シナリオで観よう!

シナリオで観よう!

PR

Profile

れいじさん

れいじさん

Category

2007.06.24
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
 特撮関連の書籍では他の追随をゆるさなかった名門「朝日ソノラマ」が店じまいするそうです。

 80年代に入り、ムック「ファンタスティックコレクション」シリーズを刊行。
 それまで児童書のみだったヒーロー番組の情報を「大人向け」に発信してくれました。
また、それまでは明らかにされなかった「製作の舞台裏」を読ませ、多くの支持をうけましたね。
 さらには「ファンコレ」の雑誌化ともいうべき日本最初の特撮専門誌「宇宙船」を発行。
 特撮業界のオピニオンリーダー的な存在となりました。
 今、雨宮慶太、開田裕治、河崎実、など現在一線で活躍している方々も「宇宙船」のクルーでした。
 今のオタクブームのパイオニアと言ってもいいくらいの存在だと思います。


 「宇宙船」が休刊になったとき、最後のご挨拶の中に「また新しい形で復活」との記述もあったのですが、もうそれも望めなくなりました。

 「宇宙船」休刊のときにも書いたかもしれませんが、朝日ソノラマの一連の書籍がなければ、今の私はなかったと思います。別な人生を歩んでいたでしょう。
 小学校生のときに「ファンタスティックコレクション 空想特撮映像のすばらしき世界」を手にとってしまったばっかりに、ボクはこの道にはまりこんでしまったのですから・・・。

 特撮関連本だけではありません。
 小説「ソノラマ文庫」は良質なジュブナイルを大量に発行。私達に小説を読む楽しみを教えてくれました。
 「クラッシャージョウ」「バンパイアハンターD」「キマイラシリーズ」
 枚挙に暇がありません。

 「朝日ソノラマ」は自分の少年時代、青春時代には欠かせない存在でした。
 その会社が消えていくのかと思うと、やはりさびしいものを感じます。
 出版業界がいま難しい時期に来ているのは百も承知でしたが・・・

 なにか一つの時代の終わりを感じざるを得ません。

 ありがとう。そしてさようなら「朝日ソノラマ」
 御社の本のおかげで、ボクの人生には一つの楽しみが生まれました。
 御社の本のおかげで、ボクは生涯通して特撮作品を愛し続けることでしょう。それはぎすぎすした社会の中で生きるボクの心の中でホッとするスペースでもあり、少年にもどれる瞬間でもあります。
 そんな楽しみ方を教えてくれた御社に、ボクは心から感謝しています。

 会社はなくなっても、「朝日ソノラマ」が発行した書籍はこれからも残り続けるでしょう。
 特撮ファンのバイブルとして・・・。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.06.24 09:12:56


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

やられた!@ Re:楽オク詐欺 被害報告(02/23) 私も、商品説明に本物と書いてあるブラン…
ルーち @ Re:みなさん、さようなら。(07/10) エロトラバにいきなり襲われた時、助けを…
アダージオ @ 寂しくなりますが…(>_<) こんばんは。 babiru_22さんのブログで…
skashima@ Re:みなさん、さようなら。(07/10) ご苦労様でした。れいじさんのブログを見…

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: