銀行編

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銀行編－アメリカの銀行は間違いが多い　

こっちの銀行は私の経験では間違いが多いです。あとで訂正してくれるにしろ、ATMの故障や銀行員の数え間違いなど、日本ではあまりあわない経験をこっちでしてます。日本の銀行は不良債権など問題はありますが、信用はできます。送金がされていない、金額が違うなどというトラブルはあまり聞きません。だって行員の方、日々のお金と帳簿が合うまで残業されてますよね。こっちでは人々は銀行をあんまし信用してません。金額の間違いなど良くある事だとか。
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Puruchanの思うこっちの銀行の良い点は　

　こっちの銀行では、ATMマシンが7日間24時間、手数料無料で使えること。
　小切手が結構便利　　

そんなところかなあ。。。

個人も含め、お金の送金はほとんど小切手で行われます。日本で一般的な振込みはあまり使いません。自動引き落としも非常に珍しいです。これは人々が銀行をあんまり信用してないから、月々引き落としといてって銀行にまかせるのは不安だからだとか。口座を開設して少しすると小切手の入った小さな箱が送られてきます。小切手の左側には自分の住所、名前、下には磁気で読み取るデータで口座番号などが印刷されています。電気など請求書がくると返信用封筒（切手は個人持ちです）と、請求額の小さな伝票がはいってるのでそこにいくら送金するか書き入れて、その額の小切手を同封してポストにいれて送金完了です。なれると結構便利。

こちらの銀行には通帳がありません。日本でもCITIBANKも通帳がありませんね。こちらは小切手送金が一般的なんで、通帳がないと今銀行にいくら残ってるのか、支払で送付した小切手は支払済みで口座からその額が引き落とされているかどうか全くわからず、自分の口座の持ち金がいくらかよくわからずかなり不便です。最初はセキュリティー面が心配でしたが、今は　Online　Banking　を使ってマメに現在の残高をチェックしたりしています。

日本に比べて銀行も”商売”してるなあと感じます。日本の銀行は口座管理料とか取られる所って少ないですよね？こっちはすごいです。毎月の平均残高（毎日の残高を足して月数で割る）がいくらかによって銀行が無料で提供してくれるサービスが変わってきます。私の使ってるFleet Bank(東海岸からフロリダまで結構たくさんの州に支店がある銀行です）では毎月の残高が1500ドル以下の人、1500ドル以上の人、10，000ドル以上、25，000ドル以上というように分れています。（下に失敗談あり）　

口座は大きく分けてChecking　Account（小切手の支払用、利息ゼロ），　Saving Account(利息がつく）と2種類あります。小切手の支払はCheking　Account　から引き落とされます。二つの口座にお金が十分はいっていたとしても、checking　accountにはいっている以上の金額の小切手を切ってしまった場合　→　銀行はご親切にSaving　Accountのお金をCheckingに移して支払をして下さいます。　しかし　その手数料　15－25ドル位します。（銀行によって違います）　うう　いい商売。。同じ銀行の同じ人の口座間でお金を動かすだけなのにぃ。

銀行にまつわる失敗談

ATMで入金したお金を返して！

こちらに来て数ヵ月後の事、めずらしくお金を入金する(deposit)機会がありました。簡単だからと迷わずATMで入金しました。普通にカードをいれ、暗証番号をいれました。機械は”いくら入金しますか？”と聞き、私は300ドルとボタンを押しお金をいれました。機械には”300ドルですね？”というメッセージが。”Yes”を押してやれやれ一仕事終わったぞ！と家に帰りました。それから2週間位たったある日、銀行から手紙が。読んでみるとどうもその入金手続きに問題があったらしい。彼が家に帰ってから銀行に電話してもらったら”私の入金したお金が見当たらない”という。えええぇ！　その時初めて知りました。こっちは入金する時に、金額、自分の名前、口座番号を書いた封筒にお金をいれてATMにいれるのでした。アメリカのATMは入金に関しては機械がお金を数えるという機能はないのでした。　ひえぇ。夫は一言、”知らなかったのぉ？　やっちゃったねぇ。”と呑気顔。

