子どもと楽しむほーむぺーじ

働くママ・パパのお金の話

2005年3月3日の日記より引用

妊娠出産でもらえるお金チェック！
特に、産後も仕事を続ける人は知っておいて損はありません。

専業主婦のママさんへ
出産育児一時金がご主人の社会保険から出ます。
ご主人に書類をもらってきてもらいましょう！
ただし、出産6ヶ月前まで働いていたママさんは「出産手当金」が支給されます。
出産育児一時金も、自分の社会保険からもらえることもあります。（ただし、ご主人の方からと両方はもらえません）
忘れずにもらいましょうね！
（詳しくは、次項で説明します）

産休を取るママさんへ
健康保険の被保険者が、病気やケガで会社を休み、給与が支払われなくなったときは「傷病手当金」（日給の60％）が支給されます。連続して3日間会社を休んだのち、4日目からもらえます。妊娠中も対象となりますので、切迫流産・切迫早産などで会社を長期間にわたって休む場合は、忘れずに手続きをしましょう。出産予定日から43日前までもらえます。42日前からは「出産手当金」（別途説明）となります。

産休の間、お給料が出ない人は、「出産手当金」(日給の60％）がもらえます。対象となるのは、社会保険か共済組合に加入して1年以上の会社員・公務員ママ。
日給の定義＝月給÷30

専業主婦でも、妊娠を機に会社を退職したママはもらえるチャンスがあります。該当する条件は、健康保険に1年以上継続して加入しており、会社を辞めて6カ月以内に出産すること。また、退職後も健康保険を任意継続して保険料を払い続け、2年間の継続期間中に出産したママにも支給されます。
とても悲しいことですが、上記の条件にあてはまり、妊娠4カ月以上の分娩なら、死産や流産でも支給されます。

例えばですが、出産予定日が4月30日の人の場合です。
10月31日までお勤め→5月5日に出産→出産手当金は支給されません
このケースでも、11月30日までお勤めの場合はもらえます。
辞める場合は、出産予定日より5ヶ月前ぐらいに退職すると良いでしょう。
出産は2週間ほど予定日より遅れることがあります。

出産が早まった人は産前の日数が減るので、支給額が減ります。
出産が遅れた人は産前の日数がふえるので、支給額も増えます。
なお、出産当日は産前にカウントします。産後は56日分です。
多胎妊娠の人は予定日から計算して、産前98日となりますが、出産が早まることが多いので実際の日数は少なくなるかもしれませんね。

育児休業を取るママさんへ
育児休業給付金は、妊娠しても仕事をがんばって続けるママを応援するお金です。正社員じゃなくっても、パートでも雇用保険を納めていればもらえます。
旦那さんの扶養に入っていて、雇用保険も納めていないという人はもらえません。

支給条件は休業前の2年間に1カ月に11日以上働いた月が12カ月以上あり、所定の雇用保険を納めていること。

育児休業基本給付金は、産休明けから子どもが1才になるまでの育児休業期間中に支給。月給の30％がもらえます！
さらに職場に復帰してから続けて6カ月以上勤務すれば、「育児休業者職場復帰給付金」が受け取れます。支給額は基本給付金と同じ期間分の月給の10％になります。
月給の定義＝残業手当なども含む、産休直前の3ヶ月間のお給料の平均です。

覚えておきたいのは、給付の制限についてです。
育児休業給付金の限度額は月額14万4630円。月給が高い人や年棒制の人は、給付率が30％を下回ることがあります。
また、育休中に給料が出る人は、月給の50%以下であれば問題なく給付されますが、月給が60%の人は20％、70%出る人は給付金は10%というように、50%を超える毎に減っていき、80%以上の月給が確保できる人は給付金はもらえなくなります。

意外と知られていないのですが、男性でも育児休業は取れます。
奥さんが働いている人はもちろん（奥さんが育児休業を取っていないことが大前提ですが）、働いていなくても産後8週間までは取得可能です。
奥さんが働いていて、仮に産休のみで復職する場合、男性も子供が生まれた日から8週間は育児休業可能です。
【楽天ブックス】男性の育児休業社員のニーズ、会社のメリット

もし上記の内容で質問等ありましたらBBSに書き込んで頂ければ、できる限りお返事はいたしますので、よろしくお願いいたします。