子ザル飼育日記

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2011.10.05
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カテゴリ: 宇宙人
気が付けば、もう二か月以上ご無沙汰していました。

皆様、お元気でしょうか?
私は元気です。
子ザルも元気です。
雅も元気です。


二か月の間に夏休みが終わり

仕事は忙しく

オカン業も忙しく

介護が…終わりました。







その日は日曜日で

昼間、次郎と三郎は実家へ遊びに行って

夕方私が迎えに行って

じいじと三人で写真を撮って帰ってきました。


ただ、帰り際子ザルたちが手を振ると

じいじは手を振り返そうとしたんですが

タオルケットから手が出せなかったんですね。


重かったみたいで。


なので「ひょっとして…」と思ったんですが

帰宅後、夕飯を食べていたら電話が鳴って

ばあばの「来て!」の一言で家を飛び出しました。




反応できた私だって結構いい感じだと思います。

ちなみに、私が家を出る際に家族に言ったのも一言「行く!」でした。

それで分かった雅もえらい。


結論から言いますと

じいじは自宅の自分のベッドで



私と姉がいて

隣の部屋には孫も揃っている。

そんな中「じいじのタイミングでどうぞ~」とみんなに言われながら

静かに静かに逝きました。


呼吸器も点滴もモニターもなく

みんなで鼻や口のそばに手をかざし

爪の色を見て、肌の色を見て、ぬくもりを確認しながら

ゆっくりゆっくりお別れしました。


訪問医療の先生に確認していただいてから

一族全員で、じいじと写真を撮りました。

妻と、息子と息子の妻、子供。娘と娘の婿、その子供×2(苦笑)

総勢15名。

最後の集合写真でした。


勿論、涙もありましたけど

笑顔がそれ以上にあって

「いい最期」でした。「最高の最期」でした。

本人の希望通り、最期まで、自宅にいました。


私も、あんなふうに逝きたいです。



我が家の場合、介護期間が非常に長く

一番初めの「余命宣告」が25年以上前ですので

心の準備には余念がないと言うか抜かりなしと言うか

そして、思うように介護も看取りも出来ましたので

不謹慎なほど、すっきりしています。


すでに告別式も終え

日常が戻ってきています。

ちなみに、告別式も笑顔がいっぱいでした。






長かったなあ。

と言うのが一番の本音です。


途中、もう本当にドロドロした感情に支配されそうになったりもしたし

家族の危機、夫婦の危機を迎えたこともありました。


でも、終わりよければすべてよし。です。


あの日、あの時間が最高でした。

一日前でも後でも一族皆で見送ることなどできませんでした。


ありがとね、じいじ。

お疲れ様。よく頑張ったね。





介護が、終わりました。


とりあえず、ご報告です。





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最終更新日  2011.10.05 22:25:35
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