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甲状腺ガンの病期








  ガンと診断されると、様々な検査が行われると思います。

  病気に侵された臓器あるいは臓器の一部を、肉眼および顕微鏡下で観察して下される診断を、病理診断と言います。

  「甲状腺の検査」のpageでもお話してきた、CTやMRIなどの画像診断もガンの診断に欠かせない検査であり、
  画像診断技術が発達してきた今、画像診断だけでも的確にガンの診断が下せる時代となっています。

  しかし、CT・MRIなどでとらえた画像は、疾患そのものがそのままの色合いや形状で映し出されるわけではありません。

  つまり、疾患の影を見て病気の診断をしているということになります。

  ところが、病理診断に際しては、疾患に侵された臓器・又は臓器の一部を
  実際に手に取り、じかに見て、また顕微鏡下で観察して病理診断が下されます。

  と言ったことから、画像診断も有効な、診断に欠かせない検査ではありますが、
  病理診断は最も正確な、最終診断と言えると思います。

  実際に、画像診断からは予想もされなかった病理検査結果が報告されることも稀にあります。

  私自身も、甲状腺乳頭ガン確定は、摘出した右葉甲状腺の病理結果からのものでした。

  また、子宮ガン告知後のMRI検査では、ガンは映りませんでした。

  円錐切除後の病理結果で、子宮頚部腺ガンが確定されました。

  この病理診断では、良性・悪性を区別するだけでなく、ガンの種類の診断についても
  決定的に重要な役割を持っています。

  そして、ガンそのものの広がり・リンパ節への広がり・および隣接していない遠隔臓器への転移の有無
  これらによって表現されるのが、ガンの病期(ステージ)です。

  ここでは甲状腺ガンの病期について、まとめていきます。



乳頭ガン・濾胞ガン


1期

ガンが甲状腺の中にとどまっている。

2期


45歳以下の場合:ガンが甲状腺を越えて広がっている。
 (リンパ節への転移が確認された為、私の該当するのもこの2期です。)

45歳以上の場合:ガンが甲状腺内にとどまっているが、1cmより大きい。


3期

45歳以上の患者で、ガンが甲状腺を越えて広がっているが頸部にとどまっている。または転移がリンパ節である場合。


4期

45歳以上の患者で、肺転移や骨転移が見られる。





髄様ガン


1期

ガンが1cmより小さい。


2期

ガンの大きさが1cmから4cm。

3期

リンパ節転移がある場合。


4期

肺転移や骨転移などの遠隔転移が見られる場合。                         



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