りゅうちゃんミストラル

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2009.06.16
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テーマ: 韓国!(17324)
カテゴリ: 映画

李鳳宇 さんの案内による韓国映画の流れは面白かった。



※この番組は4回のシリーズだったが、私は見逃した回があった。
その後放送された総集編があったので助かった。

朝鮮戦争 光州事件 という韓国の歴史。
それらが与えた映画への影響がいかに大きかったか。

印象に残ったのは 華城連続殺人事件 について。

私は過去、華城に行ったことがあった。
華城は京畿道にある。
ソウルからも地下鉄一号線で行くことができる。
(地下鉄一号線は国鉄に乗り入れしている)
この路線は世界遺産の水原華城で日本人にもなじみが深い。
華城は水原の少し先。

時間があれば韓国式旅館にでも泊まりたい、のどかないい場所だった。
あの、のどかな場所が「殺人の追憶」の舞台だったとは。
しかもこの事件は未解決のまま。

監督のポン・ジュノが話していた。

「DNA鑑定はアメリカでなく日本に依頼」

日本に依頼するということは明らかにできなかったのだろう。
当時の韓国にしてみたら、当然のことかもしれない。

最近、足利事件で過去のDNA鑑定が覆された。
それを思うと複雑な心境だ。

南北分裂の悲劇と言えば「JSA」。

ソン・ガンホ、イ・ビョンホンが出演。
オリオンのチョコパイが印象的だった。
(この映画に関しては、チョコパイはオリオンでなければならない)
「チャングム」のイ・ヨンエも出ていた。

南北の兵士が笑って一緒にチョコパイを食べられるようになる日。
それはいつになるのだろう。

金日成の暗殺計画を元に製作された「シルミド」も忘れられない。
映画だけでなく、実際に暗殺のための訓練が行われていたというのがすごい。

政府による検閲の話も興味深い。
「北朝鮮にどう見られるか」という視点は韓国独特のものだ。

今でもソウルから軍事境界線ツアーに参加する場合。
服装に規制がある。ジーンズなどは禁止。
ノースリーブやサンダルも禁止だ。
これは北朝鮮軍を刺激しないようにするという意味がある。
それと同時に北側がプロパガンダに利用するという。
「南(韓国)ではこんな服装をしている」という具合に。

かつて韓国は「近くて遠い国」だった。
今では多くの韓国映画が日本でも受け入れられた。

こうした番組はNHKでなければ難しいのだろう。
政治や戦争の情勢が絡んでいるだけに、掘り下げることが難しい部分もある。

番組を忘れないためにこの記事を残す。

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最終更新日  2009.06.25 11:19:50


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