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みなさん、こんにちは。
世界では同時株安ならぬ同時格差社会進行中です。
といっても「誰か」が計画的に進行させているのですが・・・・・・
ガソリンなどの燃料、食糧などの高騰なそを煽り、国家組織を使い税金と警察権力で締め上げ、 世界の大衆を一挙に低所得者に落とし込む計画は今のところうまくいっているようです。
いい加減しろ!ビルダーバーガーたち!
(転載開始)
格差社会
を描いてブレイクしたフリーライターの堤未果さんの「ルポ世界同時貧困 米国 医者さえ転落する」という記事に、ある米国医師の窮状が淡々と描かれています。
米国ではER診療にのみ応召義務が法規定されているとのことですが、このルポの取材対象である外科医デニスも、当然のことですが病院にかかれない患者がERに運ばれるのを何度も目にしています。そのような患者を診てきたデニスが、いまや妻から「今日、社会保障事務所に行って低所得者用食料配給切符の申請をしてきたわ」と告げられる身になったという話です。
デニス医師が勤務先のパリセイズ病院に退職願を出したのは、2007年の11月のことです。理由は、 医師賠償責任保険
の保険料が高騰し、支払い続けることが困難になったことです。
2001年12月、医賠責分野で全米第2位の「セント・ポール・カンパニー」社が、不採算を理由に撤退します。同社の保険に加入していた4万2千人の医師は別社に加入を余儀なくされます。デニス医師もその一人でしたが、新規契約はとても高騰した保険料で設定され、とても維持できませんでした。
なんと従前年間5万ドル(約600万円)だった保険料が、新規契約になったとたんに18万ドル(約2千万円)と、跳ね上がり方も半端でありません。そこで突きつけられた究極の選択は、「べらぼうな保険料を払うか、廃業か」です。
デニス医師の年収は20万ドルでした。可処分所得は、20万ドル引くことの18万ドルで2万ドル(約200万円)です。まさに ワーキング・プア
です。妻には、「もっといい仕事、たとえば保険のセールスでもやってくれ」とリクエストされますが、決心はつきません。ドロップアウトする同僚も多い中で、デニス医師は歯をくいしばって高額保険料を払い続けます。
そこに追撃がきます。デニス医師はERに運ばれて、その後に医療費が払えないで病院を追い出されたDM(糖尿病)患者を駐車場で目撃します。助けを求めるその患者の眼差しと妻の眼差しが重なり、デニス医師はその場に座り込みます。それはパニック症候群に陥ったのか、それともうつの入り口だったのか、結局デニスはふさぎ込むようになり、病院を辞めます。再就職を求めるもののうまく行かず、ついに国内で2800万人を超えた食料配給切符受給者の1人になってしまったという物語です。
このようなナラティブが、全体像をどれだけ反映しているのか、第一話と同じく、その地に縁のない私には分かりません。ただ、日本の医師も医賠責保険でここまで追われなくとも、バーンアウトはずいぶん耳にします。弁護士も医師とは違う形の人員のオーバーフローで、身過ぎ世過ぎが非常に大変になっているのが業界の常識となっています。
歯科医の知人もワーキング・プア論を当然の前提に語りますし、公認会計士の業界も今は業務拡大で増産中とはいうものの、多分一時の増員の手当が後に厳しいリバウンドになるだろうと評す業界人が多数派です。
新自由主義的イデオロギーがこのような現実を生んでいるのかどうか、私には判断できませんが、現象論的には間違いなくプロフェッショナルを含めて、危うい豊かさ、危うい貧しさが世界中に蔓延しています(日経メディカル)。
(転載終了)
堤未果さんのルポは真実のアメリカの姿を垣間見た気分になりました。
医師が保険料を払えずに廃業しているのは、数年まえから話題になっていました。
医師はロックフェラーのようなビルダーバーガーたちが消滅させたい典型的な中間層ですから、さぞ計画がうまくいって喜んでいることでしょう。
アメリカで起こっていることが数年遅れてそのまま日本で起きているのですが、これほどの格差社会になっても暴動ひとつ起こらないのは、日本人も米国人も洗脳された羊だからでしょう。
多くの米国人にとって、誰が大統領になっても関係なく、それより目先のパンという生活でしょう。
日本でこの流れを止めることがはたしてできるのでしょうか?
私は残念ながら、崩壊するまで進むと思います。
先進国が崩壊してもインド・中国などの国が伸びれば、多国籍企業はもうかるのですから。
ここ数十年は歴史的に見ても大混乱が起こり、世界中の問題が噴出してくるでしょう。
平凡な日本人である私もいまから身構えています・・・・・・