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2012.01.08
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当地の映画館で昨日から「ノルウエイの森」が上映されている。

たまたま新聞で知ったオヤジは夜の部を観に行ったのであった。

よう知らんかったが日本では2011年6月に公開されておったのじゃね。

ま、それはともかく、ワシは古くから村上春樹殿の小説の愛読者

にて、ノルウエイの森も読んで久しい。


松山ケンイチ殿演じる「僕」はなかなかに味わい深いものであったな。

ワシの中で「僕」はノルウエイの森だけでなく、村上春樹殿の他の

小説に出てくるすべての「僕」と同一であり、ワシなりの「僕」像が

既に構築されていたわけであるが、松山殿にはよい意味で裏切られ




直子の菊池凛子殿は、初めは多少違和感があったものの物語が進む内

直子そのものになってくるから不思議じゃのう。

まあ、役者の存在感やら演技力がそう感じさせるのでしょうな。

大したものですな。


元来小説は文字だけの世界であるゆえ、読者は作中人物の姿・声音から

情景など自由に描けるものでありますが、映画化されることで一つの

解釈をみせていただけるのも楽しいものですな。

無論、裏切られることもあるわけですが...

まあ、素人目にはよく出来ていたと思いますなあ。


なお、ついでに言うと緑役の水原希子殿が思いのほかよかったですな。

独特の存在感を醸し出しておりましたゾ。




も一つついでに、細野晴臣殿がレコードショップの主人役で出ており

これまた独特の雰囲気を醸し出してましたなあ。

セリフがなかったのがご愛嬌で、あまりキャラが立つと映画を食って

しまうでしょうし...


当たり前かも知れませぬが、小説で思い描いた人物像に比べどのキャラ



オヤジ的には小説のイメージとぴったりだったのは、「僕」の先輩

である永沢氏とそのフィアンセのハツミさんですな。


などと思いのたけを書いてみましたが、世間的には早や旧聞に

なるのでしょうな。

半年強タイムスリップしたオヤジであった。

なお、地元誌の評は星3つ?だったような。もう少し高くてもよかった

気がするのう。ひいき目かも知れぬが,,,





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最終更新日  2012.01.08 22:32:42
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