投獄のきっかけはひときれのパンを盗んだことだった。 長い間、獄中にいたジャンバルジャン。 その半生とこの世の悲惨さを描いたこの物語は世界中にファンがいる。 中国語ではこの話を「悲惨世界」と呼ぶらしい。 1995年にはロイヤルアルバートホール(ロンドン)で10周年記念コンサートが開催された。 世界各国から17人のジャンバルジャンを演じた俳優が集まった。 (日本からは鹿賀丈史が出演した) 彼らによる「民衆の歌」(Do You Hear the People Sing?)は有名。 それぞれの国の言葉で歌われた。 このコンサートのために集められた合唱隊も混ざっての「one day more」も見事だった。 原作者のビクトル・ユゴーが生きていたら驚くに違いない。