pumpkin21つれづれなるままに

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カメラの師に捧げるメロディー



「福山雅治、カメラの師に捧げるメロディー」

 シンガー・ソングライター福山雅治(36)が15日、鳥取県内にある「植田正治写真美術館」の開館10周年展覧会の内覧会に出席した。福山は著名写真家の植田さんから強く影響を受け、写真家として本格的に活動し始めた。00年に他界した恩師にささげた曲のオルゴール制作が決まり、この日メロディーを紹介した。
 「植田先生が星になって地球を見ていることをイメージしました」。福山はこの曲をそう説明した。植田さんは本当に星になっている。98年に鳥取の天文台で新星が発見され、昨年3月に国際天文学連合が承認。同美術館を訪問していた福山の名をつける動きがあった。しかし、福山が「植田先生の名を付けてほしい」と願い、新星は「植田正治/UEDASHOJI 17748」と命名された。
 福山はテレビ朝日の公式カメラマンとして00年シドニー五輪、04年アテネ五輪に参加。個展を開くなど写真家としても活動中。その原点が植田さんだった。94年に鳥取砂丘で行ったアルバム「HELLO」のジャケット撮影で出会った。植田さんは81歳だったが、カメラを持って子供のようにはしゃぐ姿をみて「自分もそんな風に生きてみたい」と思った。悩んだ時期も「正面を見て、撮りたいものがなければ、右を見ればいい。それでもなければ左。それでもなければ上下を見ればいい」という植田さんの言葉を思い出し、前向きに取り組んできた。
 今年、デビュー15周年を迎えた。「表現者として生涯の目標なんです」。福山は楽しみながら一生歌い続けることを恩師に誓っている。【松田秀彦】
(日刊スポーツ)



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