占星術オフィス アルクトゥルス

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黄金の錬金術師


黄金の錬金術師



フィボナッチ数、そして黄金分割は
生命の構造に織り込まれた数学的秩序だ。

12サイン360度を黄金分割で分割すると
しし座18度「化学者が自分の生徒に実験を指導する」
さそり座13度「発明家が研究室で実験をしている」
というサビアンの位置がはじきだされる。

13度と18度はタロットを見ても分かるように、
どちらも不穏な度数である。
だが、その不穏さは高次、あるいは低次のコスモスとの
接点となりうるので、いわば閉じた12サインの環にとっての
風穴として機能するはずだ。

ポイントはどちらも錬金術風のシンボルだということ。

しし18度の化学者はゴーレムのつくりかたでも教えているのだろう。
しし座というと分身を作りたいサインなので
仙道における「陽神」の錬成とも重なる。
現代科学でいうならゲノム技術といったところか。

そして、さそり13度の発明家は
核技術か神経毒の実験でもしているのだろう。

そこには生命のシステムを離脱するための脱出口がある。
が、それすらも元から組み込まれた生命の構造の一部なのだ。

ところで、黄金分割は美の比率であり、
ヘリオセントリック視点で金星と地球が会合する点を結んでいくと
できあがる五芒星における交点の比率でもある。

この世からの脱出口と美の比率。

(c)神谷充彦


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