ぷちがーでん

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まさかの妊娠!?



生理がこない・・・

普通なら、凄く嬉しいはずのことだけど、手術後2ヶ月と経っていない私には、まさに「どうしよう!?」的出来事でした。
検査薬で調べると、わずか10秒足らずで妊娠反応が!

「しまった~!どうしよう・・・」

旦那に打ち明け、「どうしよう!?どうしよう!」とうろたえながら病院へ・・・
担当医ではなかったけど、やさしく接してくれました。

「ちょっと早すぎるんだけど、大丈夫。手術してよかったね。おめでとう!」

って。。。
でもね、手術から1年経たずに出産することになるから、普通分娩でいけるか、帝王切開になるか、五分五分であること、普通分娩の場合、促進剤は子宮破裂の可能性が高いから使えないこと、何かあったらすぐ帝王切開に切り替えることなど、説明がありました。

ドキドキだったけど、とりあえずホッ・・・

そのすぐ後に控えていた従妹の結婚式は、大事をとって欠席。
ちょっと残念だけど、一応「ハイリスク妊婦」ってことで相手も理解してくれてるしね。

ちょっと気になるのは、検診に行く度に「小さいな~?」って言われること。
この、「小さい」原因が分かるまで、そう時間はかかりませんでした。

遅ればせながら母子手帳をもらい、検診に通っていたある日。

「ん?あれ??ちょっと待ってて!」

え?なぁに?

映り方が悪いからと内診しての超音波画像を見た医師が、急にどこかへいってしまいました。

「どれ、見せてみろ!」

あ、主任の先生だ。なんだろう??

なにやらゴニョゴニョ話してるんだけど、よく判らない。
身支度を済ませて待っていると、今まで呼ばれたことのない部屋へ通されました。

??なぜ??

「赤ちゃんには、頭の骨がありません」

・・・はい?

「お母さんのお腹にいる間は成長もし、生きていられますが、出産に耐えられるかどうか・・・
 もし、生まれてきたとしても、呼吸をすることができません。1、2分しか生きられません。
 帝王切開だったら、その後、2年は避妊してもらうことになります。
 死んでしまうと分かっていて、産む勇気がありますか?」

そう言って差し出されたのが、「人工流産同意書」でした。

何も考えられず、その後どんな会話をしたのかも記憶にありません。
どうやって家に帰り着いたかも覚えていません。
ただただ、泣くことしか・・・

やっぱり、早すぎたんでしょうね。
化膿したために、普通では使わないような強い薬も使ったし。

翌日、旦那と一緒に、入院の準備をしてもう一度診察。
やっぱり同じでした。
助けてくれと食い下がる旦那に、医師は、

「生存の可能性は100%ありえません」

と・・・


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