占星術オフィス アルクトゥルス

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水星の裏側と自己想起


水星の裏側と自己想起



1月14日(世界時)、NASAの探査機メッセンジャーが水星をスイングバイし、その裏側を鮮明に撮影した。

水星は占星術的には神経や知覚の働きと関係するということを考えると、これは、「裏を見る意識」と関係してくるに違いない。卑近な例では物事の裏面を知るということ。あるいは交感神経と副交感神経の関係。

スピリチュアルなことでいうなら、グルジェフ言うところの自己想起とも関係してくるだろう。つまり、人類レベルで自己想起が容易なものとなり、自己意識(presence/I AM)の基質となる精神物質H24が蓄積されていくのだ。

メッセンジャーが水星の周回軌道に入るのは2011年だというから、そのころには本格的に自己意識の状態が定着することになるのだろうか。2012年冒頭には海王星が魚座に入るので一気に客観意識へ進展していく人も続出するかもしれない。



話は変わるが、英語というものはうまくできているなと思った。

presence(存在)はアドヴァイタでいうところの「I AM」や「アートマン」に当たる言葉だと思うが、これは感覚(sence)の手前(pre-)にある意識ということになる。アジズ・クリストフの「state of presence」というのもまた絶妙な用語だと思う。

さらに、presenceをexstenceと言い換えて、そこにpre-を付けると
preexstence(霊的存在)となる。これはいわゆる心霊の類ではなく、ヒンドゥでいうところの「ブラフマン」のことだ。

(c)神谷充彦


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