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たばこ値上げ1箱最大30円(中日新聞)


2006年5月12日 たばこ値上げ1箱最大30円(中日新聞)





増税20円に分煙コスト上乗せ

7月からマイルドセブン300円


 日本たばこ産業(本田勝彦社長、JT)は11日、たばこ税が7月1日から1本当たり85銭増税されるのに伴い、主力商品のマイルドセブンなど全116銘柄を、同日から1箱(20本)当たり10-30円値上げする価格改定を財務省に申請した。値上げは3年ぶり。マイルドセブンが1箱300円になるなど同シリーズ11銘柄を含む13銘柄は、1箱当たりの増税額約20円を大幅に上回る30円の値上げとなる。


 禁煙や分煙、嫌煙運動の広がりでたばこ市場は厳しさを増しており、同社は品質向上加え喫煙場所の確保や成人識別機能付き自動販売機の導入など、喫煙環境の整備に必要なコストも上乗せしたと説明。「愛煙家にはある程度のご負担をお願いせざるを得ない」(西沢省悟副社長)としている。


 看板商品のマイルドセブンは、1977年に150円で発表して以来、税制改正ごとに値上げし今回が7回目だが、増税分を超えて値上げするのは初めて。


 30円値上げの銘柄がJT製品の販売本数に占める比率は約47.3パーセントに達し、人気商品を狙い撃ちにした値上げとの批判も出そうだ。5月からはガソリンや第3のビールが値上げされており、たばこ値上げの追い打ちで生活の負担はさらに重くなる。セブンスターやキャスター・マイルドなど96銘柄は、増税分の約20円を価格転嫁するだけにとどめる。わかば、エコー、しんせいなど六銘柄は10円の値上げ。


 JTは増税などの影響で本年度の国内たばこ販売数量が百十四億本減り、連結営業利益で約三百七十億円の減益になるとの業績予想を四月に発表していたが、マイルドセブンの値上げで「さらに減益幅が広がる可能性もある」(本田社長)としている。



<たばこ増税>
今回の増税は昨年末、児童手当拡充の財源に充てるため与党内で急浮上し、1本当たり約7.9円だったたばこ税を7月から85銭引き上げることになった。たばこ税は国税分と地方税分があり、税収規模は2005年度で計約2兆1800億円。


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