃんの頭、髪の毛が産道にはいるのに、りきみをやめると、またひっこんでしまう状態が続く。

赤ちゃん心音が低下、私の酸素不足によるものだった
酸素マスクをつけられ、とにかく、呼吸した。
そして、医師が登場して、吸引をするといわれた
「麻酔はどうしますか？」看護婦が助産婦さんにたずねた
「麻酔いれると、陣痛がさがるので、このままいきます」
麻酔なし、決定

吸引器をいれるため、切開
看護婦が、おなかをおす、医師が吸引をはじめて、３回目ぐらいで
２６０６ｇの赤ちゃんが誕生

すぐに羊水を抜いて、赤ちゃんが、泣いた
「おめでとうございます、女の子ですよ。午前０時８分」

分娩室にはいって、はじめて、枕元のだんなを見た
「やったね、よくがんばったね」
私は放心状態で、涙もでてこなかった
そのあと、すぐに、胎盤搬出、切開箇所縫合があった。

麻酔なしだったが、さすがに肛門部分はかなりつらかった
痛みはすごいし、思わず体がのけぞるぐらいだった
けれど、あの陣痛の苦しみに比べたら、我慢できるものだったが＾＾

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