男の羅生門 ‐ Guitar&Bike Life ‐

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December 17, 2023
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カテゴリ: 六弦黙示録
見解から言えば・・・
​そうとは限らない!​

メイプルの綺麗な杢目、トラ杢やバーズアイ、キルト。
美しくエキゾチックなルックスで人気はありますが、実際にこの “杢” と言われる模様は木の成長過程が不均一だからこそ生まれたもので、実際には硬い部分と柔らかい部分が組み合わさったミルフィーユ状のものを言っているのは知れたこそ。そこに塗料を染み込ませると柔らかい部分に塗料が染み込み、硬い部分には塗料が染み込まない。これによって立体的な模様が浮かび上がって華やかになるというわけ。



ギター好きは木材好きが多く、この “杢” の美しさを3A、5Aと表現したりPRSでは10TOP等、豪華な杢目こそ評価が高く価値も上がります。精肉で言えばグレードが高ければ “旨い” となりますが、木材グレードでは美しい見た目と音とは別の話になってくるというのが現実です。



『プレーントップの方が密度があって音が良い!』という話もありますが、確かに杢が無い方が全体的に均一の強度になる傾向が強いのでバランスは良いかもしれません。ただし“杢があるから音が良くない” というのも大きな間違いで、杢があるからこそ複雑な音の乱反射があり、味わいのあるトーンを生み出している場合もあるのではないかなとも思います。難しいのはギターに関しては綺麗過ぎる音は面白味が無いということですね。この写真にあり kigosi guiter なんかの繊維の密度とかヤバいもんなぁ。問答無用の格好良さでしかない!(脱線)




ただし、ネックに関しては杢があると上記で示した様に、構造上 “硬い・柔らかいが混在” となるので、力のかからないボディトップ等であれば何ら問題無いですが、常に力のかかるネックに見た目だけで強度の無い材を使うと反りやすい傾向があるようです。 それこそ厳選された材 ( “柔らかい” とされている部分も反らない程に硬く、硬いとされている部分は更に硬い。)であれば問題無いでしょうが。

理屈っぽくなってしまいましたが、そういったデメリットを踏まえても美しい杢は非常に魅力的です。 天然木だからこその唯一の模様と存在感。 これを嫌いになるはずがありません・・・という中身のない語りでした。我ながら本当中身のない文章だな(笑)





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Last updated  December 17, 2023 08:30:07 PM
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