Carpe Diem ♪

メキシコの敗退に思う。

いや～、すっかり見入ってしまいました、アルゼンチンvsメキシコ戦。

結果だけ見ると順当にアルゼンチンが勝ってベスト８に駒を進めメキシコは残念ながら今大会もベスト８の壁を破れず、

ということになるのでしょうか。

メキシコはポルトガルとグループリーグで同組だったこともあって戦いぶりは見ていたので

「これはアルゼンチン、苦戦するだろうな」と思っていたのですがそのとおりになりました。

メキシコは体格的には日本とほとんど変わらない。

でもそれ以外のところはまったく違うといっても過言ではありません。

９０分どころか延長で１２０分を戦っても衰えないスタミナ、ボールを扱う正確な技術、

チームとしての戦術がしっかりしていて選手全員がそれを完全に理解していること、そして「絶対に勝つ」という強い意志。

何より彼らは自分たちが他国に比べて体格的に劣ることをまったくハンディキャップと思っていません。

「日本はメキシコのサッカーを目指すべき」というようなことが言われることもありますが今のままでは１００年かかっても無理です。

メキシコのサッカーは見ていて本当に面白い。　

技術的にもそうだし「絶対に勝ってやる」という気持ちが伝わってきます。

彼らのような選手にこそ「感動をありがとう」という賛辞がふさわしい。

負けたのは悔しいだろうけど胸を張って母国に帰って欲しいと思います。

実は４年前のワールドカップ、運よくチケットが取れてメキシコvsクロアチアの試合を新潟に見に行きました。

（国家演奏のときの「アイーン」ポーズも生で見ました）

今大会のメキシコはその時よりも数段進化していました。

ここで消えてしまうには惜しいチームでしたね。

余談ですがそのとき知り合いになったメキシコ人サポーターのおじさんに

「イチオシ選手は誰？」 と聞いたら 「ラファ･マルケスだよ」 と即座に答えが返ってきました。

今でこそメキシコ代表のキャプテンを務め所属クラブのFCバルセロナでもレギュラーを張っている選手ですが

当時はまったく聞いたことのない選手でした。（世界的にもさほど有名ではなかった思う）

てっきり当時メキシコの選手としては一番有名だったブランコあたりの名前を挙げると思っていたので拍子抜けしたものです。

でもさすが自国のサポーターはちゃんと見てるんですね。

マルケスは前回ワールドカップの後FCバルセロナに移籍し今のキャリアを築き上げたのですから。

サッカーの強い国はサポーターも慧眼ですね。

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