共存のための工夫



3g10.gif 子供とペット 共存のための工夫


家の中でペットを飼うと「何でもアリ」になりがちなところがありますがそれはNGです。
特に赤ちゃんや小さな子供と一緒に生活するペットはきちんとしつけていかないと
事故や怪我につながりかねません。

このページでは子供とペットが共存するために
我が家で行っている工夫や心がけていることを具体的にご紹介します。

(後ほど娘のぜんそくのページがあります。「ぜんそく」に関することはそちらにUPさせてください)


■ 自分だけの居場所を作ってあげる
家の中をペットが自由に行き来するのは悪いことではありませんが
我が家は娘の彩も含め「自分だけの居場所」を作ってあげています。
いわゆる「ハウス」です。ハウスで落ち着けるために、やや広めに作ってあります。
基本は「ハウスの中」です。ハウスには他のメンバーは入れません。


↑これは現在蓮が使用中のケージです。
2階建てになっているので、面積は2倍分。広めです。
昔はよく外に出てうさんぽしていましたが、歳をとってからはほとんど出ません。
かといってストレスを溜めている様子もないので、今のところ充分な広さだと思います。



↑龍はこれに似た2種類のサークルを横に二つ繋げて使っています。両方トレーつきです。
広さは2畳くらいになるかと思いますが、木製のほうにトイレを設置してあります。

彩の居場所は和室です。和室にはペットは入れません。(パパとママは入れます)
龍は和室に入れないようにしつけました。蓮は連れて行きません。

←こういうものを使ってもいいかもしれませんね。

子供とペットは仲良く遊んでいられるうちはいいのですが、だんだんエキサイトして
どちらかが「もう、ほっといてよ!」となることがしばしばあります。
そういうときこそ避難場所となる「居場所」が活躍します。
家事などで目を離せない時間帯には、特に子供がまだ小さかったりすると危ないので
余裕がある時間までハウスでくつろいでいてもらうと安心です。

お留守番等で家を空けるときにもハウスで過ごしてもらいます。
我が家のペットの生活の基本は「ハウスの中」です。
龍のハウスの場所は、リビングのど真ん中壁面沿いです。
家族の動きなどしっかり見渡せるので、安心感を与え無駄吠え等も予防できます。
蓮のケージは、龍のハウスに向き合っています。お互いがしっかり見える位置です。

色々な意見があるかと思いますが、赤ちゃんや子供がいる家庭では
ハウス中心の生活が安心、安全かと思います。


■ トリミングやお手入れは自分たちで
ペットのトリミングにはなんと言ってもお金がかかります。
子供がいて、ペットがいて・・・
少しでも節約するために、トリミング関係は自分たちでできるようなりました。
ペットのお手入れは、ペットの健康管理にとっても大切です。
蓮の爪切りは二人がかりですが、龍の手入れは一人でもできるようになりました。
特にトリマーなどの資格はありません。本などで勉強して習うより慣れろです。
トリミングショップに行ってガラス越しにトリマーさんの動きを見たり。
耳掃除は動物病院でお医者さんに教えていただきました。

龍の爪切り、耳そうじ、ひげカット、シャンプー、ムダ毛カットは頑張ります。
ブラッシングもこまめにして、抜け毛を予防します。
肛門しぼり等は難しいので、たまにトリミングにお世話になることにしています。
蓮の抜け毛の季節には、庭に連れて行ってブラッシングです。

お手入れ関係はペットのほうが嫌がってできないという話も聞きますが
「ペットの慣れ」も大事です。
ペットが小さい頃から回数と時間をかけてじっくり慣らしていってください。
お手入れ道具をごそごそと出しはじめると尻尾を振って喜ぶような
お手入れ好きなペットになってくれたら嬉しいですね。


■ ペットがパパやママを独占できる時間を作ってあげる
人間の子育てでも同じ事が言えると思うのですが
パパやママと1対1の時間って大切だと思うんです。
赤ちゃんや子供と一緒に暮らしていると、何をするにも一緒になりがち。
ペットと1対1でたっぷり愛情をそそいであげるよう時間を作るようにしています。

