レグザ録画ハードディスク復旧研究所

2024.05.07
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カテゴリ: TIPS・ライフハック
Intel第12/13/14世代用LGA1700 CPU反り防止フレームは、CPUのヒートスプレッダーの反りを抑えることでCPUとCPUクーラーの密着度を高め、冷却性能がアップするというのがメインコンセプトらしいですが、標準ソケットILMの締め付けでCPU自体が反ってしまってソケット接点とCPUが接触不良になり、メモリーやグラフィックスの認識不良といったトラブルも起こっているようです。むしろこちらのほうが重大な問題ではないかと思います。



今回、HP Pro SFF 400 G9 Desktop PCの保証が満了したので、CPU交換(CeleronからCore i5)と同時にLGA1700 CPU反り防止フレームを入れました。これで経年でのCPUの反りを心配することなく、パソコンを末永く安心して使うことができます。

LGA1700 CPU反り防止フレームの取り付けが完了し、CPUグリスを塗ってCPUクーラーを取り付けます。

今回の記事の肝の部分ですが、メーカー製パソコンだとCPUクーラーがネジ止めになっていて、CPUクーラーと標準ソケットILMのネジ8つを全部外すと、バックプレートがカランと下に落ちてしまいます。そうなるとネジが届かないので、マザーボードを取り外さないと、もう一度ネジ止めすることができなくなります。

標準ソケットILMを外した際にバックプレートが落ちないようにするには、CPUクーラーを外したあとのネジ穴(赤丸)にネジ(インチネジ)を対角に仮留めします。そうすれば標準ソケットILMを外してもバックプレートは落下しません。

以降、LGA1700のCPU交換でLGA1700 CPU反り防止フレームを取り外す際、このネジ止めのひと工夫を忘れずに行えば、バックプレートの落下事故を防ぐことができます。

あと大事なこととして、LGA1700 CPU反り防止フレームを入れるとマザーボードの保証がなくなるのですが、取り付けの際にマザーボード上の部品と干渉がないかよく確認してください。
この写真を見て、チップ抵抗が干渉しないか心配になって、もう一度CPUクーラーを脱着して再確認しました。

結果として、高さ方向に1mmほど隙間があったので、この角度での見た目ほどの危うさはなく大丈夫でしたが、最悪ショートして故障するところでした。延命させようとしてパソコンを壊したら元も子もありません。気を付けていきましょう。





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Last updated  2024.05.10 22:51:02
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