ワルディーの京都案内

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2016/05/27
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テーマ: 癌(3547)
カテゴリ: 癌治療情報
朝日新聞「患者を生きる」の記事を引用し、私の意見・感想・気づきなどを述べさせていただいています。

≪2016年3月31日の記事≫ 

 東京都江東区で保育士として長年働いてきたKKさん(56)は、卵巣がんの2度の手術と抗がん剤治療を経て2008年1月、約1年ぶりに職場復帰した。

 短時間勤務から始める選択肢もあったが、最初からフルタイム勤務にした。心配する同僚には、「つらいときは、自分からつらいと言うし、耐えられなかったら休日を取るから、以前と同じように接して」と伝えた。

 園児たちに囲まれていると、「私がいる場所はここなんだ。私を必要としてくれているのは、この子らなんだ」と、胸がいっぱいになった。病気を経験したことで、「命はいただきもの」という思いが強くなった。その瞬間瞬間を、思い切り楽しそうに過ごしている園児たちを見るだけで、いとおしくなった。

 それから約6年。14年4月に、江東区の保育園の園長に就任した。しかし、その3カ月後、定期的に受けていた腫瘍(しゅよう)マーカーの数値が上がっていた。PET検査を受けると、腹膜にがんが見つかった。

 9月に手術を受け、摘出した組織を調べたところ、原発の卵巣がんが転移したものだった。仕事を続けるため、その後の4カ月間の抗がん剤治療は通院を選んだ。

 朝6時に病院に着き、できるだけ早い順番を取って約6時間の点滴治療を受けた。職場に戻るのは夕方になった。副作用の吐き気や脱力感がひどいときは、通院や通勤にタクシーを使った。

 昨年2月に抗がん剤治療が終わり、経過観察を続けている。「職場の理解や医学の進歩、そして、家族の支えがあって、今の私がある」と感じている。公務員のために条件が恵まれていたことには感謝している。がん患者が増え続けるなか、きちんと休職でき、給与も保証されることが当たり前の社会になってほしいと思う。

 部下の保育士が、がんで休職することも経験した。復職したその保育士には、自らの経験をもとにアドバイスの言葉をかけた。

 「つらいときはいつでも言って、休んでね。いつでも休日を取ってもらうから。言ってもらえないと私たちにはわからないし、自分の体のケアは、自分しかできないから」







>公務員のために条件が恵まれていたことには感謝している。

 そうですね。下記第2回の記事を読んで少々驚きました。


>入院の当初から180日間(現行は90日間)取得した「病気休暇」は07年7月で終わり、
>「病気休職」という別の制度に切り替わっていた。
>区職員の病気休暇では基本給が100%支給され、病気休職は最初の1年間が8割支給される。

 私が発病したとき勤めていた会社は、年休消化後すぐ休職で、傷病手当金が1年半支給されましたが、収入は3分の2になりました。


>きちんと休職でき、給与も保証されることが当たり前の社会になってほしいと思う。

 確かにそうなればありがたいことです。しかしそのための資金がどこからか湧き出してくるわけではないし、現実にはむつかしいでしょう。公務員の方はこういうような点で、民間に比べて恵まれているのだという意識を持っておいていただければありがたいです。




 これも抗がん剤の種類次第ですね。私はドキソルビシンとイホマイドの点滴を受けました。ドキソルビシンは1日に1時間を2日なので、物理的には通院治療が可能ですが、イホマイドは24時間X4時間なので入院しか方法がありませんでした。


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最終更新日  2019/03/30 11:04:10 AM
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