さて　銀行の言い分はあなたの入金したという300ドルが見当たらない。なので封筒にいれ忘れた旨を説明したのですが、そうですかあという反応。もし本当にその時に入金したというなら　その時の領収証をこちらに送って下さいという。別に送るのはいいんだけど、銀行のシステムって取り引きはすべて記録されてるはずなので、その銀行のATMマシンの領収書を送る事で私がお金をATMにいれた証明になるのだろうか？銀行にあるデータと同じ領収証を送る事でお金が見つかるのだろうか？と疑問の残る私達夫婦。

そうこうしてるうちに、銀行の残高からしっかり300ドル減りました。その入金手続きはなかったことにされちゃったのです。でもさー私が封筒にいれなかったのは間違えでも、お金をいれた事だけは確かなので、あのATMの向こうの床に300ドルがばらばらっと落ちてたはず。日本の銀行は毎日残高を合わせるから、そういうトラブルがあったら翌日か翌々日には連絡くれるでしょう？こっちは2週間後に手紙ですからねぇ。なんだかね。

さて300ドル口座から引かれて青ざめた私は、急いでATMの機械から出て来た取り引きの証明書を銀行に送りました。待つこと10日間、連絡がきて領収証をうけとったのでお金は口座に戻しますと300ドルが戻ってきました。でも　でも　でも　私が領収証を送った事で行方不明になったお金が見つかったとでもいうのでしょうか。謎は残る。

お札が少ない！

私は用心深い（いやケチ？）なので、お金を銀行やATMで受取ったり、おつりを頂いたらとりあえず数えます。いつの頃からでしょう。もちろんマイダーリンには数える習慣はありませんでした。私が間違いだってあるんだから数えないとダメなんだよぉと言っても彼は大丈夫、大丈夫と笑ってました。　し　しかしある日彼と銀行にいった時の事。80ドルWithdrow（引き出し）したはずなのに、お札が60ドルしかない！　ATMの横にある電話でその旨を言ったらただ一言、”調査して連絡します”ひぃぃぃ。それは週末だったので2日待ちました。まあ無事帰ってきたんですけどね。

それを機に、彼はATMは信用できないとお札を数える習慣を覚えました。そんなある日また一緒にATMでお金をおろしたら、１枚の２０ドル札が機械に少し挟まっててとれない。え？ちょっともう１回ひっぱってみなよぉなんて言ってる間に２０ドル札は機械の中に吸い込まれていきました。もちろん明細書には受取っていない２０ドルも引き出したことになってます。

考えあぐねた私達、今度は入金するフリをしよう！と画面の入力ボタンを押し、ATMの反応を待ちました。パカっとお札を入れるドアが開きましたが20ドル札はそこにない。う　私達の20ドルは消えた。またATMの電話で連絡すると”調査します”の一言。おろおろしていると　女性が入ってきてそのATMでお金をおろしてるではないですか。もしかして　私達の２０ドル札ってもう１回一緒に出てくるのでは？と２人で心配顔。相談した結果、”私達、２０ドル足りなかったんですけど余計にはいってませんか？”と聞きました。　その女性の返事は”あら丁度よ。”

彼と２人で自分達から２０ドル足りないと額を言ってしまったのは失敗だったかもと少しくよくよ。とりあえずまたATMの電話で今違う女性が来てお金をおろした旨、丁度だったといってるけど、私達は彼女の受取り額と明細を確認したわけじゃないからと心配そうにつげる。数日後電話をもらって、２０ドルの件はこっちのミスでしたと、お金を戻してくれました。

本当に日本のATMでこんなトラブルあったことないよぉ　＞o＜；；；

窓口で何か手続きすると手数料５ドル取られてたぁ！

これは単なる私の失敗談です。こっちの銀行は残高によって受けられる銀行のサービスが違う事は先ほどちらっと書きました。わが家は去年の頭まで夫婦そろって学生だった為、学費の支払に追われていつもお金はありませんでした。ある日銀行から課されている残高を割っていた為、１ヶ月の口座管理料が25ドル位取られてた事が発覚。彼が銀行に行って、残高が少なくても違反金がかからないプランにしてきました。

