Haj Bektashiyah
ベクターシ教団
１２世紀にトルコに興る,
ハッジー・ベクターシを祖とされている。
シーア派的・シャーマン的傾向が強く、
オスマン帝国のイェ二チェリ軍団を味方につけ、
アタチュルクの側に立ってともに戦う。
民衆の篤い支持を得、勢力をのばした。
１８２６年に軍団が壊滅し弾圧を受け衰退した。
教義にはギリシア正教や
グノーシス主義の影響をうけているとされる。
建国後は、政教分離が確立される中で、
ベクタシ教団も政治参加を禁止されながら、
今でもアタチュルク支持の立場を守り通しています。
Haji Bektashiyah wali
カッパドキア近郊のクルシェヒルという町に
ハジ・ベクタシの霊廟があります。
テッケ（修業場）としても使用され
そこでセマーをしたりもします。
ホラサーンに生まれ、１２７１年没。
（アレヴィー派のセマーの様子）
ハジベクタシの霊廟は
聖人ハジ・ベクタシの住居であったといわれており、
博物館として公開されています。
けれどもべクタシ教団は「原理主義者」から
イスラムではないという非難を受けているとか。
それは、
[モスクに行かない、]
[１日５回礼拝しない]
[廟の中を犬のようにひざまづいて歩く]
[酒を飲む]
[浄化しない肉でも食べる]
[コーランの戒律のみを重要視しない]
[女性も男性も同じよう同じ場所で礼拝する]
が、非難される要因だと思われています。
＝信者たちは、霊廟の入り口から膝行して、
壁や柱や遺品に口づけしながら進み、
棺に口づけして礼拝するとそのまま膝行して戻る。＝
と、独自の礼拝様式を持っているようです。
ハジ・ベクタシは、
「信仰によって求めるべきものは、
メッカでもなく、エルサレムでもなく、
ダマスカスでもなく、自分の心の中に求めよ」
といっています。
アレヴィー派の人々の祖ともいわれていますが、
こちらの文献からハジベクターシへの追悼の詩を引用します。
Seek and Find.
探し、そして見つけなさい。
Dont forget that your enemy is also a human.
あなたの敵もまた一人の人間であると。
Teach the woman.
女性にも教えをあたえなさい。
Dont do to anyone what you dont want done to you.
あなたがされたくないことを、他の誰にもしないようにしなさい。
do not criticize any man or people.
どんな人にも、人々にも批判、批評はやめなさい。
Even if you are offended,do not offend in return.
たとえ、あなたが感情を害しても、気を悪くせず戻ってきなさい。
Take responsibility for your word, action and morals.
あなたの言葉や行動、道徳に責任を持ちなさい。
Take responsibility for your own spouse,job, and nourishment.
あなたの配偶者、仕事に責任をもち、そして滋養的でありなさい。
どうです？素敵な言葉でしょう。
英語は苦手なので稚拙な訳でごめんなさい。
許してね。(m´･ω･`)m
アレヴィー派の人々については諸説あって
クルド系の人々の中にも多いとか。
政治と宗教、入り乱れる中での弾圧などの重圧は
いまでもなされていると聞きます。
宗教間の不要な争いがない世の中になることを
いのるばかり・・・です。
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