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2007.01.23

迷った挙句に買っちゃったんですよぉ・・・。

我ながらの無駄遣いですよねぇ・・・。

映画としては最悪なんですよ。
原作レイプってやつ？
まあ７０年代の小説を現代に映画化するんですから、アレンジは必要不可欠ですけどねぇ。
肝心なとこ変えちゃダメでしょ。
沈まないんだもの。日本。タイトルに偽りあり。
祖国を失った日本人の喪失感と無常観がこの小説の肝なんですけどね。台無しです。

それにね、一本の映画として観てもダメ、ダメなんですよ。
草薙君は日本中てんやわんやだってのに、行きたいところにスイスイ（まるでワープでもするがごとく）行っちゃうし、避難民のつらさや恐怖感がぜんぜん伝わらないんです。

旧作の東京大地震のようなカタストロフもないし、特撮シーンだって予告編で全部観れちゃうくらいだから・・・

でね、一番ダメなのは、樋口監督が一人で喜んでるところなんですよ。
子供のころみて大好きだった映画をリメイクできるのは、とっても嬉しいことだということはよく理解できるんですけどね、はしゃぎすぎですよ。
オタクがはしゃぎすぎて、周囲を引かすって場面がよくあるじゃないですか。
この映画はすべてがそんな感じ・・・。
樋口、自重しろ！お前が面白いことは、みんなが面白いことじゃないぞ！って注意してあげたい。そんな感じ・・・

でもね、そんな樋口くんの気持ちや思い入れが分かってしまうあたり、「ああ、オレもオタクなんだなぁ」って思っちゃったりして・・・。
だからこそスペシャルエディション購入だったりして・・・
うーん複雑・・・。

ああ、また散財だ・・・

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