風とこころ

風とこころ

21

白雪姫?



ゼロスが管理人の部屋にやってきた時、管理人は眠っており、オル・ゴールがその周りでオロオロとしていた。

「どうしたんですか?」

思わず聞いてみると、オル・ゴールが飛びついてきた。

「アア、ゼロスさん!管理人さんがっ!!」
「管理人さんがどうかしたんですか?」
「・・・・・死んじゃいましタ。」

「はあ?」

見ると管理人は青白い顔で、白目をむいている。

「どうして・・・?」

ふと管理人の周りを見ると、管理人は手に漫画を持っていた。
それを取り、黙読する。その間にオル・ゴールが事の成り行きを話した。

「ボクが来たとき管理人さんはマンガを読んでいテ、しばらくして倒れたと思ったら動かなくなったんデス・・・・・」
「なるほど。」

ゼロスはこのなぞ解けたというようにして、本(漫画)を閉じた。

「管理人さんは、純愛物語を読んだショック死でしょう。」
「エエ!?そんなことあるんデスか!!」
「まあ、管理人さんですし。」
「・・・・・どうやったら生きかえるんデスカネ?」
「簡単ですよ。・・・・・管理人さん。」

管理人に顔を近づけてゼロスはささやく。

「起きないとキスしますよ」

すると、管理人はカッと目を見開いた。そして・・・

『ゴスッ』

ゼロスの顔に管理人の拳がめり込んだ。

オル・ゴール「・・・・あ」

ゼロスの体が宙に浮いた。

管理人は立ち上がり、叫んだ。

「何さらそうとしとるんじゃい、ワレェェェ!!」

「逆切れですかァァァ!!?」

ゼロスも叫び返す。(爆)

そして、今日もいつも通りの波乱万丈を過ごしましたとさ。(ぇ
めでたしめでたし。(ヲイ


2004.12.27


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