け・せらー、せらー♪

4/9 バイリンガルへの憧れ



日本に住みながら、両親とも日本人であり、
子供をバイリンガルに育てるのはかなり難しいのではないかと、
思います。
お母様方の努力は立派だと思います。

でもね、多分過去の日記にも書いたと思うんですが、
両親のどちらかが外国人で、家の中で外国語を話していなければ、
バイリンガル になってほしい両親 の努力だけでは
絶対、無理があります。
子供への負担がかかりすぎます。

国外で育てるならまだしも、
日本にいながら、なぜ外国語で話すことを親の独断で
強いられなきゃいけないのか。

あと、親の努力といっても、その親御さんがどれだけの
外語能力があるか。です。
現地人と同じレベルで話せるならいいでしょうけど、
片言の外語能力で教えると、悲惨な結果になりえます。

身近に中途半端な言語教育を受けた(受けなかったと言ったほうがいいかも)子供たちを見て、分かるのですが、
大きく三つのパターンが見受けられます。

何れとも両親の都合で来日、又は日本で生まれた子供たちなのですが

1.両親のどちらかが 日本人 である(国際結婚含む) 

2.両親の 両方が日系人 である
  A.日本語が話せる
  B.日本語が片言話せる
  C.日本語が話せない

3.両親の どちらかが日系人 である


日本の学校へ通い、幼少のころから日本語を学ぶ条件までは同じとして

1.<両親のどちらかが 日本人 である(国際結婚含む)> 
  の場合、
  日本人である親が学校の勉強を補助することができるので、
  子供もスムーズに外語と日本語を習得するでしょう。
但し、家庭内で、どの言語を基本とするかを決めておくことが大事です。

2.<両親の 両方が日系人
  の場合、日系人であるため、
  A.日本語が話せる
   日本語を話すことは、両親も言語に馴染みがあるので、早く上達するでしょ   う。(イントネーションなどの訂正は別として)
   高学年になり、歴史、地理、文法、などの教科で難ありですが、それらの知   識の習得に関しては、子供の努力しだいです。(授業についていければOK)

  B.日本語が 片言 話せる
   日本語は上達するが、発音に注意しなければ、親が話す変なイントネーショ   ンの日本語を話すようになる。以後同じ。
   話せても、読む課程で理解ができない。(学習も、子供の努力しだい)

  C.日本語が話せない
   両親の教育によって日本語は上達するか、しないかの何れか。
   他の教科についていけないため、日本の学校へ通うことを断念することが多   い。その場合、ブラジル人学校へ通うか、そのままの状態で学校教育を受け   ない。
   もちろん、両国で教育を受けていないので、中途半端な日本語・外語を話す   ようになる。

3.<両親の どちらかが日系人
  日系人ではない親の方の言語も話す必要が出てくるので、このパターンが一番  困難。
  A.日系人親が、日本語を諦めるか
   (日系人は、母国語がどちらの国の言語であるか決めなければいけない)
  B.外人親が、母国語を諦めて日本語に集中するか
   の、いずれか。

  両親の柔軟性がなければ、これも中途半端に終わる。


私はポルトガル語・日本語のバイリンガルですが、
現地で育ち・学びました。

9歳ごろまで、両親の母国、日本語を基本(メイン)にして
家庭内では日本語、外では外語ときめられておりました。

両親、特に父親は

「日本人の顔をしていながら、話せないのは恥だ」

という考えの持ち主で、私たちのOrigemを尊重するように育ててくれました。

長くなるので、続きは後ほど・・・




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