その内容も私は確かめずに一年経ちました。昨日銀行にいったらですね、あなたの口座、毎月１５００ドル以上平均して入ってるのに、なんでセルフサービスプランにしてるの？これだと窓口で小切手を入金したり、何か窓口でしてもらうたびに５ドル手数料がかかって損よ！とのことでした。

ええええぇ！！窓口でちょっと話しただけで５ドルだあ？　実は私、去年の７月から今年の１月までインターンシップでとある不動産会社の経理や会計の仕事をしてたんですが、毎週お給料を貰うとその日に窓口にいって入金してたわけ、それって毎回５ドルひかれてたんかい。ショック！　忙しさにかまけて最近全然銀行明細チェックしてなかったのよね。ATMで明細をもらうとき、だいたい残高あってたからさ。どういうプランかきちんと自分でも確認しなかったこと、銀行明細をチェックしなかった自分をちょっと反省。

そして昨日、いろいろ説明をしてもらって　Fleet　Oneというプランに変更してもらいました。めでたし♪　それはチェッキング口座（小切手用）の平均残高が１５００ドル以上　であれば、窓口での手続きも無料、オンラインで銀行の取り引きを確認するのは無料、（送金は無料ではない）、クレジットカードが欲しいなら手数料無料　などなどの特典があるそうです。一応パンフレットに　NEW　Planって書いてありました。　ちなみに　バランスが１５００ドル切ったら違反金は１２ドルだそうです。去年より安いじゃん！

このFleet　Bankって３年位前までは　BOSTON　Bankだったんです。米国って銀行の買収とか日本より多いじゃないですか。それでFleetというちょっと大規模な銀行に買収されたんです。その時　友人のアメリカ人のお友達は、Fleet　Bankは手数料がいろいろ高すぎるから、Fleetに変わってすぐに解約して違う銀行にしちゃったといってました。なんでFleetも最近は少し　リーズナブルなプランを作ったのでしょうか。

おまけ－銀行員ってお金数えるの仕事ですよね？

インターンシップで不動産やで働いてたとチラッと書きましたが、家賃が入ってくる月のはじめはすごい量の小切手が集まります。私の他にアルバイトで来ていた高校生の女の子がいて、彼女が伝票を書いて、小切手を銀行に持っていって入金する役割でした。その日はたまたま私が伝票を書いて彼女に渡しました。アパートの建物ごとに入金伝票を書き、小切手をその後ろにクリップで留めるわけです。その日は超忙しくて急いでて、クリップをとめた時にちょっとひっかかてしまって３つの入金伝票が一緒にはさまってしまいました。その入金伝票と伝票の間にチェックが5枚とか6枚とか挟まってたわけです。

それから３０分後、彼女が帰ってきて入金控えをくれたら控えが数枚足りない。これだけ？と聞いても　それだけ　という。　じゃあ銀行にいって聞いてきてといったら、ええ今ですかぁ？みたいな返事で、忙しそうなフリしてお昼ご飯買いにいっちゃったんですよ。もうムッとしました。日本人ってさ、そういうとこ責任感強いから、じゃあ確認してきますとかいうじゃないですか。見当たらない入金伝票って２万ドルとか、７０００ドルとかかなり高額で、心配だしイライラして待つ位ならと自分で銀行に行ってきました。そしたらその担当の行員がランチでお留守。また１時間後に銀行にいってやっとその担当者と会いました。

結局のところ、たまたまクリップで３枚の入金伝票がくっついてたから気づかなかったとの事。こういうクリップの留め方じゃ気づかないし、困ると文句言われました！！　何ですとぉと腹のたった私。だってさーそりゃ　クリップの留め方ちょっとは悪かったわよ、でも入金伝票に１０枚チェックナンバーと金額書いてあったら、入金控えをプリントする前にその金額とチェックの金額があってるか位確認しない？

ボスにそれを話して”お金を数えるのが銀行員の仕事でしょ？信じられないぃ。日本じゃありえないよ”と絶叫したら、ボスは”分かるわよぉ。あの銀行っていい加減なのよ。よく間違うから、月々の明細うけとっても信用しないで入金伝票と金額確認してね。”との事でした。

うーん　やっぱりアメリカの銀行は信用ならない。でも経済大国なんですよね。謎　謎。