占星術オフィス アルクトゥルス

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高次の月とイエソド


高次の月とイエソド



アッシャー界のイエソド(月)は気の体の中枢であるが、あくまで生命の木の上位構造に対して受け身の立場でしかなく、全体構造における関係性に左右される 不安定な存在だ。これは、占星術における月であり、グルジェフの言う月であり、いわゆるヒーリング等におけるエーテルレベルの第2チャクラである。第2 チャクラは関係性のチャクラだ。

これが、1つ上の次元であるイエツィラー界のイエソドになると、アッシャー界のティファレト(太陽)に対応するため、主体的なエネルギーの源となる。これは気功における丹田にあたる存在。アストラルレベルの第2チャクラといってもいいだろう。

ブリアー界のイエソドは、アッシャー界のダートに対応するため、生と死などある種の境界越えがテーマとなる。これは禅におけるハラと関係するが、仁王禅などの類は気功の丹田とそう変わらないのでまぎらわしくもある。これはメンタルレベルの第2チャクラといってもいいだろう。

アツィルト界のイエソドは、アッシャー界のケテルに対応する。アジズ・クリストフの体系でハラと「絶対状態」が対応づけられているのはこれに関連するだろう。サマディー様の状態になるときにウッディヤーナ・バンダが自動的に起きてから無呼吸状態になることがあるが、これはこの領域のイエソドに関係している のだと思う。

このように多重的なイエソド―月をどのようにとらえるかということが、最近の興味となっている。

(c)神谷充彦


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