ワインと絵画がある生活

ワインと絵画がある生活

2016.10.18
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カテゴリ: ワイナリー紀行
東京には、日本ワイナリーのコンセプトショップ(レストラン)がいくつかある。有名どころでは、メルシャンの「シャトー・メルシャン トーキョー・ゲスト・バル」や、サッポロの「グランポレールワインバー トーキョー 銀座コリドー街店」。

これらの都心(大阪でもOK)にある、コンセプトショップは広告効果も大きいし、日本ワインに親しむきっかけにもなるので、サントリーさんもどうなのだろう? 山崎や白州は日比谷にあるしね、などと勝手に妄想してみました。ちなみにフジマルも東京だけど、前記の2店とはコンセプトが違うので除外。

すぐに気づいたのが、ワインリストを組むのが難しいこと。メルシャンとサッポロの状況は以下の通り。

メルシャン:低価格帯はアンサンブルシリーズ。泡も低価格でバリエーション多し。その上の価格帯2千円から5千円のラインナップも充実。山梨と塩尻だけでもけっこう充実していたのに、マリコヴィンヤードで強力な布陣。

サッポロ:メルシャンの充実度にはかなわないけれど、リーズナブルな「エスプリ・ド・ヴァン・ジャポネ」や、泡の「グランポレール 甲州スパークリング」を近年リリース。そのほかには2千円前後のものが多く、安曇野池田シリーズが3千円から7千円程度。近年までパッとしないラインナップだったのに、安曇野池田と「エスプリ・ド・ヴァン・ジャポネ」の登場で一気に充実。

そしてサントリーでワインリストを考えてみる。うーむ、難しい...。

白のローエンドはジャパンプレミアム甲州とシャルドネでいいとして、赤はジャパンプレミアム マスカット・ベーリーAだけでは弱すぎる。ベーリーAは好みが分かれるので、メルシャンの「アンサンブル 藍茜」のような、リーズナブルで万人受けするものが欲しいところ。見たことが無いけれど、ジャパンプレミアム メルロが候補なのかな。

そしてリーズナブルな泡が無いのが一番の問題。やっぱりレストランに泡は欲しい。それまでは、プレモルとフレシネでリリーフか?

そして悩ましいのが、日本ワイン好きが買いやすく、またレストランでもさばきやすい小売り3千円前後(税込み)に魅力的なアイテムが少ないこと。白はまだいいとして、赤はけっこう厳しい。価格付けやラインナップだけでなく、ブランディングの問題もある?



さらにワインリストを充実させるために、資本関係のあるラグランジュとロバート・ヴァイルを追加。なんだか日本ワインコンセプトショップとはズレて来てしまった。うーむ。

今回ワインリストを考えてみて、いいワインを作ることも大事だけれど、それと同時にラインナップやブランディングの大切さを痛感したところ。





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最終更新日  2016.10.28 01:23:03
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