け・せらー、せらー♪

ガラナー伝説


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ガラナ(学名 Paulinia Cupana )は、ブラジルのアマゾン川流域に自生する、房状の小さな赤い果実をつける「つる状植物」です。 
青々と茂ったアマゾン熱帯雨林では高さ12m位まで成長します。


アマゾンのインディオたちは、ガラナの由来に次のような伝説を語り継いでいます。




アマゾン奥地に住むマウエース部族にとても仲の良い夫婦がおりました。

長い年月を共に過ごしながらも子宝に恵まれなく、

一人でもいいから授かりたいと常に願っておりました。

夫婦は完全な幸せを求め、

ある日神々の王 トゥパンに

子供を授けてほしいと直々お願いしました。

トゥパンは、この夫婦がとても心優しい人たちだと知っており、

時期をまって男の子を授け、

願いをかなえてあげることにしました。

時は経ち、男の子は健康で強く、そして心優しく育ちました。

その男の子が育つのを闇から覗いていた

闇の神ジュパリーは、

その子が放つ和みや幸福感を異常なまで嫉み、怨んでおり

何れ命を絶ってやろうと決めました。

男の子がジャングルへ木の実や果実を取りに出かけた時を見計らって

その恨みを晴らす事にしました。

ジュパリーは毒蛇に化け、男の子に噛み付きその毒で殺しました。

その瞬間、雷がジャングルの奥深くまで鳴り響き、

男の子の部落に稲妻が落ちました。

母親は異変を察知してその場で泣き崩れました。

その雷はトゥパンからのメッセージで、

母親は死んだ愛しい子供の瞳を

土に埋めるよう指示されました。

そこから、新しい木が生まれ

美味しい果実をもたらすだろうということでした。

母親は言われたことを他のインディオに伝え、

トゥパンの指示通りにされました。

そこからガラナが芽を出し、

その果実は実が熟して弾けると中から黒い種が現れ、

あたかも目のようなその姿は神秘的でさえあります。


guarana


ガラナは、自然のエネルギーサプリメントとして、
この地に住む先住民に何世紀もの間利用されてきました。
また、興奮剤や鎮痛剤としても用いられ、他にも動脈硬化の予防や
高血圧の治療に効果があると言われています。
ブラジルでは、清涼飲料に主成分としてガラナを含んでいるものが多く、
ポピュラーな植物です。






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