りきりき元気です!

りきりき元気です!

力斗出産


しかし予定日を過ぎても一向に産まれない・・・
パパは丁度一週間出張だったので、その間実家に戻っていた。
暑くて体も重く気力のない私は毎日ゴロゴロし、母に怒られた。

早く産まれろ~~と毎日散歩した。
でも全然産まれる気配なし(++)

結局出産前に管理入院(?)することになった。
病院の1階から10階までの階段を汗だくになりながら何往復もして、
同じ部屋の人から驚かれた(笑われた)。
それでも全然駄目・・・・

子宮口も開いてないし、下に下りてきてない。
先生に「ちょっと様子を見て駄目だったら、子宮を開く棒を入れます。それでも駄目なら帝王切開します」と言われた。
友達に子宮を開く棒はかなり痛いと聞いてたので、ゲッと思った。
帝王切開も、お腹を切るなんて・・・・と嫌だった。

あー、でも覚悟しなくっちゃ・・・

と思った矢先に前駆陣痛(予定日より2週間近く遅れての事)。
やっときた!とうれしかった。
その時はまだ耐えられる痛みで、余裕~♪なんて思ってたが、徐々にかなり痛くなってくる。

痛さのあまり、パパに「もう絶対子供は産まない!一人っ子にする!!!」と言ったら、パパは「一人っ子はちょっとなぁ・・・」って言うんだけど、今から考えたら変な会話だ(^^;。
苦しんでいる私に、看護師さんは「こんなのまだまだよ」と言う・・・
こんなのが1日半。それでもかなり痛かったぞー!!

夕方とんでもない痛みが襲ってくる。死ぬかと思った。本当に。
このまま私は死んでいくのね・・とほんとマジで思った~!

看護婦さんと先生(男)に「いい陣痛だ♪」「それが本当の陣痛(に苦しんでいる)の顔よ」「おっ だんだん痛みに慣れて来たろう~♪」って言われたんだけど、看護婦さんはともかく、男のあんたに言われたくないよ!!!と心の中で叫んだ。

土日だったので、母とパパも来てくれてた。
二人とも寝ないで、痛さに耐える私の腰を一生懸命さすってくれる。
きっと大変だったに違いない。有難い。
しかし・・・・・・・
陣痛と陣痛の波の間で一瞬楽になる時、ふとパパの方を見たら、なんとクロスワードパズルをやってるじゃないか!

「なんで私が大変な時にパズルなんてやってるのよー!!最低!!」とタオルを投げつけたらパパは、

「だって、あと1マス、1マスだけ埋まってなかったんや。ずっと気になってたんやー」

ですって!もう頭にきた。

それを見た母は「私の娘が旦那さんにタオルを投げつけた・・・」と違う意味でショックを受けたらしい・・・。もうイヤ。

陣痛は長かったが、分娩台に上ったら1時間で産まれた。

感動の一瞬。

しかし・・・・・・・・


泣き声がしないのだ。
赤ちゃんはあっという間に隅っこに連れて行かれ、処置が行われた。
新生児仮死だった。







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