今を大切に笑って生きる事。

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涙がとまらない毎日





●2005年8月11日●

  円錐切除の結果、採った部分の奥の方にも癌細胞が見られた事や、
  ガンの大きさから、円錐切除だけではいけないようだ。

  私のガンのステージは1b1期。
  本来なら全摘。

  円錐切除の病理結果→ diary


  私の通う倉敷成人病センターには、子宮頚部だけを摘出する特殊な、
  日本ではまだ例の少ない、子宮温存手術という術式があった。

  正確には【子宮頚部摘出(切除)術】と言い、
  癌細胞のある子宮頚部だけを摘出し、膣と子宮体部を繋ぎ合わせる術式だ。

  子宮温存手術(子宮頚部摘出術)について→ enter


  赤ちゃんの育つ子宮体部を残すので、妊娠も可能。
  でも、通常より子宮が小さくなるので、妊娠しにくく(自然妊娠も難しい)
  妊娠しても、早産や流産の危険性が高くなる。

  でも、実際日本ではまだ3例だが、出産されている方もいらっしゃるそうだ。

  温存手術後に出産→ diary


  ただ、まだその術式自体があまりされていなく、データも少ないそうだけど、
  再発の可能性としては、温存も全摘も変わらない。

  しかし、全ての人が温存出来る訳ではなく、
  ステージが1b1期までで、術前の検査で転移がない事も条件。
  術中に、全摘に変えざるを得ない事もある。

  私の「腺ガン」の場合も、悪性度が高い事から、慎重にならないといけない。

  私は、どうしても、残したかった。
  どうしても、子供が諦められなかった。

  私の主治医は悪性腫瘍に対する腹腔鏡手術の第一人者で、世界的にも有名な先生。

  そして、私のようにまだ未婚で子供もおらず、全摘しかないと言われた女性の為に、
  温存という方法で妊娠出来る可能性を研究されている、女性の味方である素晴らしい先生。

  その温存を手がけている先生が、やはり腺ガンの場合全摘が望ましい。とおっしゃった。

  もう、残せないんだ・・・。
  もう終わった・・・。と思った。


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