無題

謙信を超えた 。
越後の内政に尽くしてきた兼続。
謙信時代以上の民衆からの支持を集め。。

慶長２年(1597年)。。
太閤秀吉、倒れる。。

石田三成からの招きで、
目隠しされて兼続は秀吉に面会。。
場所を伏せないと。。
「どうしても、そなたに話しておきたい」と呼ばれた。。

秀吉からの頼みとは。。
「上杉に国替えをしてもらいたい」
「会津に行ってもらいたい」
徳川への備えとして。。
100万石の大大名にしてやる。。
「どうか、受けてもらいたいのじゃ。。」
と咳き込む。。

「兼続！　わしの最期の頼みじゃ！」と。。

兼続は景勝に。。
「断ればどうなる？」
「どの道、乱世になるのであれば、

　そなたはどうおもう？」
兼続は謙信の言葉を思い出し。。
「更なる高みを目指すべきかと。。」
越後より、日本国を見よと。。
それこそ義。。

春日山では主君景勝に代わって、
兼続が会津入りを発表する。
これで殿は120万石の大大名となる。
惣右衛門も兼続の言葉を助ける。。
しかし、家臣らは。。
越後を離れたくない。。

泉沢久秀も仮病で寝込む。。
「わしは行かぬ！　会津には行かんからな！」と。。

兼続から久秀へ頼み。
家中を渡り、越後に家族を残していいというものを探して欲しいと。。
国が乱れたら、また越後に戻る。。
家臣を残すものは硬く禁じられているが。。

仙桃院は兼続に。。
「御屋形様(謙信)の遺骸は、ここに残してほしいのじゃ」と。。
仙桃院は、ここに残り、謙信公をお守りすると。。

　その報せを受けた京の景勝は。。

春日山ではお船が京から戻り兼続一家勢ぞろいが。。
お船は「もう越後へ戻ることはないのでございますか？」と。。
「その覚悟は、しておかねばならぬ」と兼続。。
わかってはいても、生まれた国を離れるのは辛い。。
もっと辛い思いをしているものが、越後には大勢おるのじゃ。。」
明るく振舞うお船。

　そして上杉への国替え。。
　徳川家康、毛利輝元に次ぐ大大名へと。。
　越後には堀秀治が入ることに。。

　秀吉は「兼続には米沢30万石をつかわそうと思うが。。」と。
　秀吉、かなり最期が近い。。

　　　家康は気に入らない。。
　　　しかし、「秀吉さえ亡くなれば、
　　　その威光も消え失せる」と。。
　　　「この国を、新しく作りかえるのは、このわしよ」と。。

兼続は、城の引き継ぎのため、
雪を越え、
三成の待つ会津若松城へ。
新たな国づくりを。。
「頼んだぞ！」と三成。
兼続は会津30万石を受けなかった。
家中のものを思えば。。
「お互い貧乏性なのだ」

春日山に戻ると、
久秀らが春日山の土を集めていた。
久秀は自ら次男三男を百姓として、
越後に残していくことに。。

「正直、わしは辛い。。
　だが、殿とお主が決めたことだ。
　きっと上杉のためになると、
　わしは信じておる」

兼続は、お涼のもとへ。。
お涼は会津へは行かない。。
「想いが届かぬのであれば、どこかで引かねばなりません。。
　今が、その引き際。。」
心が苦しいとき、お涼殿の茶には助けてもらった。。
達者でな。。と。。

外に出ようとすると雪が。。
越後の雪を見て、兼続は物思う。。

雪を手に。。
涙。。
「この越後で。。わしのしてきたことは。。
　一体なんだったのであろう。。」と。。

春になり景勝が、
国替えの最後の仕上げに越後に戻る。。

仙桃院との挨拶。。
兼続を見出した仙桃院の目に狂いはなかった。。

「今生の別れでも、あるまいに！」と仙桃院。

そして景勝は毘沙門堂の謙信に。。

兼続は景勝を誘って、
越後を一望できる場所へ。。

兼続は草を分け入り。。

そして。。
越後を去る日がやってきた。。

兼続は家臣、町人らの引越しを手伝う。。
景勝も、その列に。。

それを見送る仙桃院。。

越後での日々。。

2009年大河ドラマ『天地人』　第34回　「さらば、越後」

直江兼続　…　妻夫木聡

上杉景勝　…　北村一輝

樋口与六　…　加藤清史郎

長尾喜平次　…　溝口琢矢

お船の方　…　常盤貴子

かよ　　…　あき竹城

樋口惣右衛門　…　高嶋政伸

大国実頼　…　小泉孝太郎

泉沢久秀　…　東幹久

石田三成　　…　小栗旬

徳川家康　…　松方弘樹

お涼　…　木村佳乃

羽柴秀吉　…　笹野高史

仙桃院　…　高島礼子

上杉謙信　…　阿部寛

　◆スタッフ◆

原作　　…　火坂雅志『天地人』

脚本　　…　小松江里子

チーフ･プロデュサー　…　内藤愼介

→公式サイト(NHK)

最近読んだ戦国モノの小説で一番面白かったのが。。

『のぼうの城』。。
小田原北条氏征伐の際の石田三成らによる武蔵国忍城攻略の物語です。

冒頭から「謙信を越えた」って。。
謙信の内政には、あんまり定評ないし。。

上杉にとって、
大きな分岐点なはずなんですけど。。

それが伝わって来にくいです。。

私が、ドラマに入り込めてないからなのか。。

確かに越後から会津への上杉国替え一本について描かれているんですが。。
兼続の忙しさを表現したためか。。

なんか散漫な印象。。

徳川家康の描写の少なさと、
伊達政宗の描写がゼロである点。。

なんか。。
国事としての国替えじゃなく、
ホームドラマ、ラブストーリー的な別れになっていて。。

この先、また、このドラマを楽しめるようになる時が来るのか！？

次回、第35回「家康の陰謀」。

この家康、大嫌いなんで。。
なんか期待できない。。

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