占星術オフィス アルクトゥルス

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かに座1~5度


かに座1~5度



●かに座1度
船で船乗りが古い旗を降ろし、新しい旗を掲げる

個から集団性へアクセスするゲートとなる夏至。かに1度はサインの最初なのでそれが顕著に出てくる。風の元素から水への切り替わり点でもあり、水蒸気が雨になるように臨界点に達した何かが一気に変容する。水は情感的なものであり、大地に降り注いで泥となることから、伝統や集合意識、下意識とも関係してくる。文化的遺伝子。ミームの概念はかに座の特質をうまく表現している。不可逆的な変更が起きる。


●かに2度
魔法の絨毯に乗った男が、大地の巨大な区域を飛び回る

空へ高く飛翔するのではなく、視点はあくまでも大地=伝統性な集合意識にある。既存の世界観を俯瞰的に眺めることで、個人の限界を超えて広い視野を得ること。未来予知にも関係。ただし、「区域」とあるようにそれは人間の集合意識の枠組みを超えない。

かには4番目のサイン、なので区域化と関係。4番目サインの第1ブロック=サインの性質が先鋭化した形で押し出される
第2度数=サインの雰囲気を高める、固定化しようとする(でも流動的)、前のサインに対しては破壊的に作用する。

破壊性とは絨毯のことか。個の力や対個人の力を極めようとする双子にとって、絨毯などという魔法アイテムは掟やぶり。


●かに座3度
シャギーディア(毛深い鹿)を連れている、毛布に身を包んだ男

各サインの3度はそのサインの行動原理がもっともピュアな形で現れるというが、かに3度はかに座性質というよりは、IC(天底)的な、意識の極北へ向かうかのような厳しさが表現されている。始原的な意識、集合意識の水脈へ通じる井戸を掘るかのような孤独な作業。毛深い鹿、毛布は個を守りつつ、自然界や霊的 世界へアンテナを伸ばした状態。


●かに5度
踏み切りで、列車にぶつかった車

集合意識の海につながるために、個はいちど破壊されなければならない。4度よりも激しい、個の破壊体験。ネズミは小さきものだったが、今度は列車であり、集団を乗せた鉄の塊だ。それが個を守る殻(車)を破壊する。何かの衝突によって生き方の変更を迫られる度数。


(c)神谷充彦


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