蓮はもう「おじいちゃん」なので「ひとりにして」ということが多いのですが
龍にはちょっと気を使っています。
私の場合は、彩がお昼寝している間にハウスから出して遊んだり
トリミングの時間も大事なスキンシップの時間です。
パパの場合は夜遅く帰ってきたらハウスから出して遊んであげたり
休日のお散歩は二人で行くことも。走り回って遊んでいるようです。

「ちゃんとあなたも愛しているよ」
「あなたも大切な家族の一員、大切な子供だよ」
と伝えてあげることが必要だと思っています。


■ 家の中で排泄できるように
人間もペットも含め、子育てにはトラブルがつきものです。
特に体調管理が大変ですよね。何度も病院へ足を運びます。
子供の体調が悪いときには、ペットにある程度我慢してもらわないといけません。
病院が最優先で、ペットのお散歩は後回しになります。
最悪、お散歩にいけない日が何日か続くこともあります。

特にワンちゃんに関してですが、お散歩でしか排泄できないということも聞きます。
雨でも雪でも嵐でも散歩に出ないといけないの!というお宅も。
子供と一緒だと、子供だけでお留守番させるわけにいかないし
大雨の日に一緒に散歩には行くことは、はっきり言って無理です。
そうなってしまうと、とても困りますよね。

なので、我が家の龍は家のペットシーツでも排泄できるようにしつけました。
もちろん、お散歩中にも排泄します。両方排泄可能です。

排泄を我慢するようになってしまうと、病気の心配もありますよね。
実際に昔実家でかっていた犬は、このことが原因で腎臓に病気を患いました。
それもあり、「家でも排泄をできるように」は心がけました。

ダックスの特性もあってかよくシーツからファールしていますが(笑)
それはご愛嬌ということで・・・


■ 家族内の順位付けをしっかりする
「順位付け」は子供が大きくなるまで続く戦いのような気もしますが・・・
我が家でもしっかりできているかははっきりわかりません。
蓮(うさぎ)にとってはあまり関係のないことですが
龍(いぬ)にとってはずーっと頑張っていかなければならない項目でしょう。
誰がボス(=パパ)なのか?自分(=龍)は何番目(=一番下)なのか。
気を抜くとすぐに子供の上に立とうとすると思います。
子供に牙をむくなんて、絶対にあってはいけないのです。
そのためにも、しっかりとした順位付けが必要だと思います。

ご飯の順番は人間→蓮→龍。
家や門から出るときは龍が一番最後。 この二つは徹底しています。

遊びの主導権は人間が握る。これが彩にはまだ難問です。

何か龍がいけないことをしたら、彩もしっかりと叱るようになってきました。
龍も反省してしっかりと話を聞いています。

今のところ龍は彩に向かって唸ったり牙をむいたことは一度もありません。
(ちなみに蓮も彩をかじることはありません。パパもママもです。)
これから色々と試しながら頑張っていく項目になると思います。
何か有効な策があったら、更新していきますね。


■ 「子供」にしっかりと慣れさせる
赤ちゃんや子供と一緒に暮らしていくペットは
大人とは違う「赤ちゃんや子供」に慣れていかなくてはいけません。
特に子供は力加減がわかりませんし、何をするかわかりません(笑)。
耳や毛を引っ張りもしますし、かといってバランスを崩してすぐに転びますし。
甘噛みしたとしても怪我をしてしまうかもしれません。

子供にしてはいけないことを徹底的にしつけることが大切です。
甘噛み、飛びつきはNG。散歩中のリードもひっぱらせないように。
子供用のおもちゃも使わせないようにしたほうがいいですね。

反対に、子供側のしつけも大切になってきます。
ペットが嫌がること、してはいけないことを子供にも徹底的にしつけます。
ペットが痛がることは絶対にやめさせる。意地悪をさせない。

自分の家の子供だけでなく、他の「子供」にも慣れることも大切です。
お友達がお家に遊びに来たりすることもありますからね。
お散歩中、子供に出会ったらたくさん触ってもらっています。遊んでもらうことも。
飛びつきをやめさせる、しつけのチャンスでもあります。

たくさん楽しい思いをして、子供大好きなペットになれますように。
そうすれば、大人でも子供でも人間と上手に付き合えるペットになれると思います。





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